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2009年5月31日 (日)

ディケイド:第19話 終わる旅

「響鬼の世界」編の後編。
轟鬼も登場(今回はカメンライドor鳴滝の召喚じゃないよw)。何より、アキラがついに「鬼」に。こっちの世界ではアスム少年は…。
海東もいいところを持ってってますね。

先週の続き。牛鬼となったヒビキが暴れまわるというところから。

牛鬼v.s.龍騎:
(音が近いなw)「牛には闘牛士」と言う発想はわからんでもないが、「何故龍騎?」と疑問が涌く展開。でも、やっぱり「無理」があると言うか、力負け。ストライクベントまで使っても勝ち目無し。
#まあ、あれじゃぁ、ねぇ。

師匠達がいがみ合う中、弟子は:
牛鬼襲来で虚を突かれたザンキさんとイブキさんはお互いに罵りあい状態。そこに向かおうとする牛鬼に立ちはだかるアスム少年。例え未熟でも皆を守ろうと必死です。しかし、足をとられて倒れてしまいピンチに。その様子を見たトドロキとアキラはアスム少年を助けるために。

とりあえずまともに使えたキンタロス:
パワー不足を解消するためにディケイドは「電王・アックスフォーム」にカメンライド。それでもまだまだなので、アタック・ライドで「ツッパリ」を放つ。
#「泣けるで!」だけではなかったらしいw
だが、やはり牛鬼には敵わず…。

轟鬼&天鬼、登場:
トドロキは「轟鬼」に、アキラは「天鬼」に変身。「轟鬼」はオリジナル通りなので特に驚きは無いですが、ついに、アキラが「鬼」になりましたヽ(´▽`)/。姿は「威吹鬼」ですね。
牛鬼に立ち向かう轟鬼と天鬼。それぞれ「雷電激振」、「疾風一閃」を放ち、牛鬼を追い払うことに成功。いがみ合わず、共に助け合う弟子達の姿を見て「新しい時代の幕開け」を見る。

「音撃道」を一つに:
「師」であるザンキ、イブキはいがみ合い、ヒビキは引退を決意し、バラバラなままの音撃道の三流派。しかし、その弟子達であるトドロキ、アキラ、このままではいけないと思いながらも前に進めない状態。だが、アスム少年は
「やる気さえあれば、不可能なんてありません!まずは動くことです。動けば何かが始まります」
と、海東に言われた言葉で二人に檄を飛ばします。この言葉に勇気付けられる二人。「自分達の世代ならいがみ合うことも無い」と三人、手を取り合う。

「牛鬼」とは:
ヒビキを介抱する夏海とユウスケ。そして、何故ヒビキが牛鬼になってしまったのかを明かす。
魔化魍と戦うため、己を鍛えて鬼の力を以って戦うのがヒビキたち「鬼」。だが、そのためには「正しい心」で「鬼の力」を使わなければならない。もし、魔化魍を倒すために力を付ける事に傾倒してしまうと、内なる「鬼」に飲み込まれると言う。つまり、「心」と「力」のバランスが取れなくなった状態で「内なる鬼」が表に出てきたと言うことである。

伝えられる「魂」:
鬼を引退することの真意を明かしたヒビキ。それを海東も聞いていた。そして、アスム少年が中心となって「新しい世代」が動いていることをヒビキに伝える。アスム少年の成長に驚くヒビキ。「巻物」を狙って近付く海東に立ち塞がるヒビキ。そして、「音角」をアスム少年に渡すように海東に預ける。アスム少年に同じ道を歩んでほしくないと言う響きの本心を聞いていたユウスケは不思議に思うが、
「それは少年が選ぶことだろう。正しい心で鬼を制御できるなら鬼に、できなければ諦めるんだ」
と、自分たちがとやかく言うことではないと諭す。そして、
「少年が鬼になるなら伝えてくれ。俺はあいつにとどめを刺して欲しい。それが俺の魂を受け継ぐと言うことだ」
と、自身の覚悟と共に、アスム少年を「鬼」として認めたことを伝える。
一方、トドロキとアキラもそれぞれの師達に進言する。思わぬ弟子達の行動に怒るザンキとイブキ。だが、そこに士が割って入り、
「音撃道とやらのことを真剣に考えているのは誰だ?お前達は師匠なんだろ、弟子達の未来、音撃道の未来、お前達が決めてやれ!」
と、二人の後押しをする。かくて、ザンキとイブキもそれぞれの弟子達に「未来」と共に「魂」も託す。
しかし、トドちゃんはやっぱりトドちゃんだねw

