OOO:第30話 王とパンダと炎の記憶
真木の過去と800年前のOOO対グリードの真相が語られます。
後藤君、こっそりと情報収集に励むも、鴻上には筒抜けだったようで…。
気付けば、もう30話で、物語も終盤に向かってるんだよね。
前回からの続き。アンク同士の対決となるが、体の一部と本体との対決からか、アンク(右腕)の方が分が悪い。アンクのピンチを察した映司はアンクを突き飛ばして救うと、メダルホルダーからシャチ、ウナギ、バッタのメダルを取り出して変身。水攻撃でアンク(本体)を牽制し、アンクを抱えてその場を脱出する。
一方、負傷した真木の手当てをすべく、知世子は真木の車を走らせていた。病院でなくて良いのかと尋ねる知世子に真木は、かつて自分が住んでいた屋敷へと向かわせる。
屋敷に着いた真木と知世子。知世子が薬箱の在り処を訊ねると飾り棚の中にあるはずと在り処を教える真木。知世子が薬箱を取りに行っている間、姉との日々を思い返す真木。飾り棚にある薬箱を見つけた知世子は、その棚の上に飾ってあった写真を見て驚く、自分と瓜二つの女性が写っている写真に。
比奈が「クスクシエ」で留守番をしているところに映司たちが戻ってくる。知世子が居ないことを確認すると、傷ついたアンクを抱えて中に入り、奥のスペースで休ませる。そこに伊達も現れ、ヤミーについて聞こうとするが、それどころではないことに気付く。
アンクのために、伊達からメダルを借りようとする映司。伊達はメダルを貸すことに了承するが、そのために、メダルやOOOの事を話すことを条件に出す。アンクはそんな条件を突っぱねるが、映司も過去について知りたがっていたので、アンクが語りだせるように仕向ける。
鴻上ファウンデーションでは後藤君が業務に就く傍ら、メダルについての情報にアクセスを試みていた。何度目かのアクセスの時、モニターに鴻上の顔が…。そして、鴻上は後藤君に資料室に来るように誘う。
そして、800年前の真相が語られる。800年前、カザリらグリードを封じたOOOは、グリードを生み出した国の王だった。その王は世界を支配しようと、さまざまな生物の能力から生み出されたグリードの力をも取り込み、「神」にも近い存在になろうとしていた。そして、その力に目をつけ、OOOに手を貸したのがアンクだった。王はOOOの力でグリードを倒していった。だが、OOOの力を使い過ぎた王は暴走してしまった。グリード達のコアメダルをすべて吸収したOOOは暴走してしまい、結果としてグリードを封印することとなった。
王に背後から刺し貫かれ、息も絶え絶えだったアンクは自分のコアメダルを取り戻そうと右腕だけを切り離してメダルを取り戻そうとしたが、そのまま一緒に封印される羽目となったのだった。アンクの記憶や人格を司るメダルは右腕に残っていたので、残された体の方は消滅したのかと思っていたが、体もそのまま残っていたのだった。そして、その体を鴻上が発見し、残されていたメダルを取られた瞬間、体の方も復活したのだった。
一方、屋敷で知世子から傷の手当てを受けていた真木は自分の過去を知世子に語る。知世子はそんな真木に同情する。真木は知世子のそんな「優しさ」に触れた時、姉と知世子との決定的な違いに気付く。「本当の姉」の姿を思い出した真木は、知世子を屋敷から追い返す。真木の急変に驚くも、知世子は真木の事に気をかけて屋敷を出て行く。そして、真木は「姉の死の真相」を思い出す。
真木の姉は晩年、結婚を控えていた。真木を疎ましく思ってか、結婚を前に真木を突き放していたのだった。幼い真木は、姉が自分から離れていくことに堪えられず、結婚式の前夜、姉の部屋に火を放って、自ら姉を殺していたのだった。
真木の欲望に呼応するかのように成長するシャチパンダ・ヤミー。ヤミーに反応するゴリ。そして、ヤミーの元へ向かう伊達と映司とアンク。
屋敷から出てきた知世子に近づこうとするヤミー。が、それを伊達が阻止する。バースに変身し、ヤミーと戦う伊達。そこに映司とアンクも駆けつけ、映司はOOOに変身してバースの援護に入る。ヤミーの意外な戦闘力の高さに苦戦する二人。映司はコンボで一気に片付けようとアンクにメダルをせがむが、伊達はそんな映司を止める。そして、自分が一気に片をつけるからそれまでの時間稼ぎを映司に任せる。ブレストキャノンを装着し、充填を始めるバース。アンクもクジャクのメダルだけを渡し、タカジャバでヤミーと戦うOOO。そして、充填が完了し、ブレストキャノン・セルバーストを放つバース。
真木の前に人間態となったアンクを引き連れてカザリが現れる。真木に身の振り方を問うカザリ。真木は始めから決めていたことと、スイッチを押し、自分の研究室を破壊する。
戦いを終えた映司とアンクの前にカザリ、子供のアンク、真木が姿を現す。そして、改めて自分達の敵となる3人の姿を見て、熾烈な戦いが待っている事を覚悟する。
真木の過去はちょっと意外でしたね。「優しかった姉と」いうのが、実は真木の「妄想」というか、「願望」だったとは。でも、真木の姉も、真木の言葉からすると、「とんでも性格」な人物だったようです。真木の「終末思想」は姉からの影響のようですし。
800年前のOOO対グリードの図は変わってますね。というか、OOOを以ってしても、コアメダルがすべて揃ったときの暴走は止められないようです。まあ、これは「王」が欲望の塊だったからかもしれませんが。
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