OOO:第46話 映司グリードとWバースとアンクの欲望
伊達さん、まさかの復活。
ガメル、やはりここで退場。しかし、ガメルの最後はやり切れませんね。
アンクも完全体の姿を現しました。自分のメダルが3枚も欠けているのに完全体になるとは。とはいえ、顔はアシンメトリーでしたね。そこが「不完全さ」を現しているのかもしれませんが。
#アンク(ロスト)とは違う意味で
メズールの死を目の当たりにして、悲しみに暮れるガメル。そして、重力波攻撃を放つ。その波動に巻き込まれ、海へと放り出されるバースとOOO。
メズールの亡骸となるメダルの山からコアメダルを一枚だけ取り出し、メズールを復活させようとするガメル。メダルの山からメズールのコアメダルを拾い集める真木。そして、ガメルに持っていこうとしているメダルも渡すように求める。が、メズールを蘇らせたいガメルはそれに応じず、また、前から気に食わない真木に対しての敵意を露わに突進する。真木も恐竜グリードの姿になるも、ガメルを押さえ切れなかった。ガメルはそのまま、街へと消える。
何とか防波堤伝いに海から這い出した後藤君。が、映司の姿が無いのに気付き、映司を探し出す。一方、いずこかの海岸へと流された映司。意識を取り戻すが、左腕がグリードと化してしまう。その事態にあせる映司。一生懸命、元に戻そうとする。が、そんな映司をグリード化の進行が襲う。あせりと恐怖が映司を包み込む。そして、右腕も変わるような感じがした映司、だが、実際は震えるだけで変化は無かった。ようやく平常を取り戻した映司、そして、グリードと化してしまうことを恐れていることに気付く。
一人佇むアンクの元に、プテラカンドロイドがメズールのコアメダルを届ける。これにより、メズールも消滅したことに気付くアンク。そして、メズールの最後の言葉を思い返す。
一方、グリード化から元に戻ろうとする映司、鴻上や伊達の「自分の欲を思い出せ」の言葉から「自分の欲」とは何なのかを突き詰め始める。そして、アンクとの日々を思い出すうちに左腕は元に戻る。安堵の映司。メダルを手に人間であることを確かめるも、オーズドライバーが無いことに気付き、辺りを探し始める。
クスクシエ。こっそりと戻り、冷凍庫からアイスを取り出して口にするアンク。クスクシエでの日々を思い出す。そこに比奈がやってくる。アンクは信吾の体を通して物を味わうことができたことを明かす。そして、その感覚を得続けるために、信吾の体を自分によこせと比奈に強要する。あまりの言葉に愕然となる比奈。そして、
「だめ、あげられない」
と、強く拒んだ。そこに知世子がやってきて、久しぶりにアンクに会えた事を喜ぶ。そして、屋根裏部屋はそのままにしてあるから、いつでも映司と一緒に戻っておいでと誘う。そんな知世子にアンクは
「どっちかは戻ってくるかもな」
と言い残して、クスクシエを去る。気丈にしていた比奈だったが、緊張の糸が切れたか、泣き崩れてしまう。
オーズドライバーを探し続ける映司。再び、グリード化の進行が襲う。後藤君や比奈の「もっと自分を大切に」の言葉を思い返すが、ガメルや他のグリードを倒すためにはこの力が必要だと、やはり、無理を重ねる。
街中、ガメルがメズールを蘇らせるために人々を襲い、セルメダルに変えまくっていた。何度も試すがメズールは蘇らない。その様子を歩道橋の上からウヴァが見ていた。が、ウヴァはその場を去る。
この時のウヴァの表情ですが、何だか、ガメルの姿を見ていていたたまれなくなったかのように見えますね。
映司を探し続ける後藤君。そこに里中からガメルが現れたことと、バースのメンテが完了したことの報告が入る。そして、後藤君はバースを受け取るために合流ポイントとルートを指示する。
合流ポイントでバースドライバを交換する後藤君と里中。里中はそのまま映司の捜索に入り、後藤君はバースに変身し、ガメルの元へ急行する。
ガメルの気配を感じ、ドライバーの発見を急ぐ映司。そして、ようやく見つけるもアンクに取られてしまう。ガメルが出現したことを感じてる映司は、アンクから力づくでもドライバーを取り戻そうとする。アンクの攻撃に対し、グリードの力で対抗する映司。そして、