「道」を選ぶ、「魂」を引き継ぐ:
明くる朝、海東はアスム少年を連れてヒビキたちの元に現れる。アスム少年の姿に気が休まるヒビキ。その隙に海東は「響鬼流」の巻物を手に入れる。そこに士も現れ、海東の正体をアスム少年に明かす。海東が巻物を手にするために自分を利用していたことを信じられないアスム少年は海東を庇おうとするが、海東はあっさりとそれが本心であることをアスム少年に明かす。そして、
「だけど少年君、こいつはもっと最悪だよ!」
と、ヒビキに向かって銃を撃つ。無論、最初から当てる気は無いので、弾はそれたが、ヒビキの中の「鬼の力」が暴走し、牛鬼に変化してしまう。
「これが、僕の最後の教えさ」
と、巻物を手に立ち去る海東。そして、三つの巻物を広げ、「音撃道」の極意の真意を知る。
アスム少年の前で牛鬼となったヒビキ。その牛鬼を倒そうと戦うディケイド。まだ真実を認めたくないアスム少年の心は揺らぐ。そこに海東が戻り、戦いの援護をする。ヒビキが牛鬼になってしまった真相を話し、そして、
「ヒビキって人はこうも言っていた。正しい心で鬼の力を制御できるなら鬼となって俺を倒せ、って」
と、ヒビキの覚悟を伝える。無論、アスム少年にそんなことができるはずもなく、「そんなことはできない」とアスム少年の「優しさ」を知り、
「それでいいんじゃない。その優しさがあれば鬼に心を奪われることも無い、ってさ。受け継ぐのは鬼の力だけじゃない。ヒビキって人の魂を受け継ぐことなんだ」
と、「鬼」となることの真意を説く。そして、「音角」を差し出し、アスム少年自身に「道」を選ばせる。アスム少年は全てを理解した上で、「音角」を受け取り、「鬼」となる道を選ぶ。そして、「響鬼」へと変身する。響鬼となり、牛鬼に立ち向かうが、ためらいからか、押される。援護に入るディケイドとディエンド。そして、
「やるんだアスム。このままではヒビキの魂まで失われるぞ!」
と発破をかける。この一言で吹っ切れたアスム響鬼。渾身の「猛火怒涛の型」で牛鬼に「清めの音」を流し込む。もがき苦しむ牛鬼。その顔にヒビキが表れる。姿がどう変わろうとも、二人の絆は変わらない。そして、受け継ぐべく「魂」のなんたるかを知り、そのまま打ち込み、牛鬼を倒す。

