Emacs、「24.1」リリース
UNIX環境で利用する人が多いと思われるテキストエディタ「Emacs」が6/11に「24.1」にメジャーバージョンアップしていました。
#元記事はこちら
前のメジャーバージョン「23.1」のリリースは、この記事 でも紹介していますが、2009年の7月。メジャーバージョンでの変更は、およそ3年振りですかね。
今回のバージョンの大きな変更点は「パッケージ管理システムの導入」。EmacsはEmacs-Lispによる機能拡張が可能なことが大きな特徴ですが、そういった拡張機能を「パッケージ」として提供することも可能となっています(それで開発者以外のユーザーがその拡張機能を容易に組み込めるようにしているんですね)。これまではパッケージをユーザーが探してダウンロード、インストールするをユーザーオペレーションで行なっていたわけですが、パッケージ管理システムを導入することで、パッケージのダウンロードからインストールまでを一気に処理するようになります。
なお、パッケージはEmacs開発者により管理され、GNUのサーバからホスティングされるようになります。パッケージの選択は今回のシステム導入により、list-package関数が導入されるので、この関数を実行させることにより、一覧を表示させ、そこから選んでダウンロードからインストールまでを実行することになります。
とまあ、本家Emacsは今回のバージョンアップで導入することになったパッケージ管理システムですが、実は、日本で作られたEmacsクローンの一つである「xyzzy」は既にこのようなパッケージ管理システムを導入しています。
#xyzzyでは「net-installer」と
#呼んでたはず。
機能の実装もほぼ似たような感じですね。ただ、ライブラリのホスティングは開発者毎に行なっているので、ライブラリとホスト先の対でソフト的に管理しているのかな。
#今回の本家のように、ライブラリを
#一つのホストで一括管理していない。
そういった意味では、「逆輸入」された機能ということになりますかね。
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