W:第44話 Oの連鎖/シュラウドの告白
照井、シュラウドの正体と目的を知る。それでも、照井は結局は「アクセル」として戦い続けることを選ぶ。
今回も高岩さんの演技が光ってます。
夏の劇場版が公開間近なので、今週(から)のオープニングには劇場版のカットが入ってます。
フィリップ主体のファングジョーカーでも、翔太郎じいさんが「眠気」に勝てないので、動きが鈍り、ピンチになる。必死に、翔太郎じいさんを起こそうとするフィリップだが、どうにもならない。オールド・ドーパントは「占い師をしていて、人は自分の幸せを望むのと同じくらい、他人の不幸を望んでる」と嘲笑する。その言葉に怒るフィリップ。ガイアメモリの飛来で難を逃れるが、オールド・ドーパントは「これからも(「老けさせ屋」の)商売を続けていく」と高笑いしながら逃げ去る。良枝はオールド・ドーパントが去り際に残した「人の恨みを晴らし続けてやる」の言葉が心に残り…。
高岩さんの、ある意味、「一人二役」の演技が光ってます。フィリップ(右半身)が翔太郎じいさん(左半身)を起こそうとする動きが、本当にそうしているように見えます。
園咲家、琉兵衛が加頭に今月の報告書を渡す。加頭はようやく計画通りの進捗になってきたことを称え、琉兵衛に小切手を切る。そして、去り際、若菜に照井がシュラウドのことを探り始めたことを伝える。そして、照井を張っていれば、シュラウドに会えるかもとヒントを残す。
鳴海探偵社、のほほ~んと過ごす翔太郎じいさん。その翔太郎じいさんの「心の声」にツッコミを入れようとする亜樹子。そこに、老婆化したみゆがやって来る。が、良枝と一緒ではなく、もう一人、老婆がいた。何と、その老婆は関根久美だという。良枝が相馬に依頼したのだ。お互いの親の「エゴ」と「憎悪」に翻弄される娘たち。翔太郎じいさんはそんな二人を哀れむ。
シュラウドのもとに向かう照井。シュラウドが現われ、照井は事の真偽を問いただす。シュラウドは照井が「精神干渉攻撃」に耐えることができる特殊体質であることを知り、照井に「Accel」のメモリを渡し、家族を奪われたことの恨みを増幅させ、それで園咲琉兵衛(=テラー・ドーパント)に対抗しようとしていたことを明かす。さらに、照井は井坂に「Weather」のメモリを渡したことの真偽を確かめる。シュラウドは言葉に詰まりながらも、それを認める。冴子から聞いた話が事実と知り、シュラウドに刃を向ける照井。その目には、家族を奪われた憎しみの炎が宿っていた。それを見て、さらに煽り、「Bomb」のメモリで攻撃するシュラウド。
園咲琉兵衛を倒すため、「精神干渉攻撃」に耐えられるフィリップと照井を「究極のW」(=Wサイクロンアクセルエクストリーム)にしようとしたこと。「究極のW」誕生に邪魔な翔太郎を排除するために、オールド・ドーパントと関根親娘、後藤親娘を利用したことに怒りをぶつける照井。そして、
俺達はお前の道具じゃない!
とアクセルトライアルに変身し、とどめの一撃を刺そうとする。が、紙一重で止めてしまう。そこに、クレイドール・ドーパントが乱入し、シュラウドに襲いかかる。思わず、「若菜」と呼ぶシュラウド。そして、若菜の口から、シュラウドの正体が自分と来人(=フィリップ)の実の母親であることが明かされる。仕切り直しとばかり、逃げるシュラウド。若菜も無理に追わず、シュラウド抹殺を照井に託す。シュラウドがフィリップの家族と知り、シュラウドへの恨みが揺らぐ。そして、墓に手向けられていた花が群生していることに気付く。
劇団の稽古場、関根光子が久美を老婆に変えられたのを後藤良枝に問い詰める。あっさりと認める良枝。が、自分の娘がされたことと同じことをしたまでと反論する。泣き崩れる光子。が、その自分勝手さにさらに腹を立てる良枝。親同士の醜い争いを止める照井。そして、良枝に「娘のためにしたことが自分の憎しみをぶつけているだけに過ぎない」ことを諌める。そして、お互いの娘たちが母親同士の「エゴ」の犠牲となったことを知らしめる。そこに、劇団の団長、大倉が入り、光子と良枝を許してやって欲しいと頼む。今回の事件のきっかけは母親が娘にかたむける「愛情」が行き過ぎたことだと。そして、その大倉の言葉に、自分たちのしたことの愚かしさに気付く光子と良枝。
この大倉の言葉が今回の事件の解決と照井の決心への「キーワード」だったわけですね。
シュラウドの森、再び訪れる照井。そして、
俺は、Wにはならない
とシュラウドに決意を伝える。そして、シュラウドを許すつもりだとも。自分の復讐のために多くの人達を巻き込んだこと、そうするまでの「復讐鬼」となったきっかけを息子(=フィリップ)に対する「愛」であったことを問う照井。すべてを見透かされたシュラウドは経緯を語る。
来人(=フィリップ)の「特殊性」を知っていた琉兵衛はシュラウドから来人を奪い上げる。そして、「Terror」の力でシュラウドを貶めたのであった。そして、シュラウドは園咲の家を捨て、琉兵衛への復讐を誓ったのだった。そして、照井が「精神干渉攻撃」の影響を受けないことを知り、また、家族を奪われたことを知り、それを利用して照井を、来るときに備えて、鍛えていたと。すべての真実を知るフィリップ。そして、照井は
これから証明してやる。オールド・ドーパントを倒し、闇の力に打ち克つのが憎しみなんかじゃないことを。俺たち3人で。
と宣言する。3人、つまり、照井、フィリップ、そして翔太郎の3人である。
「老けさせ屋」、相馬を追い詰める翔太郎じいさん。驚く相馬。が、相馬に勝つ自信のある翔太郎じいさんは
さあ、お前の罪を数えるんじゃ!
