キバ:第26話 メトロノーム 記憶のキセキ
お疲れ様、スパイダー・ファンガイア。
深央ちゃんも、クイーンとして完全に覚醒しましたね。
名護君、ダークサイドに落ちたか…。
1986年:
記憶を失った音也に対し、ゆりを演じる真夜。そこにルークが現われる。真夜は音也を逃がし、ルークを制する。すべては、「人間とはどういった生き物か」を知るため。
音也を追い、バイオリンケースを渡す真夜。ケースを開け、バイオリンを取り出すと、無心に曲を奏で出す音也。そして、「本当のゆり」と交わした約束を思い出す。真夜を連れ立って「ゆりの思い出」の海へやってきた音也。そして、約束を果たさんが為、海に潜り、指輪を探し始める。真夜はそんな音也の姿を見て、「人間とは不思議な生き物だ」と思う。そこに、音也を探してゆりが現われる。そこに来た女性がゆりと察した真夜はゆりに近付き、「人を愛すること、人に愛されることとはどういうこと?」と疑問を投げかける。突然のことに驚くゆりであったが、
「人は愛することで、今日を生きる。愛されることで明日を生きる」
と自分なりの答えを真夜に示す。そして、音也が海に潜っているところを見つけ、音也の元に駆け寄る。
息を吹き返す音也。そして、奇跡的にも記憶は戻り、本当のゆりに約束の指輪を渡す。その様子を見て真夜は
「人間って、本当に面白い生き物だわ」
と感心する。
2008年:
スパイダー・ファンガイアたちから逃れた深央。そこにビショップが現われる。そして、深央に「クイーン」としての運命を受け入れるように迫る。
フィットネスジム。嶋にイクサがファンガイアの手に落ちたことを報告する名護。しかし、失態の責は自分にはないとあくまでも通す。そんな名護の態度に、嶋はイクサはもう任せられないと引導を渡す。
深央を探す恵。その様子を遠くから眺める糸矢(=スパイダー・ファンガイア)。そこにビショップが現われ、深央の始末をけしかける。
デートで歩くアベックの前に深央が立ち塞がる。男の方は深央がファンガイアであると察し、彼女を守るようにして臨戦態勢をとる。深央が左手を前にかざし、チェックメイト・フォーの紋章を表わした時、男は深央がクイーンであることを知り、死を覚悟する。深央は自分の死を覚悟しながらも、彼女は見逃してやってくれという男の言葉に「役目」を果たすことができず、二人を見逃そうとする。だが、二人の前にビショップが現われ、深央が止めようとするも、二人はビショップにより葬り去られる。
ビショップの下から、逃げ出した深央は無意識に渡の家へと逃げ込む。そんな深央を渡は受け入れ、休ませてあげる。そして、疲れきった深央のためにとバイオリンを奏でる。渡の演奏に落ち着きを取り戻した深央。目を覚ました深央に渡は
「僕、強くなります。深央さんを守れるようになるくらい」
と、深央に約束する。そんな渡の気持ちに感謝しながらも、深央は渡を巻き込むわけにはいかないと、再び渡の前から姿を消す。
深央を探しに飛び出す渡。一方、深央は一人、これからどうするかを悩みながら歩く。そこに糸矢が現われ、深央を始末せんとする。その様子をビショップは見守る。深央がクイーンとして目覚めることを見届けるために。そこに恵がやってくる。恵の声に糸矢は深央をそっちのけにして、恵の下へ駆け寄る。そこに名護も現われ、糸矢に食って掛かる。そして、
「俺のイクサを返せ!」
と糸矢を睨みつける。そんな名護を尻目に糸矢はイクサに変身し、名護に襲い掛かる。生身の上、相手がファンガイアでありながらイクサを纏った糸矢であるため、苦戦する名護。ついには足蹴にされる。その様子を見、恵は一計を案じる。降参したと見せかけ、糸矢に近づく恵。その証にキスを受け入れる素振りを見せる。これに気を良くした糸矢は変身を解除し、恵に近づく。それを見逃さなかった恵は糸矢の急所を蹴ると、イクサナックルとベルトを奪い取り、名護へと投げ出す。恵の行動に怒りの糸矢、だが、名護がイクサに変身し、反撃(という名の弱いものいじめ)を開始する。糸矢は形勢不利と見るや、その場から逃げ出す。
河原。深央を探しにやってきた渡、糸矢から逃れてきた深央、二人は再び会う。そこに糸矢もやってくる。すべての原因は深央にあると、逆恨みの糸矢。スパイダー・ファンガイアの姿になり、深央、渡ににじり寄る。深央の目の前ではキバに変身できない渡。そのままスパイダー・ファンガイアに掴まり、痛めつけられる。その様子を見て、深央の「クイーンの力」が目覚め始める。そんな深央に恐れおののいたスパイダー・ファンガイアは渡を放り出し、逃げる。
逃げるスパイダー・ファンガイア。しかし、今度はキバが立ちはだかる。そして、タツロットのフエッスルを鳴らし、タツロットを召喚。エンペラー・フォームへと変身する。ファンガイアの王たるキバ(エンペラー・フォーム)に手も足も出ないスパイダー・ファンガイア。最後はガルル・フィーバー発動により、一刀両断にする。
フィットネスジム。イクサを取り返すも、今回の失態は自分の責任であると嶋に謝る名護。そして、イクサを返そうとする。だが、嶋は名護が「自分の弱さ」を知ったものと思い、今回の失態を不問とし、イクサをそのまま名護に預ける。しかし、それはイクサを確実に自分のものにするために名護が一芝居打ったものだった。
キバに倒されたはずの糸矢。その前に深央が現われる。糸矢が恵の写真を持っていたことから、糸矢が人間を愛したことを知る深央。ならばと、クイーンの力を解放し、「役目」を果たす。
今回の主役は先代と現クイーンである、真夜と深央ですね。1986年パートでは人間に興味を持った真夜が音也と接触することで「人間とは」、「愛とは」という疑問を解き明かそうとしてます。で、それを突き詰めるうちに、今度は音也-ゆり-真夜の三角関係になってくんですかね。
一方、深央も「人間を愛することが罪」というファンガイアの倫理が受け入れられず、苦悩します。結果、自分が心許した人(=渡)が傷つけられたことがきっかけとなって、忌み嫌っていたクイーンの力を解放し、クイーンとして目覚めてしまいました。こっちはこの先どうなるかが見物ですね。渡と深央、次なる「王」と「女王」である二人ですが、お互いそんなことは知らず、「人間である」と思い込んでいる状態なのでこの「思い合う」ところがこれからのストーリーの展開に何かしら与えるような気がします。
名護君、最後は「悪」ですね。イクサを取り上げられたくないばかりに最後に一芝居打って、イクサをそのまま持つことができたことに「してやったり」の顔を浮かべてました。
今回のエンペラー・フォームは「ガルル・フィーバー」。いつの間にかガルル・セイバーを手にしてるよ。笛で呼んであげないのねw。しかもタツロット、わざわざ、「ガチャ」と装着音を言ってくれてるし。しかも、タツロットの吐く火炎の勢いで飛んでるよ。それじゃ、ゴーオンウィングスだよww。
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