W:第46話 Kが求めたもの/最後の晩餐
テラー・ドーパント=園咲琉兵衛、ついに倒される。が、財団X(というより、加頭)の暗躍がまだストーリーを引っ張る。
リボルギャリーが久々に登場。思うように動けないアクセルがバイクモードにユニットをつけて応戦するわけですが、その中の姿には!
琉兵衛の口から、既にフィリップが死んでいることが明かされる。が、フィリップは自分が自分であるために、必死に否定する。テラー・ドーパントから生み出された怪物に襲われ、ボロボロになったアクセルトライアル。照井も重傷を負う。照井の姿を見て、諸悪の根源である琉兵衛を倒そうと翔太郎と立ち向かうフィリップ。再びサイクロンジョーカーエクストリームに変身し、テラー・ドーパントに向かうが、圧倒的な力にひれ伏す。そして、テラー・ドーパントのフィールドに飲み込まれ、翔太郎は琉兵衛の「恐怖」の世界に飲み込まれる。勝ち誇る琉兵衛。そして、「evil tail」を手にし、若菜とフィリップを連れて消え去る。
照井は瀕死の重傷を負い、翔太郎は琉兵衛の「恐怖」に飲み込まれ、フィリップも琉兵衛の手中に落ち、園咲琉兵衛に対抗する手段を失った鳴海探偵事務所。特に、翔太郎の方が深刻な状態である。轟は責任を感じ、再び単身、園咲邸に向かう。
園咲邸、ベッドで目を覚ますフィリップ。起き上がり、邸内を歩きまわり、食堂にたどり着く。既に琉兵衛、若菜、冴子がせきに着いており、母であるシュラウド(文音)も現われ、久し振りに園咲家の一族が揃う。勝利を祝う琉兵衛と若菜、その二人に憎しみを向ける冴子、黙ったままのシュラウド。ようやく揃った「家族」にもう、無益な争いはやめようと説得を始めるフィリップ(来人)。が、もはや元に戻ることはないと聞き入れない冴子。琉兵衛が冴子と文音(シュラウド)を呼んだのは、自分に楯突いたことを「懺悔」させるためだった。従うものかとばかりに、「Nazka」のメモリを取り出す冴子。若菜も「Clay doll」のメモリを取り出し、それぞれドーパントに変わり、決着を迎える。文音は席を立ち、外へ出ようとする。既に「負け」を認めていることを改めて告げる。そんな「母」を止めるフィリップ。争いあう姉達を見過ごすのかと。そんなフィリップにシュラウドは
あなたの家族は園咲ではない。左翔太郎よ。忘れないで。「切り札」は左翔太郎!
と言葉を残す。そんないざこざの中、轟はテーブルにあった「evil tail」を奪いとる。
庭、クレイドール・ドーパントとナスカ・ドーパントの「姉妹対決」が続く。が、ナスカ・ドーパントの剣戟を受け流すクレイドール・ドーパント。そして、火球を打ち込む。あきらめずに食い下がるナスカ・ドーパント。エクストリームになるクレイドール。最後のあがきをするナスカだが、触手攻撃につかまり、地面に打ち付けられると、さらにエクストリームに踏みつけられる。そして、メモリが破壊されてしまう。為す術を失った冴子は命からがら屋敷を逃げ出す。
回想シーン。文音(=シュラウド)はあくまでも素顔を見せないのね。しかし、ダンスを踊ることといい、やはり、杉本彩を意識しているな。来人が不慮の事故で無くなる時期(=12年前)だとすると、冴子18歳、若菜9歳ということで、冴子はそのまま生井亜実嬢が演じてるのですが…。微妙な感じが…。しかもツインテール。でも、「あり」かもしれない。
鳴海探偵事務所、スタッグフォンが鳴り響く。が、「恐怖」に縛られた翔太郎は電話の音にすらおののく。やむなく代わりに出る亜樹子。電話の主はフィリップだった。相手がフィリップとわかり、無理矢理、翔太郎に代わる亜樹子。電話が翔太郎に代わったと気づくと
翔太郎、お別れだ。僕は今日、若菜姉さんの生贄にされて消滅するらしい。でも忘れないでくれ、相棒。僕は消えない。君の心に悪魔と相乗りする勇気がある限り
と伝える。だが、琉兵衛の「恐怖」が拭えない翔太郎はどうすることもできなかった。そこに、轟が「evil tail」を持って戻ってくる。が、「ガイアインパクト」を引き起こすような代物ではないことに驚いていた。亜樹子は袋の中身を確かめ、翔太郎に見せる。そして、「どういう意味だろうね?」と問いかける。
