OOO:第22話 チョコと信念と正義の力
後半。バッタヤミーを使って己の「正義」を行使する神林、しかし、その「正義感」は暴走し…。
後藤君、バースバスターを徐々に使いこなせるようになってきてます。
伊達と真木、完全に「水と油」だな。鴻上と真木も「対極」ではあるが、こちらはうまい具合に折り合いがついてるんだよね。
タジャスピナーで必殺技を放とうとした瞬間、神林親子が立ち塞がり、バッタヤミーとウヴァを庇う。ようやく手に入れた「正義の力」を失いたくない神林は体を張ってバッタヤミーを守ろうとする。ウヴァとバッタヤミーはこの隙に離脱する。
「クスクシエ」。神林家の事情を人伝に聞いていた知世子。それを聞く映司。さらに、後藤君は「(バッタヤミーは)悪人を倒すヤミーなんだよな。倒す必要があるのか?」と今回の件に戸惑う。そんな後藤君に映司は
「倒さないと。誰かを守りたいという気持ちや、自分たちの正義を守りたいという気持ちがどんどんエスカレートすることがある。正義のためなら、人間はどこまでも残酷になれるんだ」
と、世界を放浪し、見てきたことから行き過ぎた正義は人を傷つけることを後藤君に教える。そして、神林を止めるためにアンクとともに探しに出かける。
う~ん、映司の言葉はやはり深いですね。自分たちが掲げた「正義」の下に「力」だけを行使すれば、やがて、「争い」になりますからね。
とある料亭、贈収賄の現場に神林親子とバッタヤミーが現われる。「悪い奴は許さない」と己の正義を行使する神林。それに呼応し、襲い掛かるバッタヤミー。
特訓の成果でバースバスターを徐々に使えるようになってきた後藤君。そして、伊達に何のために戦うのかを問う。あっさりと「1億円のため」と答える伊達。続いて、その1億の使い道を問う後藤君。が、伊達はそれには答えなかった。そして、逆に伊達は後藤君に何故戦うのかを問う。映士の言葉もあってか、うまく答えられない後藤君。そんな後藤君に
「自分に自信を持て!道を間違えたら、誰かが教えてくれる。だから自分を信じて自分のやりたいようにやれ!」
とアドバイスする。
ヤミーの気配を感じるアンク。それを聞いて、ヤミーの元へ向かう映司とアンク。一方、伊達と後藤君もゴリラカンドロイドがヤミー出現を察知したことを受け、現場へ向かう。
伊達もアバウトなようで、思慮深いですね。そして、後藤君をうまく導いてくれています。
悪徳政治家を締め上げるバッタヤミー。献金を渡そうとしていた業者の人間は神林に許しを請う。「悪い奴は許さない」としていた神林だが、必死に許しを請う姿を見て、気持ちに揺らぎが出る。
そこに映司とアンクが駆けつける。OOOに変身しようとするが、クズヤミーが現われる。何とか、アンクからメダルを受け取り、OOOに変身する映司。クワガタヘッドの電撃でクズヤミーを葬る。が、そのOOOを止めようとする神林。だが映司はバッタヤミーのやっていることを見て
「あれが神林さんが考える正義ですか!あれがやりたかったことなんですか!」
と怒りを露にする。その言葉にハッとする神林。映司は神林に隆を連れて逃げるように説得し、バッタヤミーに立ち向かう。
神林は隆を連れて、その場を逃げ出そうとする。だが、そこにウヴァが現われ、神林を叩きのめす。そして、隆を人質に取る。隆を人質に取られ、手が出せなくなるOOO。コアメダルとの交換を要求するウヴァに同時に返すよう約束を取り付ける映司。変身を解除し、メダルをオーズドライバーから外す映司。そして、後ろ手でカンドロイドを準備する。そして、合図とともに隆とメダルを放すウヴァと映司。が、ウヴァは再び隆を捕らえ、アンクは映司の「策」を理解せずに動いてしまったため、映司がカンドロイドを話す瞬間に邪魔をする形に。結果、 クワガタとバッタのメダルはウヴァの手に渡ってしまう。隆はその隙をついてウヴァから逃げ出す。映司は隆を保護するが、と同時にバッタヤミーが襲いかかってくる。