Ｗ：第35話 Ｒの彼方に／やがて怪物という名の雨

ついに井坂が園咲邸内で行動を起こす。ケツァルコアトルスのメモリを持ち出しているようです。そして、井坂がガイアメモリの力に魅入られた理由も明らかに。

猫のミックも今回はなかなかいい味を出してます。

照井も「さらなる力」を求めて、再び、シュラウドの元へ。そして、連れてこられたのは
モトクロスのレース場
＃「トライアル」って、こっちの
＃「トライアル」か
＃まあ、「ライダー」だしね

風都野鳥園、訪れていた照井は昔を思い出す。かつて、妹と一緒に訪れたことがあったためだ。そして、形見となった「昇進祝い」のペンダントを受け取ったところでもあった。そんな思い出に浸っていると、妹の面影とだぶる女性を見かける。彼女はここを訪れる子供たちに鳥のことを詳しく教えてくれていた人だった。だが、彼女の腕にコネクタを見つけて、照井は彼女に近づく。問いただしている最中、彼女は騒ぎ出し、周りの人が集まってくる。そこには翔太郎と亜樹子のコンビも。

園咲邸。食事の席で、琉兵衛は「あるガイアメモリ」が無断で持ち出されたことを話し出す。そして、その疑いの目を井坂に向ける。それを否定しない井坂、そして、10年前にたてた、ある「誓い」が果たされる時が近づいていると席を離れる。心配になる冴子。井坂は自分もそろそろ行動を起こすので、「覚悟の程」を冴子に確認する。

野鳥園で出会った彼女の名前は「島本凪」。翔太郎達は近所の子供達から彼女のことで依頼を受けていたのだった。ようやく彼女と再会した照井、彼女が「何か」に怯えていることを感じ、その事から子供たちに冷たい態度をとっていると思い、その理由を問う。その理由を語り出そうとした時、突然の土砂降り。さらに怯えだす凪、そして、理由を語りだす。ある夜、突然の雨が降る中、「怪物」（＝ウェザー・ドーパント）が現れ、父親を自分の目の前で殺害したのだ。そして、「目印」と、凪の左腕にコネクタを埋め込んで去っていったのだった。以来、その「怪物」の影に怯え、過ごしてきたのであった。そんな凪に照井は形見のペンダントを「お守り」として渡す。そこに姿を現すウェザー・ドーパント。照井、そして翔太郎も変身し、ウェザー・ドーパントに立ち向かう。だが、ウェザー・ドーパントは雨を自在に操り、Ｗを雨の中に閉じ込める。また、アクセルに対しても雷雲を纏わりつかせ、足止めをする。凪に近づくウェザー・ドーパント。そして、コネクタの具合を見る。まだ頃合いでないことを確かめると、高笑いを残して去っていく。無残に敗れる照井、そして、ようやく心を開いた凪も、その様子を見て再び心を閉ざす。
ここに来て、ようやく「ウェザーらしい」攻撃を見せましたね。（超）局所的（Ｗの所だけ）に大雨を降らせるとか、雷雲を呼び寄せるとか。

戦いの中、ウェザー・ドーパントが持っていた奇妙な形のメモリに気付いたフィリップ、早速検索を行ない、それがケツァルコアトルスのメモリであることを探り当てる。リリー白銀の時と同じで、凪もケツァルコアトルスのメモリの過剰適合者であることがわかり、井坂が、凪を利用してケツァルコアトルスの力を得ようとしていることは想像できた。そして、コネクタが完成するまで、彼女に「恐怖」を与え続けるであろうということも。自分と同じ境遇の凪を守りたい思いと、井坂に対する「復讐の念」が照井をシュラウドの元へ向かわせる。

園咲邸の一室。井坂と冴子は酒を酌み交わす。そして、井坂は10年前の出来事を語りだす。「自分がこの世に生まれた意味」を求めて、探求を続けていた井坂、だが、何の手掛かりも得られず、うらぶれていた。そこでテラー・ドーパントが街の人々を飲み込む光景を見る。その圧倒的な力に魅せられ、琉兵衛にガイアメモリのことを聞き出そうとする。が、「君にその資格があればいずれ出会うだろう」と取り合わなかった琉兵衛。その力に魅入られた井坂はいつか「Terror」のガイアメモリを手にすると自分に誓ったのだった。
この会話をテーブルの下で聞いているミックが次回の展開の鍵になるでしょう。

森の中。照井はシュラウドに会いに来た。姿を現すシュラウド。そして、照井は「さらなる力」を求めるが、シュラウドはそれを断る。シュラウドが照井に力を貸していたのは、照井の目的が「復讐」だったからであった。だが、今の照井には誰かを守ろうとする思いしか感じられなかった。その言葉に、照井はアクセルに変身し、
俺の中の炎はまだ消えちゃいない！
とエンジンブレードをシュラウドに向け、井坂への復讐は消えていないことを示す。そして、シュラウドはある場所へと照井を導く。
一方、野鳥園、凪を見つけた翔太郎は凪と語りだす。そして、照井が凪に何故構うかまでの理由も。そこに井坂が現れる。井坂はダミーのケツァルコアトルスのメモリを取り出し、それをオウムへ投げつける。メモリの刺さったオウムは怪鳥と化し、凪を連れ去る。Ｗに変身し、ハードボイルダーで追う。相手が空ならばと、ハードタービュラーに換装しようとするが、その位置にはアクセルのガンナーユニットが。やむなく、ガンナーユニットに換装して、怪鳥を討つ。凪が怪鳥から離れ、落下するが、ルナの力で凪をキャッチ、彼女を隠して再び怪鳥に向かう。エクストリームに変わり、マキシマムドライブを発動させたビッカーシールドをガンナーキャノンの前に飛ばし、びっかーシールドに乗ると、キャノンの砲撃の力で宙に飛び、怪鳥のメモリブレイクを果たす。だが、井坂は凪を捕らえ…。

森を抜けて、シュラウドに連れてこられたのは「モトクロスレース場」。シュラウドは照井にヘルメットを渡し、モトクロスマシンに乗るように勧める。

照井が「Trial」のメモリを手にするための前哨の話。しかし、「モトクロスで特訓」って、「響鬼」かよと（笑）。
＃「響鬼」でも、ヒビキさんがバイクに
＃乗れるようになるために行った特訓が
＃モトクロスだったんだよね。
ガンナーユニットも「お茶目」でしたね。いつの間にか、リボルギャリーの中に入り込んでいて、タービュラーユニットの場所に居座ってましたし。それどころか、換装しようと上がり込んだところで
「ハァ～イ」と挨拶をするかのような動きｗｗｗ。これはこれで面白かったですが、どうやって、タービュラーユニットを引きずり出したんだろ？