W:第48話 残されたU/永遠の相棒
「財団X」編も今回で終了。ということで、いつも通りの2話=1エピソードの形式で話は進み、最終話は1話でまとめるようです。
加頭の意外な正体も発覚。夏の劇場版が公開中なので、ところどころにリンクが散りばめられてますね。
#まあ、最終話に向けての部分もそうですが。
若菜のエクストリームが覚醒するのに、フィリップの精神的苦痛が効果的であることに気付いた加頭、翔太郎をなぶり続ける。ユートピア・ドーパントを倒すためにはWに変身するのが必要と、再度、翔太郎に変身を呼びかけるフィリップ。が、翔太郎はやはりためらってしまう。絶体絶命とも言える状況に、意外な援護が。「Taboo」のメモリを手に入れた冴子がタブー・ドーパントとなって、ユートピア・ドーパントに攻撃を加えてきたのだ。加頭のやり方が気に入らない冴子は自分が加頭を攻撃している間に若菜を連れて逃げるようにフィリップに伝える。ユートピア・ドーパントの変身が解け、生身となる加頭、にもかかわらず、加頭に火球攻撃を加えるタブー・ドーパント。が、加頭は耐え凌いだ。そして、加頭は自分が「NEVER」であることを明かす。再び、ユートピア・ドーパントに変わり、タブー・ドーパントの火球攻撃をかわしながら近づく。そして、冴子を手中に収める。冴子が加頭の気を引いている間に逃げる準備をしていたフィリップ達。若菜も連れていこうとしたが、やはり、加頭に奪われてしまう。
ということで、加頭が「NEVER」(=死者蘇生兵)であることが判明。
#ついでに劇場版の「ネタバレ」。まあ、「NEVER」の
#件は「東映ヒーローMAX」にも書かれていますがね。
加頭に手が出せなかった翔太郎達。フィリップは変身をためらった翔太郎を責める。が、変身することで大切な「相棒」を失うことになる翔太郎に、それをする勇気はなかった。そんな二人を見て、亜樹子は二人でじっくりと話し合える時間を与え、一人、事務所に戻る。
亜樹子から渡されたボールでキャッチボールをしながらお互いの思いをぶつけ合う翔太郎とフィリップ。そんな中、刃野から電話が入る。が、その主は刃野ではなく、加頭だった。フィリップの精神的苦痛を増すために、次々と二人に縁のある人物(クイーンとエリザベス、サンタちゃん、ウォッチャマン、そして、刃野と真倉)の顔を奪っていったイメージを携帯越しにフィリップの脳に送りつける。そんなイメージを見せつけられ、もがくフィリップ。そして、加頭は鳴海探偵事務所に。亜希子の身の危険を悟った二人は急いで戻る。事務所に戻った二人、が、亜樹子もまた「顔」を奪われてしまう。得も言えぬ絶望がフィリップを包む。そして、周りのみんなを巻き込んでしまったことで自分を責める。そんなフィリップの姿を見て、自分の「甘さ」(と「甘え」か)を自覚する翔太郎。そして、覚悟を決め、鳴海壮吉の形見の帽子を手に事務所を飛び出す。
浜辺でのキャッチボールのシーン、「W」が二人で一人であることと、二人の信頼関係を示していましたね。
若菜の夢の中。琉兵衛が地球を指さし、「嘆き」で満ちていることを憂いる。若菜は父からそんな状況を知らされたので、「地球の巫女」となることを決心したのだった。若菜の決心を聞いた琉兵衛は姿を消す。そして、続いて来人(=フィリップ)が現われ、若菜を救ってあげられなかったと謝って姿を消す。二人が消え、暗闇の中、一人ぼっちとなる若菜。そこで目が覚める。冴子も一緒に囚われの状態となっていた。そして、加頭の計画を若菜に話す。加頭の行動を冴子の差し金と誤解する若菜。そこに加頭が現われる。そして、冴子に告白をする。が、冴子は加頭の思いは受け入れなかった。それどころか、自分(ひいては、園咲家)のプライドを傷つけられたことに加頭に反撃を企てる。そして、その隙に若菜を逃がそうとする。
お互いにユートピア、タブーのドーパントに変わり、戦いあう二人。恋に敗れた加頭は容赦なくタブー・ドーパントを責める。そして、冴子から「生きる気力」を吸い取り、冴子を手にかける。冴子の言葉に従い、逃げ出そうとする若菜。だが、ユートピア・ドーパントに囚われてしまう。
死に際、最後の自分の行動を自嘲する冴子。そして、息を引き取る。そんな冴子の亡骸を弔う翔太郎。
