「World IPv6 Day」、6月8日に実施
Internet Society(ISOC)は6月8日に、Facebook、Google、Yahoo!などが参加して、世界規模的なIPv6トライアル「World IPv6 Day」を実施することを発表しました。
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現在、インターネットの世界で通信に使われるIPアドレスは「IPv4」と呼ばれる形式で、4バイト(32ビット)で表現されるものですが、割り当て可能なアドレスが枯渇寸前となっております。まあ、IPv4アドレスの枯渇に対する懸念は10年以上も前からされていることですが、中国でのインターネットの爆発的な普及が拍車をかけ、ここ数年内に枯渇するだろうと見込まれています。
そんなIPv4アドレスに取って代わるアドレス体系として「IPv6」が考案されているわけですが、これまた、10年以上前から普及活動をしているにもかかわらず、いまだにIPv4との置き換えが完全でない状態です。
#ちなみに、IPv6アドレスは16バイト(128ビット)で
#表わされます。
IPアドレスがIPv4からIPv6への移行が進んでいない要因としては色々と取り沙汰されておりますが、コスト、ならびに移行時の影響が見えないということが主だった要因とされています。
そこで、早期にこうした問題を明確化して、移行作業への一助としようと、6月8日の0:00から24時間を使って、FacebookやGoogle、Yahoo!の主要なWebサイトをIPv6で運用させ、IPv6環境下での潜在的な問題を明らかにしようとトライアル目的で実施するそうです。
なお、この期間中でも、トライアルサイトではIPv6、IPv4のマルチホームでの運用を行なうため、ネットユーザーには影響がほとんどないとされています。
もし、IPv6に興味をもたれた方は、こういったものを読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、IPv6アドレスはWindows、Mac OS X、*BSD、各Linuxディストリビューションとも実装されています。
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