W:第39話 Gの可能性/バッドシネマパラダイス
一週あいて、第20エピソードの前半。
琉兵衛が若菜にある「プレゼント」を。冴子は起死回生を図って、「あの」メモリを使います。
ゲストは「アイドリング!!!7号」こと、谷澤恵里香と川野直輝(「ゲキレンジャー」のロンですね)。
若菜が自分の姉であり、同時に「ミュージアム」の代表として敵対することになったフィリップ。亜樹子らが声をかけるも、一人悩む。そこに、仕事の依頼が舞い込む。依頼人は虹村あい。映画館「T・ジョイ風都」に務める女性である。依頼内容は、自分にも覚えの無い「自分の主演映画」が上映されるというもの。とりあえず、訳の分からない事件に首をつっこむ。
「T・ジョイ風都」、調査のために入らせてもらおうとするが、マネージャーに追い返される。そこに、パンフレットの梱包を運ぶ川相透がこけて、梱包を落としてしまう。後輩であるバイトの女の子に「パンフを運ぶときは声をかけてください!」と叱咤されるが、無言のままであったため、バイトの女の子には呆れられる。そこに、虹村あいが駆け寄ってきて、パンフ運びを手伝う。虹村を見る川相の様子を見て、虹村に「気がある」ことを感じる亜樹子。川相をからかい始める。極度の人見知りの川相は言葉を返す代わりに、スケッチブックの隅に「問題ない」と小さな文字で答える。それを見て、フィリップ同様、本音を溜め込むタイプと感じる。
そんな時、翔太郎が舞い上がる。「風の左平次」の劇場版が公開されていたのだ、しかも「3D」で。どうしても見たがる翔太郎。どうやって映画館内に潜入するかを考えるのが先決と考える亜樹子だが、妙案を思いつく。そのまま「風の左平次」を見に来た「客」として映画館内に入る二人。他に観客のいない「箱」で上映を待つ二人。そして、流れたのは「風の左平次」ではなく、「例」の虹村あい主演の映画だった。展開がつまらないと言い切る翔太郎に対し、節々に何か伝えたいところを感じる亜樹子。翔太郎は出ようとするが、扉は「壁」となっており、止む無く見続けることに。そして、延々7時間もの上映の末、「未完」に終わった作品に激怒の翔太郎。後ろで見ていたジーン・ドーパントは驚き、逃げ始める。壁を扉に変換し、外に逃げるジーン・ドーパント。その特徴をフィリップに知らせ、正体を検索してもらう。「Gene」(=遺伝子)の力を持つドーパントで、遺伝子の組み換えで全く異なる物体を生成することができるドーパントらしい。そして、それは自分自身にも適用できる、と説明した上で、マネージャーに化けたジーン・ドーパントを殴り飛ばす。
屋上に追い詰められたジーン・ドーパント。サイクロンジョーカーに変身し、追い詰めるも、戦う意志のないジーン・ドーパントはオタオタと逃げ惑うばかり。いつもと違うタイプにてんてこ舞いのW。ルナジョーカーでようやく捕らえる。ジーン・ドーパントの正体は川相透だった。ほぼ「無害」に等しいが、ガイアメモリに魅入られた以上は、と、警察に引き渡そうとする。が、亜樹子はそれを止め、何やら、「川相更生作戦」を…。
「パペリア・ドーパント」以来、前半で正体がばらされる展開。「引っ込み思案」で「人見知り」の性格を表わすのに、「これでもか!」というくらいの演出だ。しかし、「Gene」(=遺伝子)という割には、わかりにくいデザインだ(まあ、確かに「表しにくい」と思うが)。右手が何となくそれを表わしてますかね。で、そのジーン・ドーパントのささやかな抵抗集。マキビシを作ったり、かんしゃく玉を作ったり。最後はヒートジョーカーの右手を「牛」(のハンドマペット)に変えたりと、「攻撃」というよりは「抵抗」と言った方がよい戦いである(笑)。右手を「牛」にされて動揺する翔太郎。しかし、フィリップは冷静にメモリチェンジしてくれてますが、「牛」のハンドマペットをつけたまま、器用に、メモリチェンジをしてますね(ちゃんと、スイッチ押してるし)。
