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2010年12月18日 (土)

雑感:薄桜鬼

2010年の秋アニメも終わってきているので、作品毎に雑感でまとめてみようかと。

まずは「薄桜鬼」。ゲームを原案としたこの作品、今年の春に「薄桜鬼」として第1期が放映されて、夏を挟んで秋に「薄桜鬼 碧血録」として第2期が放映されたんですよね。
NHKの今年の大河ドラマが「龍馬伝」と、坂本龍馬を主人公にした「幕末物」だったことを受けてか、今作も「幕末物」の代表である「新撰組」を主題にした作品でした。
#丁度、「対」になるんですよね。
その「新撰組」に「鬼」の要素を取り込んで、「伝奇物」の様もありました。

この作品、女性向けのゲームが原案でしたが、アニメ放映と同時に男性への「受け」も広がったようですね。
#私も全話見ましたし。



「歴史物」なので、「史実」という曲げられない事実があるわけですが、それを主軸に作品として、際立たせるものを何にするかで「歴史物」は成否が決まると思うんですよね。で、この作品では「鬼」という要素を取り入れ、「新撰組」を題材にしながら雪村千鶴と言うヒロイン(つまり、女性)からの視点で描いたところが良かったのではないかと。女性視点だったからこそ、志士達の「士」としての生き様が際立って表現されたのかなと。

作品の構成もうまくまとめられていて見やすかったと思います。また「2部構成」を活かすために、第1期と第2期で1クールの「間」を空けたのも視聴者側に転換のきっかけを作ってくれたので、見る側も切り替えて話に入っていけたのかなとも思います。
#明治に移り変わるきっかけとなる「鳥羽・伏見の戦い」が
#境目となっていたので、話の転換がスムーズだったなと

しかし、新撰組の志士が「落水」で「鬼」(正確には羅刹)になると言う発想がすごいな。沖田総司が羅刹になった時には、(死に方を)どうするんだと考えましたが、「士」らしい最後を迎えてあげてましたね。
#「労咳」による病死と言う結末には
#しなかったのですよ。

ちなみに、タイトルの「薄桜鬼」は風間千景が土方歳三に贈った鬼としての「名」でした。

あ、11月には舞台化されたんだっけ。

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