「Android技術者認定試験」開始
この秋モデルで、au、docomoから続々と搭載モデルが出てきたことで脚光を浴びているAndroidですが、Open Embedded Software Foundation(OESF)はこの11月末からAndoroid技術者認定試験を実施することを発表しました。
背景としては、Androidを使用したシステムの開発に際し、発注側からの視点では、発注先の技術者のレベルが適切なものかを計りたいということと、受注側からの視点では、技術者の育成が市場ニーズに対応しきれない状況に陥っていることから。
試験区分としては、「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2区分で行なう模様。まずは手始めに、「アプリケーション技術者認定試験ベーシック」を11月末から実施する予定。
試験はプロメトリックの試験会場で実施され、申し込みはネットからのみ。受験料は15,000円(税別)。合格者にはOESFから認定証が授与されます。
OESFのページによると、試験範囲は以下のようになっています。
アプリケーション技術者試験
- Androidプログラミング
- Javaプログラミングの知識
- スクリプト言語
- オブジェクト指向
- Android基礎知識(アプリ視点)
プラットフォーム技術者試験
- Linuxの知識
- ライブラリ概要
- Bionic
- HAL
- 起動シーケンス
- Android基礎知識(プラットフォーム視点)
共通項目
- 開発環境(Eclipse、SDK)
- NDK、JNI
- デバッグ技術
- デバッグ技法
私も、去年、会社の研修で受けましたが、確かにこの試験範囲に挙げられている項目は押さえているべきですね(開発言語はJavaですし、AndroidもLinuxをベースとした環境ですから)。ただ、短期の研修だったので、この試験範囲を見て「こんなのもあったのか」と思うところもあります。
#例えば、アプリケーション技術者試験にある
#スクリプト言語。何を指しているかは不明
#ですが、使うところがあるのか?
まだこれからの資格なので、資格試験としての参考書はまだ出ていないようですが、以下の書籍が参考になるかと。
#まあ、プラットフォーム関連はほとんどない状況ですが。
また、開発言語であるJavaに関しても押さえておきましょう。
| 固定リンク | 0
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- honto、紙の本の通販ストアを終了(2023.12.04)
- 今年のAmazonのBLACK FRIDAYは(2023.11.18)
- Firefox、ソース管理をGitに一本化(2023.11.10)
- X、新規ユーザーに対する有償化テスト開始(2023.10.18)
- VBScript、非推奨となる(2023.10.10)
「学問・資格」カテゴリの記事
- IPv6基礎検定(2022.08.31)
- 基本情報処理技術者試験、2023年から制度変更(2022.04.30)
- サイバーエージェント、「プログラミング能力検定」開始(2020.11.16)
- 日本語プログラミング言語「なでしこ」が中学校の教科書に採用(2020.09.18)
- 春期情報処理技術者試験中止(2020.03.24)
コメント