園咲家、祭壇の前でクレイドールに変わる若菜。その地下では「泉」で琉兵衛が「儀式」の準備をしていた。琉兵衛は「泉」に再び来人を落とし、「地球の記憶」というデータとなった来人を上にいる若菜(=クレイドール)に取り込ませることで、若菜を生きたガイアメモリ製造機「地球の巫女」とするつもりだった。フィリップは親としての「良心」がないのかと琉兵衛に問う。琉兵衛は
お前は一度死んだ。二度と救えない。
と、本音を返す。が、フィリップはそんな琉兵衛を救いたいと返す。が、フィリップのそんな思いも虚しく、琉兵衛はフィリップを「泉」へと突き落とす。「地球の記憶」となったフィリップはそのまま上の階にいるクレイドールにとりこまれ、融合が始まる。「儀式」の場に亜樹子と翔太郎が現われる。そして、「evil tail」を見せつける。「evil tail」、それは園咲家が幸せだった頃に、家族の幸せを願った「お守り」として、各自の名前を書き記した「刷毛」であった。そんなものを大切にしていた琉兵衛に真意を問う翔太郎。自分が誤った道を進み続けることを恐れた琉兵衛が、過去への拠り所としていたのが「evil tail」だと推理する翔太郎。が、それを否定し、取り返そうとする琉兵衛。そして、テラー・ドーパントに変わる。再び、琉兵衛の「恐怖」に気圧される翔太郎。が、フィリップの言葉を思い出す。そして、互いに「相棒」と呼び合う限り、折れないと約束したことを思い出し、ドライバに「Joker」のメモリを挿す。そして、
さあ来い、相棒!
と、フィリップを待つ翔太郎。その時、クレイドールエクストリームが苦しみだす。そして、翔太郎のドライバに「Cyclone」のメモリが装填され、サイクロンジョーカーに変身する。Wの変身システムを利用した逆転策だった。フィリップを失い、暴走を始めるクレイドールエクストリーム。そして、テラー・ドーパントに向かい、
街を泣かせた諸悪の根源、園咲琉兵衛!さあ、お前の罪を数えろ!
といつものセリフを吐く。一方、鳴海探偵事務所、横になっていた照井が起き出し、二人の元へ向かおうと這い出す。
園咲邸の庭、テラー・ドーパントと対峙するW。テラー・ドーパントは再び怪物を送り出し、Wに襲い掛からせる。そこに、リボルギャリーが現われる。まともに歩くことが出来ない照井はバイクフォームではと、アクセルガンナーで怪物に立ち向かう。ガンナーユニットをくわえられ、宙吊りになるアクセルガンナー。が、ガンナーユニットを切り離し、リボルギャリーに戻ると、タービュラーユニットに換装する。アクセルタービュラーで立ち向かう。
祭壇、エクストリームメモリが飛来し、クレイドールエクストリームを貫く。それはフィリップの肉体のデータを取り戻すためだった。そして、Wの元に飛び、サイクロンジョーカーエクストリームになるW。テラー・ドーパントに最後の決戦を挑む。一方、アクセルは上半身だけ変形を解き、エンジンブレードで怪物に斬りかかる。そして、「Accel」のマキシマムドライブを発動させ、怪物を撃破する。
一方、Wもテラーを追い詰める。そして、Wエクストリームを放ち、「Terror」のメモリをブレイクする。燃え盛る屋敷へ向かう琉兵衛。その中で若菜が巫女となったことを感じ、喜ぶ。そして、一人でダンスを舞い、燃える屋敷に消える。
琉兵衛の死で事件は一応の解決を見た。だが、屋敷から若菜の姿が見つかっていないことが気がかりとして残った。その若菜は加頭に回収されていた。
歩けなくてもバイクフォームで動けるアクセルでしたが、タービュラーユニットでの空中戦。上半身だけ変形を解きましたが、あれは「Gパーツを履いたガンダム」だな。
形はどうあれ、琉兵衛の「家族を思う」気持ちは人並み以上ですね。
#結局、それは若菜に対してだけになったのかも
#しれませんが。
しかし、やはり「崩壊する建物の中」で最後を迎えましたね。
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