生身でバッタヤミーと戦う映司。神林は隆を保護すると、自分がしたことに後悔する。アンク(腕)は落ちたトラのメダルを探し出し、拾うが、ウヴァに見つかってしまう。そして、ウヴァにとどめを刺されそうになるが、神林がそれを止める。ウヴァはそんな神林を振り払う。アンクもその隙にウヴァの足元から逃げ出す。OOOに変身できないため、ピンチに陥る映司。そこに伊達が駆けつけ、バースバスターで援護する。「手助けが必要か?」の伊達の問いに素直に甘える映司。伊達はバースに変身すると、ウヴァとバッタヤミーに立ち向かう。後藤君は隆を連れて戦線から離れる。
信吾の体に戻ったアンクは映司を責める。が、映司はそんなアンクの怒りを流して、神林を連れて離れる。神林は自分の浅はかさを恥じ、悔いる。そんな神林を映司は
「誰が正しくて、誰が間違ってるってとっても難しいことだと思います。自分が正しいと思うと周りが見えなくなって正義のためなら何をしてもいいと思ったり、きっと、戦争もそうやって起こっていくんです。」
と説く。いきなり戦争まで話が膨らむことに言葉の出ない神林。そして、悪い奴を放っておいて言いわけじゃないですよ、の問いに
「目の前に起こっていることに一生懸命になるしかないんです。小さな幸せを守るために。自分ができること以上のことはできませんしね」
と、いきなり大局で物事を考えるべきではないと諭す。この言葉に神林は考えを改める。そして、映司はアンクとともにヤミーを追う。
先行してウヴァとバッタヤミーを追っていたバース。バッタヤミーに足止めされ、その隙にウヴァは隆を追う。
隆を連れて逃げる後藤君。逃亡の最中、隆は自分が間違っているのかと疑問に思う。それを聞いて、後藤君は自分は世界を守ろうと考えているが、今のままでは力不足であること、でも、自分を信じ続けていると隆に自分を信じろと、伊達に言われたことと同じことを隆に説く。そこにウヴァが現われ、隆の「正義感」を利用しようとする。それを止めようとする後藤君。そして、「どうしていいことをしたいと思った!答えろ!」と本音を問いただす。
「僕はお父さんに帰ってきて欲しかったんだ!」
と、本音を答える。あまりにも小さな欲望にウヴァは愕然とする。その隙にウヴァにバースバスターを食らわせる後藤君。そこに映司とアンクが駆けつけ、映司はOOOに変身しようとする。だが、タカとトラの2枚しかなく、OOOに変身できない。映司はアンクにアンクのコアメダルを貸すように迫る。やむなく、コンドルのメダルを渡すアンク。ようやくOOOに変身できた映司。
ウヴァ、バッタヤミーと戦うOOO。そこにバースも加わり援護に入る。バースはクレーンアームとドリルアームを装着し、苦手なはずのウヴァと戦う。ウヴァはバースの攻撃に余裕の様子。バースもそれはわかりきっていたことだった。なので、倒そうとするのではなく、ウヴァの体を構成するセルメダルを削り取りにかかったのだ。バースの装備でセルメダルがどんどん削り取られるウヴァ。そして、コアメダルが露になった。そこをアンクに教え、アンクにコアメダルを取らせる。コアメダルを取られ、パワーダウンしたウヴァは逃げ去る。
バッタヤミーに手を焼くOOO。それを見て業を煮やしたアンクはクジャクのメダルをOOOに渡す。メダルを受け取るとタジャドル・コンボに変身。そして、タカ、クジャク、コンドルのメダルをタジャスピナーに装填し、ギガスキャン。バッタヤミーはジャンプしてタジャドル・コンボにキックを放つ。OOOもバッタヤミーに対し「マグナブレイズ」で突進し、バッタヤミーを葬り去る。
神林は弁護士を目指すことにし、再び家族と暮らすことにした。
後藤君も徐々に成長してきていますね。とはいえ、「クスクシエ」にずっといるわけだが、鴻上ファウンデーションでの「居場所」はまだあるのだろうか?
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