OOO:最終話 明日のメダルとパンツと掴む腕
ついに最終回。
「メダルの器」にされたウヴァの最後は…。
自分の「最期」を悟ったアンクは映司と共に真木に立ち向かう。
最終回にもかかわらず、サブタイトルに「パンツ」。「パンツ」に始まり、「パンツ」に終わったか。まあ、「キーアイテム」ではあるけどね(笑)。
テーマソングである「Anything Goes」もバラードバージョンが流れ、展開にメリハリを与えてました。あ、でも、このバラードバージョンって、休業前に録ったのか?
#と思って調べてみたら、公式サイトのブログ記事に
#書いてありました。
「締め」はまさかの「タジャドルコンボ」。
完全体となったウヴァになす術の無い後藤君と伊達さんのWバース。本来の力を取り戻したウヴァはそんな二人に手こずっていたことを自嘲する。と、その時、鴻上ファウンデーションの方から地響きが。鴻上から「更なる力」を得た映司が歩み出して来た。それを上から眺める真木。そこに鴻上がやってきて、今の映司こそが「真のOOO」だと語る。そして、800年前に、前の「王」がタトバ・コンボに返信するのに使った「アンク」、「カザリ」、「ウヴァ」のそれぞれの属性(「タカ」、「トラ」、「バッタ」)の「10枚目」のメダルを映司に投げ渡す。メダルを受け取り、「タトバ・コンボ」へ変身する映司。メダジャリバーとメダガブリューを使って、完全体ウヴァに立ち向かう。
OOOとウヴァの戦いを見つつ、コアメダルの力は再生に使うべきだと論ずる鴻上。飽和しきった世の中で新たな「欲望」が更なる「高み」を目指し、新たな「文化」を創り、やがて「進化」すると。が、真木は、相も変わらず、何も存在しない「究極の無」が人が到達しうる最高の「高み」との考えを捨てない。そして、恐竜グリードの姿になると、二人の戦いの場へ。
ウヴァを追い詰めるOOO。そして、タトバキックを決め、ウヴァを倒す。が、そこに真木が降り立ち、コアメダルをウヴァの爆炎の中に放り込む。すると、ウヴァは再生する。再生してくれた真木に感謝するウヴァ。だが、さらにコアメダルをウヴァに投入する真木。ウヴァを「メダルの器」にするためだ。暴走を恐れるウヴァは、恐れおののき、その場から逃げ出す。
OOOと真木、同じコアメダルを持つもの同士の一騎討ち。OOOが大量のセルメダルを手にして計り知れない力を持ったことに気付いた真木は、一気に、OOOを殲滅しようとする。そこに、アンクが現れ、OOOの援護に入る。「よき終末」を迎えるために真木は逃げ出したウヴァを追う。
アンクの援護に安堵する映司。が、OOOに異変が起こる。無理をして、一気に大量のセルメダルを手にしたために、力を制御できなくなったのだ。その力の強大さのため、「タカ」、「トラ」、「バッタ」のメダルを消失してしまう。
その夜、比奈とアンクと映司の3人は束の間の休息を取っていた。アンクは自分の最期が近づいていることを映司には話すなと比奈に釘を刺す。
映司はアンクが何故突然戻ってくる気になったのかと質問する。アンクは真木が自分を「メダルの器」に使うのをやめて、自分も真木についている理由が無くなったからだとだけ話す。そして、信吾の体も必要ないと。比奈は、アンクが信吾の体を返すと約束したことを話す。それを聞いて喜ぶ映司。もう戦い合う事はないと安堵の映司。が、グリード化の兆候が映司を襲うが、何もなかったかのように振舞う映司。比奈はそんな映司を見て、一抹の不安を感じる。そして、比奈はアンクと映司の手をとり、いつまでもこのままでいられることを願った。
クスクシエ、仕込みの準備に入る知世子。ごみを出しにホールを通ると、テーブルの上に真木の人形が置かれていた。
一夜明け、暴走を恐怖するウヴァ。が、そんなウヴァの抵抗もむなしく、ついに暴走を始め、「メダルの器」と化してしまう。肥大化し、あらゆるものをセルメダルに変えて吸収を始める「器」。さらに、「器」から大量のヤミーが生み出され、地上に落ちてくる。突如現れた「器」を見つけた映司、アンク、比奈。そして、「器」を何とかしなければと、映司とアンクは「器」を目指す。
「器」の破壊に向かう映司とアンクを無数のヤミーが妨害する。そこに、伊達と後藤君のWバースが駆けつけ、ヤミーたちは自分らに任せろと、二人を「器」に向かわせる。その言葉に甘え、ヤミーをWバースに任せて、映司とアンクは「器」を目指して飛び立つ。
ヤミーの相手を引き受けたものの、あまりの数に気折れがちのWバース。そこに、里中が現れ、二人を援護する。
「器」を目指す映司とアンクの前に真木が立ち塞がる。激しい空中戦を繰り広げる中、落下する3人。映司とアンク、二人がかりで真木に立ち向かう。その戦いの中、真木の攻撃にアンクがグリードとしての姿を保てなくなる。真木の気がアンクに向いている隙にメダガブリューの一閃を決めようとする映司。が、メダガブリューを受け止められ、さらには体内のコアメダルにも、真木の手が伸びてくる。真木がコアメダルを狙ってくることを知っていた映司は真木の手をとると、さらに自分も含めて、真木の足元を凍結させて逃げられないようにする。そして、手に入れていたセルメダルを一気に開放し、メダガブリューに集め、その一刀を振り切る。
