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2010年5月21日 (金)

Google、フリー動画フォーマット「WebM」公開

Googleがフリーの動画フォーマット「WebM」をオープンソースで公開しました。
#元記事はこちら

元は、「On2 Technologies」(2009年にGoogleが買収)が開発した「VP8」コーデック。これをロイヤリティフリーでライセンスし、ソース、仕様、エンコードツールを公開したという次第。これにはGoogle、Mozilla、Adobe、Opera、NVIDIAなど主要メーカー20社が賛同しているそうで、「HTML5」世代に入ったウェブの動画コンテンツの一つとして注目を集めそうです。
中身的には、ビデオコーデックが「VP8」、オーディオコーデックが「Vorbis」、コンテナには「Matroska」のサブセットが採用されるそうで、帯域幅を効率的に使用できる「VP8」が採用されることで、高画質の映像コンテンツの提供に期待が掛かっているようです。

さて、「HTML5」世代の動画フォーマットに関しては、先にAppleが「H.264」を強く推し(というか、「Safari」に関してはこれだけにすると強気な発言)、マイクロソフトもそれに賛同するというニュースが出ていますが、今回の「WebM」にはGoogle(Chrome)、Mozilla(Firefox)、Opera(Opera)と主要Webブラウザの内、3ブラウザの開発団体が参画していますので、ウェブ動画に関してはまだまだ色々とありそうです。
ちなみに、マイクロソフトは「WindowsにVP8がインストールされていれば、IE9でも再生可能」と表明したそうですが、あまり積極的ではない感じです。

また、「VHS v.s. ベータ」とか、「Blu-Ray v.s. HD-DVD」みたいな感じになるんですかね。

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