W:第47話 残されたU/フィリップからの依頼
最後のエピソード。残り3週だが、3話で1エピソードか。
加頭もドーパントに変身。ラスボスらしく、「金色」ですね。
最後だけあって、「情報屋」キャラも総出演。刃野、真倉、ウォッチャマン、サンタちゃん、クイーンとエリザベス、そこそこいたねぇ。
#真倉は「情報屋」キャラじゃないが。
冴子さん、「魔性の女」度が消えてます。
園咲邸での戦いの後、若菜は加頭に連れ去られ、「ガイアインパクト」を引き起こすためのキーとして、安置されていた。フィリップはそんな若菜の存在を「感じ」、翔太郎に若菜救出の依頼をする。それは「自分の最後」が近づいていることを感じたフィリップの最初で最後の依頼だった。
若菜の居場所を知っていそうな人物として、冴子をマークし、冴子を探す翔太郎。ウォッチャマンの情報で、サーキットに出没することを突き止めた翔太郎はサーキットに向かう。
サーキット、一人、バイクを飛ばす冴子。自分が若菜よりも優れていることを示すために奮闘していたが、それを示すべき相手(=琉兵衛)が倒れたことによって、「生きる目標」を見失ってしまっていた。そこにハードボイルダーに乗って翔太郎が現われる。冴子を追い抜き、挑発する。さらに対抗から照井も現われる。年貢の納め時と、観念する冴子。そこにフィリップが現われ、若菜の居場所を聞き出す。が、冴子は若菜が生きていることすら知らずにいた。そこに加頭が現われる。冴子を「新生ミュージアム」のトップとして迎えるためである。「ミュージアム」の後ろに財団Xがあったことを知る翔太郎等一同。そして、加頭は「Utopia」のメモリを取り出し、ユートピア・ドーパントに変わる。ユートピア・ドーパントの力で宙に浮く面々。照井はアクセルに変身し、ユートピア・ドーパントに立ち向かうが、これまでにない「異質な力」に翻弄される。翔太郎もWに変身しようとするが、フィリップがそれを止める。フィリップは、次にWに変身した時、自分の肉体が消滅してしまうことを翔太郎に明かす。そのため、次に変身する機会は若菜を救出する時までとっておきたいと考えていたのだった。
ユートピア・ドーパントの攻撃に為す術のないアクセル。ダメージが蓄積し、変身が解けてしまう。冴子も何かを感じたのか、フィリップに
今頃、お父様も、きっと、お墓で泣いているわ。お墓でね。
と謎の言葉を残す。ユートピア・ドーパントは冴子を引き寄せ、その場から去るのであった。
加頭も最後に変身。まるで、「カブト」の三島だな。立ち振る舞いは「電王」のジークだし。そんな加頭が変身するユートピア・ドーパント。最後のドーパントだけあって、ボディカラーはゴールド。しかも「念動力」を使うようです。相手に触れずして動かしたり、防御したりと「最後のドーパント」にふさわしい能力だ。しかし、これだけだと何故「Utopia」なのかがわからないのだが、それは後々…。
CHARMING RAVEN、若菜と再会する冴子。加頭は財団Xの日本局長に冴子を紹介し、「ガイアインパクト」計画を引き継いで発動することをプレゼンする。それは、若菜をデータ化し、財団の人工衛星にインストールして、衛星軌道上から地球規模で「人類選別の儀式」を行なうという内容だった。「ガイアインパクト」計画の実態を知り、慄く冴子。加頭は冴子を再びミュージアムのトップに返り咲かせることを約束する。そして、「Taboo」のメモリも。
鳴海探偵事務所、若菜の居場所を探るために「ミュージアム」、「財団X」、「施設」をキーワードに検索を始めるフィリップ。が、絞りきれない。しらみ潰しにあたっていこうとする照井。が、フィリップは冴子の残した言葉から「墓」をキーワードに加え、さらに絞り込む。そして、「CHARMING RAVEN」を探し当てる。若菜救出へ向かおうとするフィリップ。が、翔太郎はフィリップが消えてしまうということの理由を問いただす。フィリップは答える。既に死んでいるフィリップは「地球の本棚」の力によって、現在の肉体をデータとして再構築している。先の園咲邸での事件の際、エクストリームメモリによって肉体のデータを取り戻したものの、若菜との「融合」が元でバランスが崩れ、加速度的に「消滅」が早まっているという。自分の運命を受け入れ、せめて若菜だけでも救いたいと願うフィリップ。覚悟は出来ているようである。が、「フィリップが消えてしまう」という事態を受け入れられない翔太郎はシュラウドの元へ向かう。
