OOO：第24話 思い出と恋と海のコンボ

ついに６つ目のコンボ、「シャウタ・コンボ」が登場。メズールの水棲系メダルのコンボです。水棲系のコンボだけに特殊能力に自身の体の「液状化」があります。「液状化」といえば、「仮面ライダーBLACK RX」の「バイオライダー」がありましたね。

伊達の本職もようやく解明。

ヤミーの力でその美貌で人々（主に男性）を魅了する優美。が、伊達だけはなんともなく、優美から卵を取り上げようとする。が、その卵から子ヤミーを放ち、優美はその場を去る。伊達はバースバスターで子ヤミーを撃ち落とす。映司は、いまだ、心を奪われたまま。
映司、腑抜け状態です。挙句の果てに「恋愛コンボ」とまでほざいてます。また、わざわざ「LOVE LOVE LOVE」とコンボコールも作ってますし、プリティな「OOO恋愛コンボ」のイラストも起こしてます。しかし、これって、「超人ビビューン」じゃね、顔が（笑）。

ビューティマリンラボ、新製品の資料が出来上がっていないことにいらだつ麗。秘書に姉である優美を探させる。優美は記者会見場所の地下へ。ヤミーはさらに欲望を膨らませるように言葉巧みに優美を誘う。そして、ヤミーはエイサイヤミーとして孵化する。

クスクシエ、「恋の病」に陥った映司を看護する比奈。のぼせ上がっている映司にほとほと呆れ返る。
真木の研究室、鴻上から収支報告を受ける伊達。マイナスの収支にガックリ。それでも「デカく使わないと、デカく稼げませんよ」と切って返す。その心意気に鴻上も称賛の言葉を贈る。それを聞いて真木も「稼ぐつもりなら、グリードと無茶な戦いはしないでください」と釘を刺す。
伊達、完全に寛いでますね（笑）。真木も、その言葉の裏には自分とカザリとの繋がりが発覚するのを未然にしたいという思いもあるのではないかと。

記者会見場所、まだ優美が見つからないことにいらだつ麗。秘書は代理を立てればと進言するが、それだけは避けたい麗。そこに優美が現れる。優美の、突然の、変貌に驚く麗。そこにエイサイヤミーも現れ、優美は麗との「光と影」の立場を逆転させようと詰め寄る。
研究室でまったりとテレビを見る伊達。そして、ビューティマリンラボの新製品発表が報道され、優美が新社長に就任したことも報道される。それに驚いた伊達は、優美の元へと急ぐ。
クスクシエ、まだ浮かれている映司。柱を掴んでぐるぐる回りながらアンクの頭を叩きまくる。堪忍袋の緒が切れた後藤君とアンク。後藤君はハリセンでどつきまくり、アンクは水を用意。そこに伊達が現れ、後藤君を連れ出す。
一つ謎なのが、真木が「クスクシエ」のビラに写っていた知世子の写真を見て妙な反応を示したことですね。これって、もしかして、「恋」？

地下に捕らえた麗の元に姿を現す優美。優美に謝り、許しを請う麗。が、優美は麗の傲慢さなぞ気にはしていなかった。ただ、「綺麗になる」という欲望が突き動かしているととうとうと語る。そこに伊達が現れる。優美の暴走を食い止めるために。優美は伊達が他の人とは違って、なんともないことに疑問に思っていたが、それを伊達に問う。伊達は、
「昔のお前の方が好きだったからじゃない。今のお前は俺には一つもよく見えないし。なあ、佐倉、一緒にアフリカのサヘルで働いた時、大変だったけど楽しかったよな。お前、夢中になると他のこと全部吹っ飛んじまって…。でも、あん時のお前は綺麗だった。今のお前は欲望という酒に酔っ払ってるだけだ」
この伊達の言葉に、自分を取り戻す優美。そこにエイサイヤミーが横槍を入れる。二人を逃がし、ヤミーと交戦する伊達。ピンチになるも、後藤君がバースバスターを撃ってフォローに入る。そして、伊達はバースに変身。
アンクは映司をつれて会見場所へ。そこに比奈も付いて来る（というより、アンクと比奈が映司をつれているようにしか見えない）。そこにカザリが現れる。窮地のはずだが、緊迫感の無い映司に怒り爆発のアンクと比奈、Ｗパンチで映司をノックアウト。アンクはこれではピンチだと、比奈に映司の変身を手伝わせる。そして、アンクと比奈の協力で映司はOOOに変身。アンクの読み通り、OOOの力でヤミーの毒気は抜ける。が、その間の記憶が無い映司は頭の中に「？」が浮かぶ状態でカザリと戦う羽目に。
カザリ出現からOOO変身、カザリと対決までの流れは、やはり「小林脚本」らしさがありましたね。

一方、エイサイヤミーと戦うバース。ドリルアームを装着し、エイサイヤミーを叩きのめす。ひそかにパワーアップまで施され、あっという間に、セルメダルを剥ぎ取る。が、ヤミーは暴走し、壁を壊して建物の外へと逃げ出す。その衝撃で瓦解する建物。瓦礫の下敷きになっている優美を見つけた伊達は、変身を解いて、瓦礫をどける。麗はほぼ無傷だったが、優美は重傷を負ってしまう。それを見た伊達は、後藤君に氷を用意させ、手際よく緊急処置を行なっていく。その手際のよさに驚く後藤君。実は、伊達は医療チームを組んで世界を回っていたのだった。そして、優美もまた、別のチームで世界を回っていたのである。そんな昔話に花を咲かせる二人を見て、そんな姉が羨ましかったと麗が本音を語る。幼い頃から、頭脳明晰でそのことで評価される姉に比べて、自分は外見だけしか評価されなかったと姉に対するコンプレックスを吐露する。
外ではOOOがカザリと戦っていた。他のコアメダルの力を取り込んでいるカザリに対する打つ手を探すアンク。そして、所持しているコアメダルの状況を見て、ある策をとる。そして、映司に「タカ」の目を使ってカザリの中からある「メダル」を探せと指示する。それから、アンクは囮になってヤミーを誘導し、カザリに攻撃させる。その隙にカザリの体をサーチし、メズールのコアメダル「シャチ」を抜き取る。そして、「（電気）ウナギ」、「タコ」のメダルを渡し、コンボを使わせる。
シャチ！
ウナギ！
タコ！
シャ、シャ、シャウタ！シャ、シャ、シャウタ！
とシャウタ・コンボを発動するOOO。体を液状化し、暴走ヤミーを追って海中に入るシャウタ・コンボ。水中を自在に動き、ヤミーの攻撃をかわすシャウタ・コンボ。「タコ」の特性を利用し、脚を８本に分裂させて蹴りまくるシャウタ・コンボ。そして、地上に弾き出し、オクトバニッシュを放って、暴走ヤミーを仕留める。

戦いが終わり、姉妹の絆が深まった佐倉姉妹。一方、映司は優美に夢中になっていた間の記憶がまったく無く、その間の言動が気になる様子。

ということで、伊達の本業が「医者」ということが判明しました。それも開業医ではなく、医療支援チームの医師ですね。後は、映司との「過去の接点」がどういったものかですか。