OOO：第44話 全員集合と完全復活と君の欲

カザリ、完全体になるも、結局倒されてしまい、即退場。

真木も完全にグリードと化してしまい、グリードとしての姿を現しました。

比奈も映司と信吾を守るためにアンクと戦うことを決意します。

しかし、鴻上ファウンデーションのビルのつくりってどうなってるんだ。地上はかなりの高層構造だろうし、地下も「地下27階」という、とてつもなく「深い」構造になってるしで…。

そういえば、今回は里中が出てなかったな。

ウヴァを復活させ、カザリたちの前に現れたアンク。突然の来訪に驚くカザリたち。そして、アンクはOOOがコアメダルを破壊できる力を持った今、互いに手を組み、OOOを倒してコアメダルを奪い取ろうと話を持ちかける。アンクを信用できないカザリは承服しかねるが、メズールは「信用できるできないじゃなくて、やるかやらないか」という考えでアンクを受け入れる。
一方、研究室跡で手当てを受ける映司。比奈はクスクシエには戻らないのかと映司に聞くが、自分の体の変化等を知世子に知られたくないということでクスクシエには戻らないと映司は答える。そして、比奈が映司の体は何とかならないものかと後藤に問うたところに鴻上がそのヒントを教えようとモニターに顔を現し、財団の地下保管庫に呼び寄せる。

アンクを信用できないカザリはアンクを排除しようとする。アンクとカザリが戦う中、ウヴァも加わり、アンクとウヴァ、カザリの対決となる。対決の中、ウヴァはカザリから自分のコアメダルを取り戻す。さらに激化する様相を呈したが、メズールが「水を差し」、その場を治める。
一方、地下保管庫。鴻上がコアメダルとグリード、OOOの歴史を３人に語る。800年前の王は「力」を欲してOOOになるも、「欲望を受け止める」にしては、文字通り、「器」が小さかったために暴走したと講釈する。そのため、OOOとなるには、ちょっとやそっとで「欲望」が溢れ出ないほどの「器」を持つ必要があり、映司はその「器」にふさわしい人物であったとも説明する。しかし、「紫」のコアメダルが体内に入ったことで誤算が生じ、欲望が溢れ出ないどころか、欲望を消してしまう存在になりかねないとも。そして比奈は、鴻上にどうすれば映司のグリード化を防げるかを問う。

鴻上の「欲を持ちなさい。君自身に対する君の欲望だ」の言葉に従い、映司の行ってみたいところ、やってみたいことを比奈と後藤君と３人で１日中歩き回る。が、結局、自分の「欲」はわからないままとなってしまった。しかし、比奈や後藤君が自分のために何かしてやろうとしている気持ちがわかり、それが一番うれしいと、映司は二人に感謝する。

帰路に就く３人。そこにカザリ、ウヴァ、メズール、ガメルらが立ち塞がり、さらにはアンクも現れる。お互いに腹積もりがわかっているため、すぐに戦いが始まる。
グリード４人を相手にバースと二人で戦うOOO。グリードが相手だけに苦戦を強いられる。
ガメルとメズールのコンビと戦うOOO。追い詰められる中、ラトラーター・コンボに変身し、反撃に出る。ガメルとメズールは退けたものの、アンクの攻撃にあい、メダルがドライバーから外れ、変身が解けてしまう。
映司に近づくアンク。そこに比奈が現れ、メダルを拾い集める。比奈はアンクの真意を問う。
「俺はグリードだ！一番欲しいものは手に入れる」
「欲しいものって？」
「お前たちじゃない」
アンクのその答えを聞いて、「大切なもの」からアンクを外す。アンクがその魔手を比奈に向けようとしたとき、映司が体当たりでアンクを押し倒す。その隙に映司にメダルを渡す比奈。再び対峙するアンクと映司。それを見て、カザリはガメルをけしかける。カザリに「アンクはメズールとOOOを連れて行く」と唆されていたガメルはアンクにそれを問う。わけのわからないアンクは気が削がれる。映司もその隙にラトラーター・コンボに変身しようとするが、ガメルのメダル放出に変身を邪魔される。さらに、その隙をつかれ、カザリにメダルを奪われてしまう。

自分のメダルが９枚揃い、完全体となるカザリ。そして、無差別に攻撃を掛ける。映司を守るために、自分の体を盾にしながらカザリに突っ込む後藤君バース。無理は承知でカザリに対決を挑む。が、敵うはずもなく、いいように痛めつけられる。ブレストキャノンで多少のダメージを与え、映司に変身のチャンスを作る。映司はプトティラ・コンボに変身し、カザリとの対決に挑む。プトティラ・コンボといえども、完全体のグリードであるカザリに苦戦を強いられる。が、後藤君バースの捨て身の援護もあり、カザリのコアメダルの１枚を破損させることができ、カザリを退かせる。

コアメダルが破損したことで、体を維持できなくなっているカザリ。そこに真木が現れる。真木に
「僕をメダルの器に…。もっとコアメダルを…」
と懇願するカザリ。が、真木は無常にも、その拳でカザリの体を貫き、カザリから破損していないコアメダルを抜き取る。
人間体ですら維持できないカザリ。そして、街中で力尽き、破損したコアメダルの消失と共に、カザリ自身も消失する。

ついに、完全に袂を分かつこととなった映司とアンク。アンクはコアメダルを３枚失いながらも、まだ、「完全で確かな存在」という始めからの欲望を満たそうとしていますね。

しかし、完全体の姿もオープニングとはかなり異なりましたね。まあ、カザリが一度完全体になりかけた時がありましたが、あの時点で、オープニングでの姿よりも今回の方が近かったですからね。