電王:最終話 クライマックスは続くよどこまでも
#ついにクライマックスだぜ
最後の戦いへ:
カイが「現在」で再び「空間」をこじ開けようとしていた。それを阻止すべく、カイの元へ向かう良太郎とモモタロス。目前にして、良太郎の気持ちを確かめるモモタロス。パスを見つめ、ためらう良太郎。モモタロスの方を見ると、モモタロスの体も消えかかろうとしていた。そして良太郎は
「望みを言うよ。僕と最後まで一緒に戦ってくれる」
と、最後の最後に望みを言う。モモタロスも
「お前の望み。聞いたぜ!」
と、応える。意を決した良太郎。ライナーフォームに変身し、モモタロスとともに敵陣に切り込んでいく。
一方、侑斗もカイの元へ向かっていた。その前に立ち塞がるモールイマジンたち。ベルトを見るとカードはすでになくなっていた。侑斗はベルトを捨て、覚悟を決めて突っ込んでいく。そこにデネブが現われる。病院を襲って来たイマジンはすべて倒したという。それを聞いて、なおもモールイマジンに向かおうとする侑斗を止めるデネブ。だが、侑斗は懐中時計を取り出すと
「過去が希望をくれる。やるしかないだろ!」
と己を奮い立たせ、立ち向かっていく。
上空で徐々に「空間」が開いていくのを見て、モールイマジンを引き受けて良太郎をカイの元へ向かわせるモモタロス。その意を汲んで、カイがいる屋上へ向かうライナーフォーム。そして、カイと対峙する。そこにデスイマジンが邪魔に入る。良太郎のピンチを感じ、デンライナーを飛び出すリュウタロス。カイが最後の一押しを仕掛けた隙にカイに飛び掛るライナーフォーム。そして、ビルから真っ逆さまに…。波動もまた、街に降り注ぎ、建物が崩壊していく。
「この時間」も「未来」も君のものじゃない:
瓦礫の仲からリュウタロスに助け起こされる良太郎。「何も出来なかった」と悔やむリュウタロスに「これからだよ。まだ終わってない」といって、カイの元へ向かう。
事を成し得て、安堵のカイ。しかし、良太郎が現われ、「違うよ。この時間も未来も君のものじゃない」と否定する。その言葉に周りを見渡すカイ。街は壊れているものの、一掃はされていない。そして、カイが気付いていない事実を明かす良太郎。愛理と桜井が「忘れる」ことで守り通した自分達の子供(=未来の特異点)がハナであること。そして、ハナの存在が未来への時間を繋ぎとめていたこと。これにより、カイが望む未来には繋がらないこと…。怒り心頭のカイ、良太郎とハナを消そうとする。
良太郎の元へ向かう侑斗とデネブ。そして、デネブは桜井がデネブに託した最後の一枚を侑斗に渡す。これを使うことで桜井の存在がすべて消えてしまう。代わりに侑斗は桜井とは別の時間を過ごすことができるというのだ。また、それが桜井の希望でもあるとデネブは侑斗に伝える。
そしてクライマックスだぜ!:
カイと良太郎との決戦が始まろうとしていた。多勢に無勢、ハナを守るためにたった一人で立ち向かう良太郎。そこにデンライナーが現われ、モモタロス、ウラタロス、キンタロスが現われる。ナオミがデンライナーを動かし、ウラタロスとキンタロスを連れ戻したのだ。一気呵成となった良太郎。そして、侑斗たちも駆けつけ、役者はすべて揃う。良太郎はガンフォームに侑斗もアルタイルフォームに変身し、イマジンたちに立ち向かう。モールイマジンたちを退け、デスイマジンに挑むガンフォーム。しかし、パワー負けしてしまう。パワーならばと、キンタロスが入れ替わり、アックスフォームに変身。パワー勝負では互角である。今度はウラタロスが入れ替わり、ロッドフォームに変身し、蹴り技でデスイマジンに挑む。
大混戦の中、(コ)ハナも加勢に入るが、非力なためイマジンには通じない。そんなハナを救ったのはなんとジークだった。ナオミがついでに連れてきたらしい。そして、最後はモモタロスが無理矢理入れ替わり、ソードフォームへ。ゼロノスもデネブと合体して、ベガフォームへと変身。二人でデスイマジンを斬りつける。そして、ソードフォームが
「いくぜ!俺の必殺技!!」
