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2008年10月 5日 (日)

キバ:第35話 ニューアレンジ 飛翔のバラ

1986年パートでは「ブラッディ・ローズ」がついに完成。
そして、テレビ本編でも「飛翔態」が登場!

1986年:
完成まであと一歩というところまで来た音也のバイオリン製作。それを見守り続けてきた真夜。その様子を見てゆりはいたたまれず屋敷を飛び出す。あてどころの無いゆりの前に次狼が現れ…。
もう少しで完成するバイオリンを目にして、音也は逸る気持ちで仕上げにかかる。「時には休息が必要」と言い残して、真夜は帰るが、音也はなおも仕上げにかかる。そこに次狼が現われる。やつれた音也の姿を見て、
「人間が幽霊に祟られるという話は聞いた事があるが、今のお前はファンガイアに魅入られている」
そう忠告する。だが、音也は次狼の言を聞きながらも
「真夜は今の俺には必要だ。たとえファンガイアであっても」
と、その手を止めない。
「ゆりはどうなる?心の底からお前を愛している女だぞ」
だが、次狼のその言葉にも
「わかっている。だが、それとこれとでは話が別だ」
となおもその手を進める。
弦を張り、ようやく形となった音也のバイオリン。早速試してみようとする音也を真夜が止める。
「まだ完成じゃない。一番大事なものがまだこのバイオリンにはこもってないの」
「なんだそれは」
問う音也。
「祈りよ。最後にバイオリンに込めるの。あなたの祈りを」
答える真夜。真夜のその言葉を胸に音也は
「人間はみんな心に音楽を奏でている。俺はその音楽を守りたい」
との祈りを込めてバイオリンを奏でる。そして、音也の祈りが込められたそのバイオリンはついに完成する。
『ブラッディ・ローズ』
音也はそのバイオリンに、そう名付けた。