エクストリームが覚醒するまであと一歩となり、若菜をプログラム化し、人工衛星に転送する準備を進める加頭。そこに翔太郎が現われる、加頭の計画を邪魔するために。たった一人でユートピア・ドーパントに立ち向かう翔太郎。容赦なく火炎攻撃を加えるユートピア・ドーパント。が、翔太郎はそれをかわす。念動力での攻撃に切り替えるユートピア・ドーパント。こればかりは避けられず、壁やタンクに叩きつけられる翔太郎。そして、翔太郎にとどめを刺そうとするユートピア・ドーパント。が、その手を帽子で封じ、一気に形勢逆転を図る翔太郎。さらに、ガジェットたちがユートピア・ドーパントの動きを封じる。ビートルフォンが装置を破壊し、翔太郎は若菜を助けだす。ガジェットたちも脱出を開始する。装置破壊と同時に施設も損壊する。
若菜を救出した翔太郎の前にエクストリームメモリが飛来し、フィリップが現われる。翔太郎の健闘を称えるフィリップ。そこに、傷つきながらも、辛くも脱出できたユートピア・ドーパントが現われる。一人で風都を守ることを決意した翔太郎、翔太郎が一人でやっていく決心を見届けることができたフィリップ。加頭を倒すため、最後の変身をする二人。エクストリームメモリもやって来て、サイクロンジョーカーエクストリームに変わる。最後の決戦、Wが優位に進める。が、ユートピア・ドーパントもWの強い気力を吸い取って自分のパワーにしようとする。が、キャパシティを超え、逆にダメージを受けてしまう。捨て身の攻撃に入るユートピア・ドーパント。「Utopia」の能力を検索完了し、効果的な攻撃=Wエクストリームを放つサイクロンジョーカーエクストリーム。
決定打を受け、消滅寸前の加頭。最後のあがきで再度変身しようとするも、力尽きて消滅してしまう。加頭の最後を見届け、局長もガイアメモリから手を引くことを決定し、その場を去る。
風都を乱した諸悪の根源「ミュージアム」と「財団X」を退けたW。が、最後の変身をしたことでフィリップと翔太郎に別れの時がきた。エクストリームを解除しようとするフィリップ。が、最後に閉じるのは自分でやらせてくれと、翔太郎はエクストリームメモリに手をかける。エクストリームの中、涙をこらえる翔太郎。そんな翔太郎を見て、
大丈夫、これを閉じても僕たちは永遠に相棒だ。この地球が無くならない限り
と、自分たちの「絆」は普遍だと説くフィリップ。涙をこらえ、最後の決心をした翔太郎はエクストリームを閉じる。Wから離れ、消滅するエクストリームメモリ。
すべてが終わり、静かな時を過ごす翔太郎、亜樹子、照井。翔太郎はフィリップが残した最初で最後の「プレゼント」を開ける。そこにはロストドライバーと何も記されてない「本」が一冊、収められていた。ページをめくる翔太郎。そして、最後のページを見て再び涙する。そのページには
僕の好きだった街をよろしく
仮面ライダー
左 翔太郎!
君の相棒より
と記されていた。
加頭が「NEVER」=死者蘇生兵であったことは驚きですね。フィリップ同様すでに「死人」、だから「無感情」だったわけか。とはいえ、人(=冴子)を愛するという感情は持ち合わせていたのですね。
冴子も最後は「家族」のために殉じました。何だかんだと色々ありましたが、誰よりも「園咲の家」を思っていたと思います。冴子も三人(とは言え、本エピソードで加頭を「人」とするのはどうかというのもあるが)の男性の心を虜にしてるんですよね。そういった意味では「魔性の女」とも言えるのですが、実際には「誰かに寄り添っていたい」、「一人ではいたくない」という思いの方が強かったのではないかと思えます。
#対立するのにも、相手がいなければできないですし
#そういう意味では「不器用」な人間なのかなと。
最後のWエクストリームは「王蛇」か、はたまた「キバ=キングフォーム」か(笑)。
高岩さんの「一人二役」もいい味出してましたね。Wの中で二人が会話しているように見えますもん。でも、そんな演技もこれで最後なんですかね。
さて、メインの方はこれで終了。最後はこの事件を受けて若菜が最後の暴走をするようですね。
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