シュラウドのいる森、シュラウドを探す翔太郎。そこにシュラウドが姿を現す。翔太郎はフィリップの運命と回避策を問う。が、首を横に振るシュラウド。翔太郎は「相棒」を失うこともそうだが、鳴海壮吉との約束(=フィリップを守る)を果たせなくなることに苛立を感じていた。そして、シュラウドは鳴海壮吉にフィリップの救出を依頼したのは自分であったことを明かす。そして、翔太郎に出会ったことで、フィリップが単なる「データの塊」ではなくなったことに感謝し、改めて、消えてしまうフィリップが笑顔で去れるようにと翔太郎に頼む。
わだかまりが消えないまま、事務所に戻る翔太郎。そこでは、刃野、真倉、ウォッチャマン、サンタちゃん、クイーンとエリザベスらを呼んで、「フィリップのお別れパーティ」を始めていた。亜樹子の案で、フィリップは海外留学で風都を去ってしまうということにして、居なくなってしまうことをカモフラージュし、フィリップには「たくさんの思い出」をあげようという心積もりである。フィリップもそれに乗り、みんなと打ち解けあう。
一夜明け、宴に疲れて眠る皆を残し、CHARMING RAVENに向かう翔太郎達。亜樹子も一緒について行くことに。若菜の救出が始まる。一路、地下へ向かう一行。邪魔に入るマスカレード・ドーパント達を引き受ける照井。
若菜を見つけ出す翔太郎達。起こして連れ出そうとするが、若菜の体に何かの計測器が取り付けられているのを見つけるフィリップ。そこに加頭が現われ、若菜がクレイドール・エクストリームになるための能力値を計測していることを明かす。若菜をプログラム化しようとしていることを推察するフィリップ。加頭はユートピア・ドーパントに変わる。加頭を倒すため、今が変身の時と翔太郎に呼びかけるフィリップ。が、翔太郎は変身をためらう。そして、再び若菜を奪われる。
と、ここまでが本日のAパート。無茶苦茶長すぎ!
アクセルが追いつき、ユートピア・ドーパントと一戦交える。だが、やはり、その能力に翻弄されるだけだった。フィリップ達も追いつくが、翔太郎はまだ変身をためらう。アクセルは「Trial」メモリで超高速移動で挑むが、それすらもユートピア・ドーパントには通じなかった。そして、「格の違い」を見せつけようと、アクセルトライアルと若菜を抱えて外に飛び出るユートピア・ドーパント。
空中でアクセルトライアルの頭を押さえるユートピア・ドーパント。「Utopia」とは、「希望」を表わすメモリ。そして、その能力は相手の「生きる気力」を吸い取り、自分の力とすることであった。そして、アクセルを一蹴する。炎に包まれ、もがき苦しむアクセル。そして、ついには変身が解けてしまう。フィリップの悲壮感に呼応して若菜も反応する。翔太郎は生身でユートピア・ドーパントに立ち向かう。が、当然のことながら、太刀打ち出来ない。その様子を見て、翔太郎の無謀な行動をやめさせようとするフィリップ。そして、そのフィリップに反応する若菜。ユートピア・ドーパントもその様子を見て、フィリップに精神的苦痛を与えれば、若菜が目覚めることに気付き、翔太郎の首を締め上げる。フィリップの目の前で翔太郎を殺すことによって、フィリップの精神的苦痛が限界に達し、若菜(=クレイドール・エクストリーム)が覚醒すると読んだのだ。
「Utopia」、本当の意味は「理想郷」なんだけどね。まあ、人々の「希望」が集まり、形作られた場所のことから、「希望」を示すメモリとしているようです。しかし、「Eternal」もそうですが、人にとって、プラスの意味を示す単語が難敵となって立ち塞がるというのも面白いですね。
#まあ、人にとって、最高のものなので、それを打ち破るのは
#容易くないというわけですが。
若菜がフィリップ(=来人)のピンチに呼応するというのも、よくある設定ですが、それだけこの姉弟の結び付きが強い(前回の事件で融合したということを除いても)ということを表しています。
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