と切っ先を飛ばす。デスイマジンに当たり、今度はキンタロスの方へ。キンタロスはこれを受け取り、イマジンをなぎ倒すと、またデスイマジンへ。今度はウラタロスに飛び、ウラタロスも受け取って、イマジンをなぎ倒した後、デスイマジンへ。今度はリュウタロスに飛び、リュウタロスはデスイマジンへ向かって打ち放つ。そのままだと微妙にずれていたのか、ジークが軌道修正。デスイマジンに当たり、今度はゼロノスへ。ゼロノスがゼロガッシャー・ボウガンをデスイマジンに放つ。最後にソードフォームに返り、皆のエネルギーを集めたソードでファイナル・バージョンを決め、デスイマジンを倒す。
敗北を認めたカイ。それはすべてのイマジンの消滅も意味する。良太郎と侑斗を残して、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、デネブ、ジークを含めた全イマジンが消滅した。
大団円、人の記憶が時間を作る:
カイを倒すことでモモタロスたちが消えてしまうことはわかっていたことだが、それでもやりきれなく、感傷に浸る良太郎。ところが
モモタロスたちは消えてはいなかった!
驚かそうと、隠れていたモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、それにジークの5人。タイミングを逃し、出て行きづらい状況にw。あ~だ、こ~だ言ってる間に、良太郎が気が付き、5人の前に…。喜びのあまり、飛び込む良太郎。
一方、侑斗。ゼロライナーに戻り、デネブを探す。デネブの姿はなく、デネブが残した「椎茸ご飯」を見つける。そこには「椎茸ちゃんと食べてね」の書置きが…。泣きながらご飯を食べる侑斗。その様子をドアの向こうから覗くデネブ。デネブの姿を見つけ抱きつく侑斗。
入院している愛理の前に現れた桜井。愛理は「守れたのね…、私たちの未来」と言って、桜井に手をさしのべ、顔に触れる。しかし、最後のカードが使われたことによって、桜井の存在が消えてしまった。でも愛理は「わかってる。いつか…、きっと…」と目の前の現実を受け入れる。
良太郎はオーナーにパスを返し、デンライナーを降りることに。今の時間を過ごす良太郎。その横をゼロライナーが通り過ぎる。侑斗はデネブと一緒にまた時間を旅するようである。そして、時間の彼方へと消えていく。続けて、デンライナーが走ってくる。ハナ、オーナー、ナオミ、ジーク、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスと別れの挨拶を交わす良太郎。そして最後にモモタロスが…、だが、窓枠に頭をぶつける。
「また逢おうな!」
モモタロスのこの言葉を最後に時間の彼方へ消えるデンライナー。それに応える良太郎。
「いつか、未来で…」
らしいクライマックスでしたね。モモタロスたちも消えることなく、「一緒に過ごした時間とその記憶がある」事で存在することが出来るようになりましたし。しかし、ウラタロス、キンタロスは先週の予告でも姿も出てたことで、予想はしていましたが、まさかジークまで出るとは思いませんでしたね。さすがに、ウィング・フォームにはなりませんでしたが。ファイナルバージョンもみんなの力を合わせた最高の技でしたね。
ハナが愛理と桜井の間の子供と言うことで落ち着きましたね。しかし、「謎」が。確かに「忘れる」ことでカイたちから守ることは出来たのかもしれませんが、それはあくまでも「記憶」での話ですよね。「身籠った」と言う事実は?前回までの話でいくと、8月に生まれる予定だったわけですが、愛理さんの身体的な変化は…。守ったとしても、どこで「生」を受けたんだろう。と言っても、きっと、この後なんでしょうね。イマジンの脅威がなくなったので、愛理さんもそれを感じているでしょうから、この8月に生まれるということになるんでしょうね。
「史上最年少、最弱のライダー」との触れ込みで始まった「電王」でしたが、そうしたこともあってか、「良太郎の成長記」と言う形で収まりました。ある意味「響鬼」的なストーリー展開でしたね。
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