雑感:そらのおとしものf(フォルテ)
続いての雑感は「そらのおとしものf(フォルテ)」。
去年も「秋アニメ」として放映されたんだよね。で、この「f」は「そらのおとしもの」の第2期作品となるわけです。
一度、この記事で書いているのですが、「エロバカ度」は第1期と変わってなかったですね。今回は「アストレア」が合流し、仲間になっていく過程を主軸に、イカロスとニンフの心境の変化、「シナプス」との接触が程よく絡み合い、作品としての深みも増していたと思います。
また、この第2期でもエンディングを毎回替えていました。今回も「懐メロ」主体です。
先にも書いたように、今期のメインキャラともいえるのが「アストレア」(無論、ヒロインはイカロスですが)。イカロスが持つ「可変ウィングのコア」の回収と「桜井智樹の抹殺」という使命を帯びて降臨したわけですが、
おバカキャラ
と言うことで、失敗に次ぐ失敗の連続。挙句の果てに、智樹達にいいようにいじられてましたね(基本性能的にはイカロスを越えているにも関わらず…)。
そんなアストレアも第二世代エンジェロイド、タイプε「カオス」が登場した際、自らの手で「空のマスター」の鎖を断ち切るという、想像以上の行動を示してくれましたね。
#まあ、声が福原香織なので、「ファイト一発!充電ちゃん」の
#ぷらぐに通じるところがあったかな、と。
そして、「シナプスとの接触」。これまでは、エンジェロイドの降下とか、ダイダロスの「智樹の夢への干渉」とシナプス側からの一方的な接触だけだったのが、「ダイブゲーム」で智樹の夢へ入った際、シナプスにたどり着いてしまったことで、逆に、地上からも接触するようになりました(とはいっても、ほとんどが英四郎ですが)。
そして、イカロスとニンフの心境の変化。ニンフに関しては、第1期の時点で智樹への思いが芽生え始めてはいましたが、この第2期で、ある意味、思い(=智樹を新たなマスターとすること)を遂げてます。一方のイカロス、こちらは「より女の子に」近付きましたね。智樹を単なる「マスター」としてではなく、「一人の男性」として意識し始めます。とはいえ、本人はそれがどういった感情なのかというのがわからないままですが。
#それもあるので、「天然ボケ」はそのまま活かされて
#いましたね、今期も。
各エピソードとも、もちろん面白かったですが、中でも「対カオス編」ですかね。今期の「シリアスパート」の集大成ですし。で、このカオスの声を演じたのが豊崎愛生だったのですが、珍しく「キレキャラ」を演じたことになるのかな。「第2世代」と言うことで、イカロスたち「第1世代」とは違った「未曾有の力」を持っての登場でしたが、イカロス、ニンフ、アストレアの連携攻撃と智樹の「優しさ」に触れて「空のマスター」から解放されました。
今期のエピソードで、別な意味で、印象に残ったのは第5話の「天界から来た超兄弟(トモダチ)」ですかね。英四郎とそはらが再度シナプスに潜入した際、そはらがシナプスの「物」を地上に落してしまったのですが、それを拾った智樹はそれを利用して「パンツロボ」を再生。さらに、変形能力まで装備したのですが、その変形するものと言うのが、
バイク(というよりは「デコチャリ」w)
その変形シーケンスと言い、智樹の服装と言い、それは
電人ザボーガー
でしたね(笑)。
結局、パンツロボはそはらのチョップにズタズタにされてしまうのですが、その時、智樹と心同士で繋がり、声が出たのですが、パンツロボの声を演じたのは石田彰。智樹の声が保志総一郎、つまり、
キラとアスラン
なわけですね。
さて、先にも書きましたが、今期もエンディングは各話で替えておりました。まず第1話は「帰るから」。歌うのはBlue drops(吉田仁美&イカロス)なので、この曲が本当のエンディングに当たる曲ですね。
第2話が「COSMOS」。アクアマリンの楽曲のカバーでして、カバーしたのはBlue drops。
第3話は「かけめぐる青春」。1970年代の女子プロレスラーコンビ「ビューティペア」の楽曲。カバーしたのは見月そはら&五月田根美香子。この第3話は美香子主催の「大相撲大会」という名の「プロレス大会」でしたからね。
第4話は「ミラクル・ガイ」。映画「少林寺木人拳」の主題歌で、カバーしたのはアストレア。
第5話は「ff(フォルティシモ)」。HOUND DOGの名曲ですね。カバーしたのは見月そはら。
第6話は「ソルジャー・イン・ザ・スペース」。BOWWOWが歌ってたんですね。しかも、「Xボンバー」の主題歌だったそうで。
#Xボンバーは見たことなかった、というか、
#田舎じゃ、放送されなかった。
カバーしたのは桜井智樹&守形英四郎。
第7話は「帰らざる日のために」。これまた1970年代の青春ドラマの名作「とび出せ青春!」の主題歌だった曲です。これはオールスターキャストでのカバーでした。
第8話は「踊り子」。故村下孝蔵氏の名曲の一曲ですね。カバーはイカロスと五月田根美香子。女性の心情を歌った曲なので、女性デュオでのカバーと言うのは的を得ているかと。
第9話は「夏のお嬢さん」。オリジナルは榊原郁恵。カバーはニンフ。今で言う「巨乳アイドル」の榊原郁恵の代表曲を「ちっぱい」なニンフがカバー(笑)。
第10話は「望郷の旅」。これ、必殺シリーズの一作、「助け人走る」の主題歌だったんですよね。でも、サビの部分のメロディは「必殺」のテーマともいえるメロディです。カバーは桜井智樹とトモ子。
第11話は「帰るから」。ある意味、第2期のラストともいえるエピソードなので、第1期のラスト同様とも言える選曲ですね。
第12話は「時代遅れの恋人たち」。中村雅俊の名曲で、その中村雅俊が主演した「ゆうひが丘の総理大臣」のテーマ曲でもあったりします。カバーはニンフ、イカロス、アストレア。このエンディングアニメは結構よかったですね。
次は「劇場版」かぁ。
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