Ｗ：第33話 Ｙの悲劇／きのうを探す女

ゲストに平田薫が出演。そして、その役どころの意外な正体。

事務所に不破夕子という女性が依頼に訪れる。「昨日を探して欲しい」という妙な依頼。「きのう」という名の猫を探す仕事なのだが、夕子に一目惚れな翔太郎は、普段はやらないような仕事である、「猫探し」を引き受ける。
風都ホールにまで探しにやってきた面々。が、その最中、屋上にドーパントが現れる。ドーパントを追う翔太郎。Ｗに変身し、さらに追う。ドーパントの攻撃をかわしつつ、ヒートメタルに変身。ホールの中に追い詰める。ドーパントの攻撃を受けながらも突き進むＷ。そして、サイクロンジョーカーに戻ると、ジョーカーエクストリームを放つ。が、これはかわされてしまい、再びホールの外へ。後を追うが、結局、逃がしてしまう。
と、今回の伏線がこれで張られてますね。まあ、ホール内での戦闘が不自然だったし。

翌日。照井が事務所を訪れ、フィリップに地上げ屋関連の事件の手掛かりを見つけてもらうためである。が、午後３時を回ると、翔太郎が妙な行動を取り出す。亜樹子や照井の言動と噛み合わないやりとりとなっていることにフィリップは不信に思う。そして、それが昨日とっていた行動であることに気付く。翔太郎はそのまま「昨日の行動」を繰り返していく。
フィリップは急いで検索を行ない、「Yesterday」のメモリの仕業であることを突き止める。「Yesterday」のメモリは人の記憶を操作し、撃たれた刻印が発動すると、24時間前の行動を再現させるというものであった。照井は急いで翔太郎の後を追う。
「８の字の痣」は「砂時計」なんですね。「８の字」だと、塗りつぶされた箇所が何を意味するのかがわからなくなりますが、砂時計なら「砂」ですからね。しかも、発動した時点だと流れ落ちる側が塗られていて、終わると底面部分に移ってますし。

きっちりと昨日の行動を繰り返す翔太郎。そして、居もしないドーパントの姿を追って屋上へ。Ｗに変身して（したつもりで）ビルから飛び降りる。亜樹子からの連絡でやむを得ず変身に応じるフィリップ。が、翔太郎の力が強く、Ｗの動きを抑えられない。そして、そのまま風都ホールへ。
この時、サイクロンではなくファングのメモリなら抑えられたような気がしないでもない。
＃どの道、翔太郎はジョーカーを使ってるし、
＃ファングなら主導はフィリップにあるわけで。

冴子の講演に乱入するＷ＝ヒートメタル。混乱する観客。毅然とした態度で臨む冴子。その冴子を守ろうとする若菜。そこに、照井もようやく駆けつけ、アクセルに変身する。Ｗがサイクロンジョーカーに戻り、ジョーカーエクストリームを放つ。が、横からアクセルがスチームパワーでそれを阻止する。フィリップの案で、バイクモードに変形して、Ｗを外へ連れ出す。
若菜姫、今回もクレイドール・ドーパントにならずに済みました。ここでクレイドールになってたら、今度はフィリップが混乱しただろうな。

外に出て、エクストリームが飛来する。エクストリームの力でイエスタデイ・ドーパントの刻印の力を打ち消す策である。サイクロンジョーカーエクストリームになり、刻印の力を無効化するＷ。そこに、イエスタデイ・ドーパントが現れる。正気を取り戻した翔太郎、そして、プリズムビッカーを取り出し、プリズムソードでイエスタデイ・ドーパントに斬りかかる。
二人の心が一つになっているＷ。そのため、Ｗの状態でフィリップと翔太郎の掛け合いが入ると、「一人芝居」の画になってしまい、ちょっと笑える。

旗色が悪くなって逃げ出そうとするイエスタデイ・ドーパント。が、フィリップがそれを呼び止める。そして、正体も知っていることも。観念したイエスタデイ・ドーパントは変身を解く。その正体は不破夕子だった。が、その「不破夕子」も偽名で、本当の名は「須藤雪絵」。須藤（園咲）霧彦の妹だった。

ここで婿殿の妹登場とは。でも、流れ的には丁度いい感じですかね。ということで、イメージだけで婿殿も再登場。
＃さすがに「真っパ」な画は出ませんでしたが。
で、ゲスト出演の平田薫。日曜朝枠は「マジレンジャー」以来ですね。そういえば、第１エピソードに出演した山内明日もそうだっけ。