音撃道、再び一つに:
牛鬼を倒した3人の前に鳴滝が復活させた「バケガニ」が現れる。鳴滝もディケイドを倒すことに必死である。そこにアキラ、トドロキが駆けつけ、天鬼、轟鬼となって援護に入る。だが、バケガニの桁違いの力に振り回される。その時、ディエンドが三つの巻物を手に
「音撃道のお宝ね、簡単ななぞなぞさ」
と、巻物を放り上げるとディエンドライバーで撃ちぬく。そして、バラバラになった巻物の紙片からキーワードとなる文字が重なり合い、「音撃道」の文字が現れる。つまり、三つの流派を一つにすることが「音撃道」の「極意」と言うことなのだった。そして、「響鬼」のカードが使えるようになったディケイド、ファイナル・フォーム・ライドで響鬼をアカネダカに変える。猛攻でバケガニを圧倒するアカネダカ。空に運び上げ、ひっくり返すと、「ヒビキオンゲキコ」に変わり、バケガニに張り付く。そして、ディケイドが撥を取り、「清めの音」を流し込む。さらに、轟鬼、天鬼もそれぞれの音撃をバケガニに注ぎ込む。ここにザンキ、イブキも合流し、弟子達と一緒に音撃を繰り出す。そこにディエンドも加わり、「大合奏」状態となる。そして、ついにバケガニを倒し、再び「音撃道」が一つとなったのだった。

旅の終わり:
九つ目の世界、「響鬼の世界」での役割を終えた士一行。だが、結局、士は「自分がいるべき世界」が見つけられなかった。とはいえ、旅を終えた記念に写真を撮ろうと栄次郎さん。背景紙を変えると、そこは夏海達の世界、つまり「元の世界」を指していた。

前回の「カブトの世界」に続き、「響鬼の世界」もアナザーストーリーとして成り立つエピソードだったと思います。もし、明日夢君が「鬼になることを辞めなかったら」でこのエピソードは始まっているのだと思いますが、明日夢君なら、立派な「鬼」になれていたと思います。
ここではアスム少年が「鬼」となるために過酷な試練が課せられました。それはまた悲しい「別れ」であるわけでしたが、これはもしかして「屍姫」から「逆転用」したのかなと…w。「屍姫」は「響鬼をアニメでやろう」と言う発想から出た企画だったらしいです。景世=ヒビキ、旺理=明日夢、というように当てはめて設定がされたそうです。基本的な世界観が同じなのでしっくりしますね。そして、「屍姫」ではこの二人の「別れ」が描かれています。これらを踏まえると「そうなのかな」と思えました。
アキラが「鬼」になりましたねぇ。「天鬼」となっていましたが、「読み」はなんなんでしょうね。「響鬼」では、「鬼」になる者の本名の頭文字で始まる名前となっているので、「アマキ」がルールに即した読み方になるのですが、ちょっと「変」w。まあ、アスム少年がそのまま「響鬼」を引き継いでいるので、読みにこだわらないのであれば、素直に「テンキ」と読んだ方が音感的にもはまりますけどね。
#音感と言うか、「語呂」ですね。
最後の「大合奏」は今エピソードの象徴となる「画」でしたね。
#まあ、それが本来伝えることでしたし。

そして、次回。一応「元の世界」に戻るみたいですが、なぜか「オトヤン」こと
紅音也
が登場!ダークキバの姿もあるので、変身するんですかね。
サブタイトルが「ネガ世界の闇ライダー」としているだけあって、ダークキバとダークカブトまでが出てくるようです。

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コメント

>今回もとうとう「暁鬼」にはなれなかったねアスム君
ですねぇw。よもや、「響鬼を継ぐ」という展開にまでなるとは思いませんでしたよ。

>王蛇まで召還して呼び出した魔化魍はバケガニとはねぇ
しかも、王蛇も呼び出しただけでしたし…。

>劇場版のオロチあたりが相応だと思うけどね
あ~、一応「旅の締めくくり」でもありますし、あのシナリオからすると、やはり、それなりの魔化魍が出て欲しかったですね。
#百歩譲って、オトロシ辺り。

投稿: あ~かいば | 2009年6月 1日 (月) 11時27分

今回もとうとう「暁鬼」にはなれなかったねアスム君

しかし、王蛇まで召還して呼び出した魔化魍はバケガニとはねぇ
タコ殴りにする相手には小物過ぎないかなぁ

劇場版のオロチあたりが相応だと思うけどね

投稿: FusionJack | 2009年5月31日 (日) 20時45分

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