「D・GALコーポレーション」の社長室、代表としての役目を全うしようとする若菜は冴子並に厳しく当たる。そして、清掃員にまでも。だが、その清掃員は冴子が扮したものだった。冴子は自分だけが知っている隠し金庫から「Nazca」のガイアメモリを回収する。
照井、真倉、ウォッチャマンも巻き込み、川相を監督にしての自主映画制作を始める亜樹子たち。が、これは亜樹子が川相の性格を直すためと、川相と虹村をくっつけるためのものでもあった。協力していくうちに、現場もまとまりができつつあった。
一方、琉兵衛が若菜に用意した「プレゼント」が届く。「有機情報制御機関試作体、ガイアプログレッサー」と銘打たれたそれは、「Extreme」の力を模したものだった。そして、それを扱うためには「Gene」の力を使いこなす川相が必要であった。
「Nazca」のガイアメモリを手にした冴子。ドライバを失った今、自分でコネクタを埋め込む。
着々と撮影が進む中、作品イメージが自分のものからかけ離れていることに意見を出す川相。そこに、若菜が現れる。「Gene」のメモリの所有者、川相を迎にである。そして、クレイドール・ドーパントに変わり、強行手段に出る。照井と真倉に川相達の避難をさせる翔太郎とフィリップ。どうしても戦いたくはないフィリップ。だが、
「私自身がミュージアム」
と、戦うことをやめない若菜。やむなく、Wに変身し、戦うことに。手加減なしに向かってくるクレイドール・ドーパントに苦戦するW。エクストリームメモリが飛来し、サイクロンジョーカーエクストリームに変わる。クレイドールの力を見切ったエクストリーム。プリズムソードでなら、クレイドールの再生能力すら断ち切れると、にじり寄る。そこに冴子が現れる。若菜を倒すために来たが、Wにぶちのめされている様子を見て嘲笑う。そして、「Nazca」のメモリを挿入し、ナスカ・ドーパントに変わる。霧彦の時よりもスピードが格段に上がり、苦戦するエクストリーム。それを見ていたアクセルはトライアルに変身。エクストリームの援護に入る。が、スピードでは互角だった。そして、ナスカ・ドーパントを捕らえるトライアル。Wに討たせようとするが、ナスカ・ドーパントは「レベル3」へと進化し、その圧倒的な力で振り払う。
戦場にカメラが置いたままなのを見つける亜樹子。取りに行こうとするが、川相がそれを止める。「せっかく撮ったのに」と思う亜樹子だが、「あんな画のために、危険を冒す事はない」と止める川相。皆で作っていたことに反対ではないようだが、一人で撮り直すからジーンを返してと亜樹子に筆談。後ろが戦火の中、訳がわからない状態の亜樹子。
ということで、最後のカットは亜樹子の「なんで~?」顔(笑)。
ここで再登場のナスカ・ドーパント。冴子が回収したままだったので、いずれ出るかと思いましたが、冴子が使うとは思いませんでしたね。しかも、霧彦の時に「レベル2」にまで上がっていたので、いきなり「霧彦Ver.よりも強い」という設定。その上、今回で「レベル3」にまでアップしてます。
しかし、コネクタを埋め込んだ場所が場所だけに、コネクタを露出させるところは、ちょっと「ドキッ」としますね。でも、メモリを差し込む瞬間、「井坂先生」って。「婿殿」は本当にかわいそうな存在になってしまったなと思った。
#まあ、霧彦に対しては、あくまでも「利用できる」
#存在としか見てなかったですけどね。
さて、予告を見ると、若菜もガイアプログレッサーを使ってエクストリームと同等の力を得るようですが、もしかして「Q」で始まる名前になるのか?
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