ボウケンジャー:36 鬼の金棒
#今回は桃太郎がモチーフの明石と映士の「子育て奮戦記」
とある山中、クエスター・ガイ&レイがプレシャス「山砕きの金棒」を見つけ、これを引き抜く。揚々と持ち帰るところに待ち伏せていたボウケンジャーの6人。ガイの牽制でクエスターたちは逃げ延びる。その時、山鳴りが鳴ったかと思うと、川上から「大きな桃」が「ドンブラコ~、ドンブラコ~」と流れて来た。その桃を拾いに行くシルバー。変身を解き、掬い上げようとするが、結構重いため、明石にヘルプを頼む。明石と一緒に桃を掬い上げると、桃は割れ、中から刀と一緒に赤ん坊が出て来た。
街でオムツやらベビーカーやら、育児グッズを買い揃える明石と映士。慣れない子育てに四苦八苦。一方、サロンでは金棒の行方を追っているが、未だ掴めずにいた。その頃明石と映士は授乳やら、オムツの交換が終わり一息ついていた。まだ赤ん坊に名前が付いていないことに気付き、「太郎」と名付ける明石。すると、赤ん坊は急に子供に成長してしまった。そして映士を「おじいさん」、明石を「おばあさん」と呼ぶ。
サロンに太郎を連れ帰る明石と映士。当然、真墨、蒼太、菜月、さくらの4人はビックリ。前代未聞の「謎」に太郎に質問攻めをするさくら、蒼太、菜月。しかし、その様子に太郎は怯えるばかり。また、太郎は明石と映士にしか懐かないため、二人の奇妙な子育てが始まる。お互いの子育て論が交錯する中、太郎は少年へと成長していた。そして、「鬼退治に行きます」と明石と映士に告げる。さくらが、まだクエスターたちの居場所を掴めていない事を告げると、「僕は金棒のあるところがわかります」と応える太郎。そして桃太郎張りにクエスターたちのいるところへ向かう。
クエスターロボが完成し、破壊に向かおうとしたところに太郎を筆頭にボウケンジャーの6人がやってきた。そして太郎の鬼退治を手伝うことに。ガイに立ち向かう太郎。意外と善戦をし、とどめを刺そうとするが、ガイに刀を折られ、逆に投げ飛ばされる。善戦と思えたのはガイの「芝居」だったのだ。圧倒的な力の差に恐れをなし、逃げ去る太郎。ガイをレッドに任せ、太郎を追うシルバー。だが、そのシルバーに「誰もがお前みたいになれるわけじゃない」と諭すレッド。洞窟の外でうずくまって泣きじゃくる太郎を見つける映士。そんな太郎を抱きしめ「よくやった」と励まし褒める映士。
クエスターロボを起動するガイとレイ。ボウケンジャーはダイボイジャーで応戦することに。しかし、「山砕きの金棒」の力に苦戦するダイボイジャー。そこにサイレンビルダーも駆けつけ、2対1の戦闘を挑むが、それでも苦戦を強いられる。金棒の力になぎ倒される2体。その2体に金棒が振り下ろされる。だが寸でのところで金棒は止められていた。何と、太郎が受け止めていたのだ。逆に太郎はその金棒を持ってクエスターロボを振り回し、投げ飛ばす。意外なきっかけで逆転するボウケンジャー。トリプル・リキッド・ボンバーとアドベンチャー・ダブルスクリューの連携でクエスターロボを倒す。
「鬼退治」が終わり、金棒を元の場所に戻すため太郎は6人の元を去ることに。涙ぐむ明石。映士は餞別にきゅうりを渡す。太郎は明石と映士に向かい「二人の父上に育てられたようでした」と感謝の気持ちを表す。そして再び桃に入ると川上へと向かって行った。
明石と映士メインのエピソードで話の軸は「子育て」。二人の「子育て論」がまったくの正反対でおもしろさを加えていましたね。「普通にすくすくと育って欲しい」と考える明石に対し、「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」の映士。しかし、この正反対の考えが旧き良き時代の「お父さんとお母さん」を表していて、映士は父親役を、明石は母親役を立派に務めていましたね。
しかし、ついにツッコまれましたねぇ。「これじゃ、どっちが強盗かわからねえな」。方々で「サージェス=大儀をかざした強盗団」と遠まわしに言われていますが、今回はストレートにガイに言われてます。
「鬼退治」(というか、金棒の回収)に行くことになったところでの映士の役振りは結構ナイスですね。
真墨=犬
菜月=きじ
蒼太=猿
おじいさんとおばあさんは映士と明石になっているので、これで主要な役回りは決まってしまってるのですが、さくら姉さんが一人残ってます。で、そんなさくら姉さんに映士が振ったのが「きびだんご」。そしてクエスターたちの元へ向かった時もいつも通りの調子の明石と映士に対し、ほとんどやる気無しで名乗りを上げるお供その1(=犬=真墨)、いつも通りのお供その2(=猿=蒼太)、お供その3(=きじ=菜月)。そして最後にさくら姉さん。一人だけ「食べ物」のさくら姉さん、小さく「きびだんご」と名乗っていじける。そういえば、真墨は2度目の「犬」だねぇ。今回は犬そのものにはならなかったけどwww。
ミッションが終わり、太郎を見送る6人。短い期間とはいえ、「親」として接していた明石と映士は他の4人以上に別れは辛かったでしょう。意外にも明石は感極まって泣き出してしまいました。もう、心は「母親」でしたね。
今回の「スーパー戦隊スペシャルファイル」のコーナーはダイデンジンとサンバルカン・ロボが「初の変形/合体ロボ」として紹介。予想していたわけではありませんが、前回の記事で書いたのが出てきました。一応、時系列に沿って紹介していくのかなぁ。となると、来週は「ゴーグルファイブ」で「初」となるものか?そうなると、「初の新必殺技」かな。「ゴーグルファイブ」は前期は「ビクトリー・フラッシュ」が必殺技で、後期は「ゴールデンスピア」が新必殺技として編み出されたんだよね。あ、でも「ゴレンジャー」の「ゴレンジャーストーム」と「ゴレンジャーハリケーン」もある意味そうだし(ボールの形が違うだけだけど。となると、「初」にならない)、「ジャッカー電撃隊」も「ジャッカーコバック」と「ビッグボンバー」があるからな(こっちはまるっきり違ってるから、まさに「初」の「新必殺技」になりますな)。あ、初の「黒」登場かwww。
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