人名用漢字改定
新常用漢字表が11/30に告示されます。見直しは1981年以来、29年振りとのこと。
#元記事はこちら
現行の漢字表に196字を追加して、5字を削った2136字からなるそうです。また、今回の改訂に合わせて名前に使える人名用漢字を入れ替える省令改正を行うそうです。
で、人名用漢字に新たに登録された漢字を見ると、「省令改正」ではなく、「改悪」ではないかという意見が出てたりします。読売新聞の記事 に追加される漢字の例があるのですが、「怨」、「骸」、「痕」、「斬」、「呪」、「狙」等が含まれており、1993年にあった「悪魔くん」騒動を懸念する声も出てたりします。
しかも、2004年の審議会の際、パブリックコメントで「不適切」とされた文字が含まれているそうです。
#少なくとも、読売新聞の記事に挙げられている
#漢字は人名にはそぐわないよね。特に
#「怨」と「呪」!
一応、戸籍法で、人名には常用平易な文字であり、(1)常用漢字、(2)人名用漢字、(3)カタカナ、ひらがな、が使える、なっているそうです。しかし、常用漢字にあるといっても、「骸」って平易じゃないと思えるんですけどね(あと、「鬱」)。
何となく曖昧な選定に思えるのは、
「パソコンや携帯電話の普及により、書けなくても容易に漢字を使えるようになった社会状況を踏まえた」
という、変な理由からだろうな。確かに、「手書き」で書く機会は減ってきているとは思うが、まずは「手で書く」から入るよね、教育的に。
また、せっかく2004年にパブリックコメントで「不適切」としてあるにもかかわらず、登録しようというのは「民意を反映していない」ことになると思うんだよね。おそらく、「常識的に」選定したのだと思うんですよ。「悪魔くん」騒動もあったことですし。それでも入れるというのは
(人道的なところで)何も考えていない
のではないかと。
何か、今回の入れ替えでDQNネームが加速度的に増えそうだ…。
#例えば「骸」。音読みだと「ガイ」なので、
#音だけならばなかなかいい名前になるが、
#訓読みなら「むくろ」。本来の意味は「死体」
#ですからね。
#DQNネームの大半は「響きがいいから」という
#単純な理由だけで、表意文字である漢字が持つ
#本来の意味を無視したものだし。
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コメント
もう見ました、面白いですね
投稿: フルーツバスケット 画像 | 2010年12月 7日 (火) 18時22分