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2011年5月 1日 (日)

OOO:第32話 新グリードと空白と無敵のコンボ

「紫のコアメダル」のコンボ、プトティラ・コンボが登場。運よく、最初から3種揃ってますね。

しかし、「メダガブリュー」にメダル投入時に「ゴックン」となるというのは笑える。確かに、装填アクション的には「口の中にメダルを放り込んで、口を閉じる」ですからね。しかも、柄の部分にメダルが落ちるので、「飲み込む」動作になるわけで。

映司の素性もようやく明かされました。そして、真木もまた、自分の体を使って「人間がコアメダルを取り込むとどうなるか」を実験しています。

プテラノドンヤミーの雌の声に鶴ひろみさん。鶴さん、なんか、久しぶりですね。

「紫のコアメダル」が体の中に入ったことで気を失ってしまった映司。伊達は知り合いが居る病院へと担ぎ込む。そして、レントゲン写真を見せてもらうが、そこにはメダルが写っていなかった。血液検査でも異常がないと報告を受ける。突然現れた紫のコアメダルについて、アンクも何も知らず、後藤君と口論になる。
映司も目が覚め、とりあえず、退院することに。病室を出ると、坂田も待っていた。
坂田は自分の行動が間違っていたのかと気を落とす。そんな坂田に、映司は
「俺もいっぱい失敗してます。貧しい国に募金してたつもりが悪い人に使われちゃってたり、ひどい時は内戦の資金になってたり…」
と、自分の経験を語る。そして、
「人が人を助けていいのは自分の手が直接届くところまで何じゃないかって」
と自分なりの「人助けの極意」を坂田に教える。
映司のこの考え方は共感持てますね。まずは「自分の手が届く範囲、目の届く範囲での人助け」からですね。そうであれば、「困っている人がなぜ困っているか」、「自分ができることは何か」がはっきりとわかりますし、本当の意味での人助けになると思うんですよ。

一方、プテラノドンヤミーの番が現れる。黒い霧状のものを吐き出すと、その霧に飲み込まれた人々は消滅してしまう。ヤミーを察知したアンクについて、現場にやってくる映司、伊達、後藤君たち。そして、映司たちの前にプテラノドンヤミーの雄が現れる。
「我々は消し去る者」
と、プテラノドンヤミーは攻撃を開始する。バース、OOOに変身する伊達と映司。揃ってプテラノドンヤミーに立ち向かうも、太刀打ちできない。そして、
「コアメダルは欲望。我々の前で欲望は無効」
とプテラノドンヤミーの攻撃を受け、変身が解けてしまう映司。援護に入るバースだが、プテラノドンヤミーに弾き飛ばされ、こちらも変身が解けてしまう。さらにプテラノドンヤミー雌もやってくる。これまでにないタイプの敵に打つ手なしの二人。伊達は一旦退却を考え、映司を連れて引き上げようとする。だが、映司はビルの中に閉じ込められた人々の姿を見つけ、彼らを助け出そうと飛び出してしまう。映司の姿を見つけたプテラノドンヤミーはすかさず攻撃。行く手をさえぎられ、たじろぐ映司。そんな映司を伊達は引き戻す。是が非でも助け出そうとする映司に対し、伊達は
「あいにく俺は医者でな、医者の仕事はまず自分が死なないことだ!でなければ、誰も助けられない」
と、時には引くことの大切さを教える。が、性分に合わない映司は無謀にも再び飛び出していく。そして、今度は番の共同攻撃にあい、深手を負ってしまう。
伊達がここで言う「医者」は町医者といった開業医や大病院勤めの医師ではなくて、従軍医師や国際救助隊のような組織とともに行動する医師のこと。確かに、一理あるな。

