« FREECOM | トップページ | 3万円切りのAtomベアボーン »

2009年7月 7日 (火)

「録画率」を加味した数値に

テレビ業界の人間が気にする数字として「視聴率」がありますが、この考え方が変わりそうな動きが出てきたようです。
#元ネタはこちら

現在、「視聴率」として公表されている数字はビデオリサーチ社がサンプル家庭に設置したサンプリング装置のデータを元に割り出された数字となっていますが、この数字、「リアルタイムに試聴した」ものだけがサンプルとして採用され、録画されたものについては数字に含まれないというものでした。
しかし、録画機の普及が進み、ドラマなどがリアルタイムに見られるということが少なくなってきたため、「視聴率」としてはどうかという考え方が出てきていたところです。これに呼応するかのように着目されてきたのが「録画率」。「リアルタイムには見ないけれど、ひとまず録画して後で見る」というスタイルが若者を中心に広まっているので、この「録画率」を加味した数字に改めようとしているそうで、ビデオリサーチ社では2011年7月を目処に取り込む方針を固めているようです。
ちなみに、この「録画率」の数字の大元はSo-netの「テレビ王国」。つまり、パソコン等でiEPGの録画予約が入った数字をカウントするというもの。

今回、本格的にこのような動きを取るようになったきっかけは「婚カツ!」でも、「MR. BRAIN」でもなく、7/3に「金曜ロードショー」枠で放映された「新世紀ヱヴァンゲリオン新劇場版:序」。
前評判で「視聴率25%か」などと騒がれていたようですが、蓋を開けてみれば「12.7%」と予想の半分ほど。「誰もが知ってる劇場作品が何故?」と不思議がられていたようです。
しかし、一方「録画率」が驚異的な数字を叩き出しており、放映週のランキングでは「MR. BRAIN」、「MW - 第0章 悪魔のゲーム」を抑えて、ダントツの1位。しかも、2位であった「MR. BRAIN」を大きく引き離していたらしいです。

このような結果となった原因として、「エヴァを知っている年代(20代~30代前半)はこの時間に在宅している率も低く、リアルタイムに見ることができない代わりに録画して後で見ることにしたからではないか」と見るむきがあるようです。そう言われると、「確かにそうだわな」と思いますね。この年代(=20代~30代前半)は金曜日の21:00に家には居ないわなw。

| |

« FREECOM | トップページ | 3万円切りのAtomベアボーン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>今度は録画した番組を見たかどうかを
>判定する技術を開発してるらしいですね
場合によっては「録りっぱなし」ってのもありえますもんねw。
ちなみに、IOデータの「mAgicTV」は録画番組毎に再生回数のカウンタを持っているので、対応としては、カウンタかフラグを持っておいて、変わった契機で送信するだけかなぁ、って感じですよね、クライアント側は。
>スポンサー要望はもう一歩進んで、CFを倍速再生してないか、
>とか、チャプター飛ばししてないかっていうのが出てきそう
出そうですねw。でも、こっちは難しそうwww。

投稿: あ~かいば | 2009年7月11日 (土) 08時09分

「録画率」を正当化するのに、今度は録画した番組を見たかどうかを判定する技術を開発してるらしいですね
しかし、スポンサー要望はもう一歩進んで、CFを倍速再生してないか、とか、チャプター飛ばししてないかっていうのが出てきそう

投稿: FusionJack | 2009年7月11日 (土) 01時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「録画率」を加味した数値に:

« FREECOM | トップページ | 3万円切りのAtomベアボーン »