と果敢に相馬に立ち向かう。意外に手強い翔太郎じいさんに業を煮やした相馬はオールド・ドーパントに変わる。そこに照井とフィリップが現れる。照井は即様アクセルに変身し、オールド・ドーパントを追い立てる。フィリップも翔太郎と共にWに変身し、後を追う。その様子を陰から見守るシュラウド。
今回のW変身のカットは「老人介護をする家族の図」も入ってますね。ドライバーが真ん中に来ているのかが気になっていたらしい翔太郎じいさん。それを見て、亜樹子は「真ん中であってるから!いつもやってるでしょう」と介添えをしながらフィリップの元へ。また、変身後のいつもの「左手を振る」アクションですが、「おじいちゃん」のためか、ブルブル震えっぱなしになってます(笑)。
力の差が歴然としている中、オールド・ドーパントを追い詰めるアクセル。そこに足取りがおぼつかないWがやって来る。セオリー通り、弱いところ(=W)から責めるオールド・ドーパント。が、オールド・ドーパントの攻撃を自分の身を盾にして防ぐアクセル。それを見つめるシュラウドに対し、
よく見ていろ、シュラウド。「憎しみのW」など必要ない!
とオールド・ドーパントに歩み寄るアクセル。オールド・ドーパントの左手を取り、「干渉波」を自分だけに集めさせるアクセル。そして、
今だ!左!フィリップ!
と合図をすると、おぼつかないながらもジャンプし、エクストリームに変身する。そして、プリズムソードでオールド・ドーパントに斬りつける。思わぬ反撃に、オールド・ドーパントも裏返って反撃に出る。が、今度はアクセルがアクセルトライアルに変わり、超加速でオールド・ドーパントを斬りつけ、振り切る。
オールド・ドーパントを倒し、翔太郎も元の姿に戻る。その様子を見守っていたシュラウドに近付き、家の墓に白い花を手向けてくれたのがシュラウドであったことを確認する。そして、井坂が照井の家族を襲うことまでは企んでいなかったことも。シュラウドは「Weather」のメモリを井坂に渡したのは、井坂がテラー・ドーパントを倒そうとしていたことを知ったからだと話す。が、その井坂が、よもや、あのような「怪物」になってしまうとは予想もしていなかったことも。結果として、自分の行動を悔いるシュラウド。が、そんなシュラウドを
あなたは、もう誰も傷つける必要はない
と慰める照井。そして、「俺達が園咲琉兵衛を倒す!仮面ライダーとして」と改めて、園咲琉兵衛を倒すことをシュラウドに誓う。その言葉を聞き、すべてを3人に託して立ち去るシュラウド。そのシュラウドを追おうかどうか迷うフィリップ。見かねた翔太郎は、「行けよ」と背中を押す。シュラウドを追うフィリップ。だが、すでにシュラウドの姿はそこにはなかった。
プールバー、A~Zの26本の次世代ガイアメモリの入ったトランクを別の財団Xの役員に渡す加頭。シュラウドが「ゲーム」から降りたことを冴子に伝えるが、冴子はどこ吹く風とばかりに気にも留めなかった。
「家族」が関わるためか、今回のエピソード「Oの連鎖」は前半がフィリップ、後半は照井がメインでしたね。
#まあ、前半で翔太郎があんな状態になって、
#しまったので、前半がフィリップメインになった
#のは必然的であるとも言えますが。
どっちにしても、井坂は自分の欲望のために動いていただけですね。
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