Seed Destinyを振り返る(その3)
ストーリーの進行に「もっさり」感が出てきた頃ですね。それに、総集編、やたら多かったような気がする。全体で3、4回くらいあったよね。
やっぱ、キラ、アスラン、シンの3人の視点で展開するのは無理があったんではないだろうか?
度重なる失態にロゴス幹部たちに叱責を受ける「ブルーコスモス」盟主、ロード・ジブリール。そんな彼は、とてつもない強攻(凶行があうか?)に出た。デストロイによる、ベルリン強襲である。「我に従わないものは、「死」あるのみ」とばかりに街を焼き払う。モニターでこの様子を見ていたアーク・エンジェルの面々は、ベルリンへ急行する。遅れて、ミネルバが到着し、この様子に戸惑いながら、デストロイの掃討に加勢する。結果的に、フリーダムがデストロイを倒し、この場をおさめた(このときの様子がザフトから映像として流れるが、そこにフリーダムの姿はなかった)。徐々に衰退していく連合軍。そこでザフトは標的をアーク・エンジェルに移し、ミネルバをその討伐に向かわせる。突然のザフトの攻撃に驚き、逃げ惑うアーク・エンジェル。辛くも危機を脱したが、フリーダムを失う。
戦闘が激化する中、ロード・ジブリールはオーブに逃げ込む。このことを察知したザフトは、軍をオーブに向かわせる。ロード・ジブリールの引き渡し要求を出すが、オーブの(というか、ユウナの)見え透いた嘘の回答に怒り、総攻撃を開始する。国の一大事に、とばかりにカガリがオーブに戻り、態勢を立て直し、総攻撃をしのぎきる。その最中、ロード・ジブリールは宇宙へ上がる。事の次第をメディアを通じ、デュランダル議長に問うカガリ。しかし、その放送をジャックし、オーブの行為を「悪」とし、ザフト軍の正当性をミーアを通してアピールするデュランダル議長。しかし、さらにメディア・ジャックをし、ついに、ラクスが表舞台へと姿を現す。
シンにとって、色々とあったのがこの頃。ステラとの出会いと別れ(死別)、フリーダム、アークエンジェルの登場。そして、シンが違う方向へ向かい始めたのがこの頃でもありました。パイロットとして急速に成長してきた頃なので、そのことが、さらにシンを増長させてましたね。そして決定的なのがベルリンの市街戦。シンはネオからデストロイのパイロットがステラと聞かされ、説得を始めるシン。目の前にいるのがシンとわかり、その言葉に応えようとするステラ。しかし、その視野にフリーダムが入った瞬間、強迫観念(と出撃前のネオの言葉)から再び狂ったように破壊を始める。再度説得を試みたわけですが、業を煮やした(まあ、街の破壊が止め処なかったわけですし)キラがついにはデストロイを倒してしまいます。シンにとっては好意を持った娘の命を奪われたわけですから「フリーダム憎し」となったわけですね。で、フリーダムを墜とします。あそこでのフリーダム爆発ですが、私の周りでは「あれは核爆発じゃないだろう」という意見が出てました。描写上は核爆発に見えるのですが、設定を考証すると、「フリーダムが破壊された時、Nジャマーキャンセラーも壊れるだろう。そしたら、Nジャマーの影響で核が無力化されるはず。よって、あれは核爆発ではない」という意見です。ある意味もっともですが、これはNジャマーキャンセラーの実装にもよると思います。
アスランもアーク・エンジェルに対するザフト軍の対応と議長の方針に疑問(と不満)を抱き、意見します。結果、自分の意に沿わないアスランを排斥しようとしていると知るや、脱走します(結果は、シンのデスティニーに落とされましたね)。
レイもこのあたりでクルーゼのようになってきてました。シンを心理的に追い詰め、自分の思うように動かしてましたね。
モビルスーツもここらでドドッと出てきました。ザクに続き、「グフ・イグナイテッド」。3rdオープニングでその姿を現しながらも、第3クールの終盤でようやく出てきた「ドム・トルーパー」。主役機(一応主役のシンが乗るモビルスーツだから)ながらもタイトル・バックを飾れなかったデスティニー。プロビデンスの後継、レジェンド。そして真打ちのストライク・フリーダムとインフィニット・ジャスティス。本当に畳み掛けるように出てきたな。
ザクに続いてグフとドムも出てきたわけですが、あれってどうなんだろう?旧作(というか、ファーストガンダム)に登場したMSを出していたわけですが、これって、旧作のファンを取り込もうとしてたのかな?でも、見方を変えると「ネタ切れですか?」とも思ってしまう。
それと、セイバーもそうですが、ストライク・フリーダム、インフィニット・ジャスティスは単体で大気圏突入できるってのはどぉよ!?????
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