2008年:
ようやく先代クイーン=真夜を探し出した深央。深央は真夜に「クイーンを辞めたい。辞めさせてください」と懇願する。だが、真夜は
「私があなたをクイーンに選んだんじゃなくて、クイーンの力があなたを選んだの」
と、それは無理な相談とばかりに答える。
「私、そんな力いらない…」
悲痛な深央の表情を見て
「あなた、もしかして恋をしているのかしら?それも人間の男に」
と、真夜は深央の心を見透かす。
「私もその選択をし、罰としてクイーンの力を抜き取られたの。後悔はしてないけど辛いものよ。あなたにその覚悟があるのかしら」
かつての自分と同じ道を辿ろうとしている深央に自らの体験を語り、そして、その覚悟の程を確かめる真夜。
一方、「素晴らしき青空の会」では嶋が健吾にイクサシステムを託そうとしていた。嶋としては、先の戦いで深手を負った名護が傷を癒す間にもいざという時に備えての判断、運用であるが、名護はそれが納得できない。恵に「今は怪我の治療に専念しよう」と言われ、納得する名護。だが、
「怪我が治ったときには、あんたの居場所はないかもしれないけどなぁ」
と名護の神経を逆なでする健吾。その言葉に怒り、健吾に飛び掛る名護。だが、逆に伸され、足蹴にされると、
「なんだったら、俺の弟子にしてやろうか」
と、侮辱される。
嶋は神田博士に「最後の忠告」をする。だが、神田博士は嶋の言葉に耳を貸さず、なおもファンガイア合成の実験を重ねる。
ビショップに呼び出される太牙。ビショップから神田博士と同胞をさらう裏切り者のファンガイアが繋がっていることを聞かされる。
一方、渡は壊れた「ブラッディローズ」の修復を終える。キバットもそれを喜び、「一曲、弾いてくれ」とせがむ。そして渡は一曲弾き出そうとするが、音が前とかなり変わってしまっていることに気付く。何かが足りないと思いながらも、その「何か」が何なのかがわからずにいた。そんな渡の前に次狼が現われ、「祈りが足りない」ことを教える。
次狼から音也が最後に「祈り」を込めていたことを教えられるが、何を祈っていたのかがわからずに悩む渡。そんな渡の前に太牙が現われる。深央へのプレゼントにピアスにすべきか、ネックレスにすべきかを迷い、どっちがいいかを渡に選んでもらおうと言うのだ。両方を見て、「どっちも似合うと思うよ」と答える渡。「そうか、両方あげればいいか。グッドアイディアだよ渡君」と無邪気に喜ぶ太牙。そんな渡を連れ立って、公園で深央を待つ太牙。そんな二人の元へ向かう深央の前にホースフライ・ファンガイアが現れる。深央がクイーンと知らないホースフライ・ファンガイアはただ「強大な力を持ったファンガイア」としか認識せず、深央をさらおうとする。深央の悲鳴を聞き、駆けつける太牙と渡。深央を取り返そうと飛び掛る太牙。だが、ホースフライ・ファンガイアは姿を消し、行方をくらます。行き先の目処がついている太牙は深央の救出に向かおうとする。だが、渡もまた深央を救いたいと一緒に行こうとする。そして、渡は前から深央のことを思っていたことを太牙に話す。真意を知らない太牙は同意し、渡とともに「進化生物研究所」へ。
研究所に着き、手分けをして深央を探す渡と太牙。その頃、ホースフライ・ファンガイアは深央を実験台に寝かせ、その力を取り出そうとするところだった。渡が見つけ出し、深央を救い出すとホースフライ・ファンガイアに立ち向かう。深央を実験室から逃がし、キバットを呼び出した渡はキバに変身、ホースフライ・ファンガイアと一戦交える。その様子を見つめる太牙。そして、ククルカンを呼び出し、キバに差し向ける。キバがククルカンに捕らえられた隙に逃げようとするホースフライ・ファンガイア。だが、再び太牙がその前に立ち塞がり、
「王の判決を言い渡す。『死』だ」
と、ホースフライ・ファンガイアへの死刑を宣告し、サガに変身する。その力におののき、逃げ出すホースフライ・ファンガイア。だが、サガはそれを捕らえ、処刑を執行する。
一方、ククルカンに捕らえられたキバ。建物に叩きつけられると、変身が解けてしまう。さらに気を失ったままの渡。渡を守らんと、キバットはククルカンを渡から離そうとする。渡のピンチに「ブラッディ・ローズ」が鳴り、タツロットは「ブラッディ・ローズ」を携えて渡の元へ。気が付き、タツロットが運んできた「ブラッディ・ローズ」を手にとる渡。渡は「ブラッディ・ローズ」に祈りを込めるために、音也が何を祈ったのかを問うかのように奏でだす。そして、音也の「祈り」を知り、自分は
「僕は僕の音楽を見つけたい。そうすれば、もっと強くなれると思うから。そして、僕の音楽で皆を幸せにしたい」
とその思いを祈りとして「ブラッディ・ローズ」に注ぎ込む。そこにキバットとタツロットが合流し、エンペラー・フォームへと変身。さらに「祈り」の力から「飛翔態」へと変化する。「飛翔態」となり、天空を舞う。そして、ククルカンとの空中戦を繰り広げる。ククルカンの巨体に巻きつけられるも、それを引き千切る「飛翔態」。そして「ヘルズフレイム」を放ち、ククルカンを粉砕する。
「飛翔態」の鳴き声がこだまし、真夜の元へも届く。それがキバ=渡と知った真夜は
「逢いたい…、渡…」
と、我が子への思いを募らせる。

ついに、テレビにも登場の「飛翔態」。ライダー史上初、「人型でない究極態」と言うことで、話題の形態です。ちなみに、エンペラー・フォームからこの「飛翔態」へと完全変形するおもちゃが出ます。

#しかも、両形態ともあまり破綻がないらしいです。
僅か3週程で「ブラッディ・ローズ製作」のエピソードが描かれました。そうか、「祈り」かぁ。当初は「また別なもの」が込められている設定だったと思うのだが…、まだ、話数もあるし、それは最後に出てくるのだろうか。
今回のキーマンは次狼ですね。1986年パートも2008年パートもいい仕事をしてます。と言うか、今回は二つの時間軸を繋いでくれてますね。
太牙も深央を意識し始めてきたのか、プレゼントを用意したが、どちらがいいかに迷うという描写が出ました。渡の何気ない「どっちも似合うと思うよ」の言葉に、「そうか、両方あげればいいのか。グッドアイディア」と無邪気に喜んでいましたね。しかし、キバに対しては「敵視」しますが。

どん底の名護君。「因果応報」ってところか。

さてさて、「ビックリアイテム」の如く現われた「ザンバットソード」。

#出方が不自然だwww。
次回はとりあえず、取り出すようですが。

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