「俺はコアメダルを砕く。これ以上、誰も完全復活も暴走もしないように。信吾さんをメダルの器になんかさせない!」
と、決意を表す。これに対し、アンクも
「思った通り、お前が言いそうなことだ。だから俺も決めてきた。俺が必要なもののために邪魔なお前を潰す!」
と、決意を表し、二人の激闘が始まる。そして、映司はその最中、アンクが求めているものを問う。アンクは
「世界を味わえるもの。命だ!」
とグリードには無い「命」を求めていることを明かす。単なる「物」でしかないグリード、だが、「欲望」だけは人一倍と性質の悪さを卑下するアンク。満たされない「欲望」を持ち続けることがどれほどのものかと映司に言い放つ。が、映司はその思いがどれほどのものかがグリード化が進む中でわかったと答える。そして、自分がグリードになってでも、他のグリードを倒すことを改めてアンクに表す。
そして、今度はアンクが映司に「何か欲しいと思ったことは無いのか」と問う。映司は、紛争の中で、自分の思いが届かないことを痛感していた。だから、どこまでも届くような腕、何者をもものともしない「力」を求めていたことを明かした。が、その「力」は皮肉にもアンクから授かったと言う。OOOの力こそが映司が求めていたものであり、すでに「欲望」は叶っていたということも。そして、映司はアンクに「ありがとう」の言葉を贈る。
一方、ガメルと戦う後藤君。が、完全体となったガメルにバースの力は遠く及ばない。そこで、至近距離での最大パワーでのブレストキャノンを放つことを考える。この決死の作戦を遂行しようとしたところで伊達が現れ、それを止める。そして、プロトタイプバースを装着し、後藤君と共同戦線を張る。が、二人掛りでもガメルは止められない。そこで、伊達は後藤君の作戦を使うことにし、二人でフルパワーのブレストキャノンを至近距離でガメルに放つ。決まったかのように見えたが、ガメルはしのいでいた。ここまでかとあきらめたところで異変が起きる。ガメルが苦しみだし、グリードの姿を維持できなくなったのだ。先の真木との接触の際、真木は密かにガメルのコアメダルにダメージを与えていたのだ。もはや、消えるしかないガメル。自分の手から零れ落ちたメズールのメダルを見て、メズールを思い描く。そして、そのメズールにキャンディを渡し、「ありがとう」の言葉を聞いて、ガメルは消滅する。
一方、映司とアンク。映司の思わぬ言葉に手が止まるアンク。そこに真木が現れ、「紫のコアメダル」を一枚、投げ出す。メダルは映司に引かれ、映司の中へ。映司の中のバランスが崩れ、アンクを襲う映司。そして、アンクからタカのメダルを奪い取る。そして、オーズドライバーを拾い上げると装着し、タトバ・コンボへと変身する。「紫のメダル」の力に飲み込まれたOOOはアンクに襲い掛かる。真木はさらにもう一枚のメダルを投げ入れる。これも映司の中に吸い込まれると、映司の中のバランスは完全に崩れ、ついに映司は恐竜グリードと化してしまう。これを見たアンク、意を決して、自分も完全体の姿へと戻る。映司とアンク、2大グリードの戦いの火蓋が切って落とされる。
ということで、まずはガメルですね。正直、見ていて、いたたまれなくなりました。子供のような「純粋さ」があるから余計ですね。展開としては見えていながらも、やはりこの「最期」は可哀想でしたね。
続いてアンク。最後にグリードの姿になりましたが、自分の「欲望」を満たすために邪魔な映司を排除するためではなく、真木の手でグリードにされた映司を助け出すためにその力を使うかのように見えます。
#多分、そうなるんじゃないかと。
真木も、ここで何故映司に「紫のコアメダル」を入れたんでしょうね。やはり「器」にするためでしょうか。で、暴走すると、おそらく、あらゆるものを「無」に帰するんだろうね。つまり、自分の手ではなく、映司の手でそれを実現させると言うように見える。真木にとっては、誰の手で実現するかは別で、「よき終わり」を実現したいだけですからね。
それと、里中の「届け物」は何だろう?まさかと思うが、「コブラ」、「カメ」、「ワニ」のメダルか?
ラスト2話。次はウヴァか?
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