ゴーカイジャー：第50話 決戦の日

いよいよクライマックス。

今回は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」からマンモスレンジャー：ゴウシ役の右門青寿（当時、高安青寿）がゲスト出演。

そして、「スーパー戦隊」ではないが、その「スーパー戦隊」を支えた人々が登場。「天装戦隊ゴセイジャー」から天知博士役で髭男爵の山田ルイ53世が、「魔法戦隊マジレンジャー」からは山崎由佳役で平田薫がゲスト出演。

さらには、「第２話　この星の価値」 に出た少年や「第23話　人の命は地球の未来」 に登場したミク母娘（母親役は同じく山口あゆみ）が登場。彼らとの出会いや再会が５人の決意を固めるきっかけに。

ラスト直前と言うことで、ザンギャックの大艦隊相手に孤軍奮闘のゴーカイジャー。これまでに得た「大いなる力」を駆使して反撃します。「特捜戦隊デカレンジャー」のパトストライカー、「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオライオン、「忍風戦隊ハリケンジャー」の風雷丸、「天装戦隊ゴセイジャー」はゴセイヘッダーの総攻撃、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」からはゲキビーストの総攻撃、「炎神戦隊ゴーオンジャー」のマッハルコン（マッハルコン自体はゴーカイジャーでのオリジナル炎神だが）、「魔法戦隊マジレンジャー」のマジドラゴン、「電磁戦隊メガレンジャー」のメガウィンガー（これは豪獣神が使用。ということで、鎧が得たことになってるのね）、そして、「秘密戦隊ゴレンジャー」のバリブルーン、それと「必殺技」系として「科学戦隊ダイナマン」のスーパーダイナマイト、「鳥人戦隊ジェットマン」のジェットフェニックス、延べ11の「大いなる力」を一気に放出。

しかし、多勢に無勢。数にものを言わせるザンギャックの攻撃に力尽き倒れてしまいます。圧倒的な戦力の差に絶望する。「宇宙最大の宝」を使おうと考えるも、それと引き換えの結果にも苦悩しつつ、ガレオンへと戻る６人。その帰路の途中、鎧は元ジュウレンジャーのマンモスレンジャー、ゴウシに出会う。ゴウシは鎧らに自分らが為し得なかった「ザンギャックの殲滅」の使命を託す。
ここで鎧は「宇宙最大の宝」を使うことが「スーパー戦隊」の戦士の意志を継ぐことだと考えるわけですね。
同じくガレオンに向かうルカとアイム。その途中で出産間近だった母娘に再会する。近くの避難所へ向かうミク母娘の前に立ちはだかるゴーミン。が、ミクが母親と生まれたばかりの妹を庇うようにその前に立つ。母娘を助けるルカとアイム。そしてミクから「スーパー戦隊の人たちも怖いときがあったんだって。でも、守りたいものがあるから勇気を出して戦ったんだって」と巽マツリの体験談を聞く。
同じくジョーとハカセ。通りがかりに救助活動をしている天知博士と山崎由佳の姿を見かける。「弱気はNGですよ。スーパー戦隊もそうやってピンチを乗り越えてきたんです」と勇気付ける天知博士。「大人になっても覚えてて、皆『勇気という名の魔法』が使えるの。それがきっと未来を照らしてくれる。私もスーパー戦隊にそう教えてもらったの」と、マジレッドのぬいぐるみを握って説く山崎由佳。その様子に思いを新たにガレオンに向かうハカセとジョー。
そしてマーベラスも途中でゴーミン３人相手に戦う少年を見つける。それは、かつて、シンケンレッドのレンジャーキーを奪ってザンギャックと戦おうとした少年だった。自分の弱さ、無力さを身をもって知っても、あきらめずに立ち向かう姿に感嘆するマーベラス。そして少年に「お前こそ見つけたのか？この星の価値」と問われる。ザンギャックとの戦いの中、スーパー戦隊の先達との出会いを通して「思い」を知ったマーベラスは今は地球が守るべき価値のある星だと認識し、決意を固めてガレオンへ向かう。
マーベラスたち５人は自分たちや過去のスーパー戦隊に出会った人たちが「スーパー戦隊」を心の支えに希望を持って生きていることを知って、「宇宙最大の宝」を使わずに自分たちの力でザンギャックに立ち向かうことを決意する。

ガレオンに戻った６人。「宇宙最大の宝」の使い方について話を切り出すマーベラス。ゴウシからスーパー戦隊の意志を継いでくれと頼まれた鎧は「宇宙最大の宝」を使おうと言う。だが、マーベラスらは使わないで自分たちの力でザンギャックを倒すことを選ぶ。そのことで「変えることができる過去」が変わらないままになり、５人の「夢」は叶えられなくなると説得しようとする鎧。だが、その過去を受け入れて現在の自分があることを知り、過去を変えることは現在の自分を否定することだと言うことと、スーパー戦隊の存在が地球の人々の心の支えになっていることを知った５人は、地球の人々から「スーパー戦隊」の存在を失くしてしまうことはできないと結論付けた。そして、「皆の総意を以って動く」に基づき、最後の判断を鎧に託す。鎧は自分たちの「夢」と引き換えに、スーパー戦隊を、そして地球の人々を守ろうとするマーベラスたちに心打たれ、宇宙海賊の一人として、「夢」は自分たちの手で掴むと決意し、「宇宙最大の宝」を撃ち砕く。
結局、「宇宙最大の宝」を無かった事にしました。まあ、そうでないと話にはなりませんし、後の「特命戦隊ゴーバスター」に繋がらないですからね。

一夜明け、約束通り地上を蹂躙しようとするダイランドーらザンギャック。そこに思いを新たに現れるゴーカイジャーの６人。ダイランドーたちに挑み、最後の一戦へと向かう。

「宇宙最大の宝」が物語の分岐点になりましたが、まあ、こういう結果にするだろうね。さて、そうすると「スーパーヒーロー大戦」にはどう繋がるのか。それは最終話でヒントが出るのかな。
＃でも、そんなことしたら、シリーズとしての
＃DVDでの「締め」にもならないしなぁ。
＃それやったら「ディケイド」と同じになるし。