ついに、真木を倒したかに見えたが、「器」からの力で真木は復活していた。最期の「捨て身の攻撃」すら無かった事になってしまったことに唖然とする映司。最後の足掻きと、グリード化しようとする映司。が、それを見ていたアンクは映司をグリード化させないために、火球を投げつける。そして、
「よせ、映司!これを使え!」
と、自分のコアメダルを映司に渡す。さらには自分の「意識」が入ったメダルも。メダルを受け取り、アンクの方を見る映司。アンクは信吾の体を離れ、信吾を解放していた。そして、受け取ったメダルの内、「タカ」のメダルにひびが入っていることに気付く。アンクの真意に気付き、
「お前がやれって言うなら、お前が本当にやりたいことなんだよな。アンク…、いくよ」
と、アンクの意を汲みながらメダルをドライバーに装填し、タジャドル・コンボへと変身する。
真木に立ち向かう映司。援護するが如く姿を現すアンク。アンクの「意識」が入ったメダルを使っていることで、アンクと共に戦っているのだ。結局、2対1で戦っていることと変わらないことに気が付いた真木は「器」へと戻る。映司も「紫のメダル」をタジャスピナーに装填し、真木の後を追う。
「器」の中。真木を追ってやってきた映司。再び激闘を開始する。真木の攻撃を羽で防いで映司を守るアンク。そして、二人の力を合わせた攻撃が真木を倒す。真木の体に空間ができ、そこにメダルが吸い込まれていく。そのため、「器」が瓦解し始める。すべてのメダルが吸収され、ついに「器」は崩壊する。
メダルを失い、OOOとしての力も失った映司は空中に投げ出される。そんな映司にアンクが目を覚ませと語りかける。アンクの声に意識を取り戻した映司。だが、すべてが終わり、なすべきことが終わったと考える映司はそのまま落下を続ける。アンクは映司に最後の言葉を残しにきたのだ。「命」を手にしたことができ、満足だと言うこと。そして、映司を選んだことは自分にとって「得」だっただと。アンクは、そういい残すと、映司の前を行く。そんなアンクを追おうとする映司。が、アンクは
「お前が掴む腕は、もう俺じゃないって事だ」
そういい残すと、アンクは姿を消した。映司の手にはアンクのメダルの欠片が残されていた。
地上、戦いのあった場所に比奈がやってくる。そこにはアンクが立っていた。比奈にやさしく微笑むと、アンクは姿を消し、メダルの欠片となった。比奈は欠片を拾うとアンクに「ありがとう」の言葉を贈る。そして、空を見上げる。
落下中の映司。そこに後藤君バースがカッターウィングをつけて映司を救いにやってきた。そして、
「もうなんでも一人で背負い込むのはやめろ。俺たちがいる。俺たちの手を掴め!」
と、手を差し伸べる。地上を見る映司。そこには伊達、比奈、里中、そして知世子が手を差し伸べ、映司の帰りを迎えていた。みんなが手を差し伸べてくれるのを見て、かつて自分が手にしたがっていた「どこまでも延びる自分の腕」が自分一人だけではなくて、誰かの手を借りることで手にすることができたことに気が付いた映司。そして、後藤君の手をとり、無事にみんなのいるところに帰り着く。そして、アンクの手をとったことも間違いでなかったことと改めて振り返る。
日常に戻る面々。映司は再び旅に出ていた。比奈も学生生活に戻り、信吾も職場復帰していた。伊達も「国境なき医師団」で医師として復帰し、後藤君も「世界を守る」仕事として、刑事となっていた。「クスクシエ」に集まった比奈、信吾、伊達、後藤君、里中。そして、ネットを通して映司がその元気な姿を見せるのと同時に近況をみんなに話す。割れたアンクのメダルを手にして、映司は宛の無い旅を続ける。
ついに終わってしまいました。最後は「天空戦記シュラト
」みたいな終わり方でしたね。映司もグリードにならずには済みましたし、ここは「剣」とは違って、いい終わり方ですね。
最後に使ったコンボが最強であるプトティラ・コンボではなく、タジャドル・コンボと言うのも近年では珍しいですね。まあ、タジャドル自体も他のコンボよりも特別な存在的な位置付けにはありましたから、これはこれでいつも通りかも。また、アンクの「意思」が入ったメダルを使っての変身という事もあり、メダルのコールも串田アキラさんではなく、アンクを演じた三浦涼介というのも心憎い演出でした。
最後にチラッと次回作である「仮面ライダーフォーゼ」から歌星賢吾役の高橋龍輝と城島ユウキ役の清水富美加がその役柄で登場してます。
#フォーゼに変身するのは、また別の
#キャラクターですけど。
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