仮面ライダー主題歌集(BLACK、RX)
昭和期ライダーの最後の作品。数少ない「2年連作」物(いや、唯一かな)。
前作(といっても、TVに出たのは一度っきりだけど)のZXからかなり経っており、スタッフ的にもかなり入れ替わってます。何より、音楽面も原作者である石ノ森章太郎や制作に直接携わる人たちによるものではなく、いわゆる普通の「ライター」で書かれております。まずはその第一弾となった「仮面ライダーBLACK」から。「仮面ライダーBLACK」からはオープニング/エンディングである
- 仮面ライダーBLACK
- Long Long ago, 20th Century
の2曲。2曲とも作詞:阿木耀子、作曲:宇崎竜童と意外な人からの楽曲提供です。どちらも詞の内容は「BLACK」の世界観、というか、南光太郎の心情を歌ってますかね。オープニングである「仮面ライダーBLACK」を歌うのは、この作品で主役=南光太郎を演じた倉田てつを氏。この「BLACK」でデビューだったので、歌を歌うのもこれが初めて。それもあったかもしれないが、1コーラス目はまあ、無難に歌えてるような気もするが、2コーラス目は「いっぱいいっぱい」感が出ちゃってます。
エンディングであった「Long Long ago, 20th Century」はバラード。物語の主軸が「創世王」の後継者となる「世紀王」の地位を争う二人の候補、ブラックサン(=仮面ライダーBLACK)とシャドームーンの戦いなので、「世紀末」を匂わす内容の詞です。しかも、遠く懐かしき良き日々(=仲良くやっていた頃)を回想するかのように展開されます。ライダーシリーズの曲にはいくつかバラードがありますが、その中でも秀逸ではないかと…。
続けて「仮面ライダーBLACK RX」から。タイトルからもわかるとおり、前作「仮面ライダーBLACK」の続編です。最大の見所は、主人公、南光太郎が前作とは180度性格が変わったことですかねw。まさに「暗」から「陽」に変わりましたからwww。で、この作品からもオープニングとエンディングである
- 仮面ライダーBLACK RX
- 誰かが君を愛してる
の2曲が収録されてます。歌うのはどちらも宮内タカユキ氏。オープニングである「仮面ライダーBLACK RX」、作詞は康珍化氏なのですが、詞の内容は「RXの紹介」です。しかし、曲が「カッコイイ!」。詞ともマッチしており、いい仕上がりだと思います。しかし、この曲、2コーラス目に「難所」がありまして、それもサビの部分にあるんですね。1コーラス目だと「仮面ライダー 黒いボディ」なのですが、2コーラス目は「仮面ライダー 閃くイナズマ」と音節数が合わないんです。しかし、宮内氏はその違いをものともせず、見事に歌い上げてます。エンディングである「誰かが君を愛してる」ですが、作詞は同じく康珍化氏でして、作曲は林哲司氏です。時期も時期だったので「オメガトライブですか?」と突っ込みたくなりますw。それもあってか、私的にはライダーシリーズ中、「一押しの楽曲」かなと。詞の内容的には「RX」を励ますようなものなのですが、曲がミディアムテンポのバラード調ということもあり、聞いてる方も「励まされる」感じがあるんですよ。ほんとに「疲れ果てて 沈む時」にこの曲を聞くと励まされて、前向きになれる気がします。
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