「クスクシエ」。映司の手当てをする伊達。そして、伊達はようやく映司のことを思い出す。映司はとある政治家の息子で、海外での支援活動に身を粉にして働いていた。が、内乱に巻き込まれた際、親が息子である映司だけを身代金を払って助け出し、そのまま強制的に連れ戻されていたのだった。が、映司のその行動をPR材料として使い、事実に尾ひれが付いて「美談」となってしまっていたのだ。そんな経験がきっかけで映司は自分に対する「欲」」が無くなり、引いては、自分の命も省みない性格に変わったのだろうと伊達は推察する。
と、ここで、映司の素性が明らかになりました。
そこに、鴻上がやってくる。「心に空白」があった映司がメダルの「器」足るに値する存在だと講釈する。そして、その「空白」があったればこそ、いくらメダルを使っても暴走せずにいられたということも。だが、紫のコアメダルが映司の中に入ったことで、事態は変わったとことの緊急性を伊達と後藤君に伝える。

一夜明け、再び現れるプテラノドンヤミー。遊園地に来ていた人たちを襲う。そして、アンクはヤミー出現を察知する。と同時に、映司もまた、反応する。
遊園地にやってくるアンクと映司。アンクは「ヤミーの攻撃は絶対避けろ。変身が解ける」とアドバイスをし、映司はOOOへと変身、ヤミーに立ち向かう。伊達も後藤君とともに駆けつけ、バースに変身して援護に入る。戦いの最中、映司は逃げ遅れた少女を見つける。少女を助けるために無防備となるOOO。プテラノドンヤミー雄の攻撃を受けながらも少女を助け出し、後藤君に預ける。だが、プテラノドンヤミー雌の攻撃で変身が解けてしまう。そんな映司に歩み寄り、とどめを誘うとするプテラノドンヤミー雌。火球を放った瞬間、映司の中のコアメダルが覚醒し、飛び出して映司を守る。そして、「プテラノドン」、「トリケラトプス」、「ティラノザウルス」のメダルがオーズドライバーに納まると、映司は無意識状態に。さらに、オースキャナーが勝手にメダルをスキャンし、プトティラ・コンボへと変身する。
姿を現したプトティラ・コンボに「同類」の力を感じながらも「敵」として認識して攻撃するプテラノドンヤミーの番。が、プトティラ・コンボはそんな2体の攻撃をものともせず退ける。そして、まずは雌の方を凍結させると、ティラノザウルスの尾で粉砕する。さらに、地中に手を入れ、メダガブリューを生成すると、セルメダルを投入し、バズーカモードで雄をも倒す。
ヤミーを倒し、戦いが終わったと思った瞬間、プトティラ・コンボはバースに襲い掛かる。「暴走」するOOO。相手が相手だけに手が出せないバース。荒れ狂うプトティラ・コンボ。そして、バースにメダガブリュー・アックスモードを振り下ろそうとした時、比奈が間に入って止めようとする。比奈に気付き、手を止めるプトティラ・コンボ。そんなプトティラ・コンボに向かって比奈は
「映司君、私、映司君の気持ちがわかるなんて言えないけど、でも、手を伸ばすことはできると思う。映司君が辛い時は、私が映司君の手を掴む!」
と、映司の心に呼びかける。そして、プトティラ・コンボにしがみつくと、「お願い、元に戻って!」と祈る。その祈りを聞き届けたかのように、プトティラ・コンボの変身は解除され、映司の姿に戻る。そして、映司は比奈に「ありがとう…」の言葉を告げると倒れこんでしまう。

真木邸。人形の服を着せ替える真木に「どう、気分は?」とカザリが問いかける。「上々です、問題ありません」と答える真木。「じゃあ、最後の1枚」と紫のコアメダルを真木に投げ入れるカザリ。真木は自分自身の体を使って、人間がグリードになる実験を行なっていたのだ。そして、セルメダルから再びプテラノドンヤミーを作り出す。

「紫のコアメダル」が5枚ずつ両陣営に分かれてます。過去に存在しなかった紫のグリードが誕生するところですが、この流れは「剣」と「カブト」からの引用ってところでしょうか。その力を望み、自ら形にしようとする真木は「カブト」の三島を彷彿とさせますし、たまたまコアメダルが体内に入ってしまったことで、グリード化の道を進むのかどうかという状態の映司は「剣」の剣崎を彷彿とさせますね。

で、プトティラ・コンボ。頭部がプテラノドンを象ってまして、翼を広げて空も飛べれば、羽ばたきで攻撃ができるようになってます。まるで、「妖鳥シレーヌ」だな。

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