フォーゼ：42 射・手・君・臨

タチバナ＝バルゴ＝江本の真意が明らかに。

サジタリウス・ゾディアーツがその姿を現わしました。人馬型ではなかったか。しかし、右腕にランチャーを付けているように見えるな。

オープニングは夏の劇場版からのカット挿入版に。

リブラの乱入で中断となるフォーゼの特訓。バルゴはリブラを引き連れて姿を消す。リブラを校長室に残し、バルゴはM-BUSへと戻る。そして、この先の特訓をどうするべきかを思案する。

チア部の練習を見守る美羽と隼。そばにゾディアーツスイッチが転がっているのを見つけ、急いで回収する。が、それは松ぼっくりだった。それを見て笑う弦太朗。平和な暮らしに戻るために後は任せろと、弦太朗はライダー部のことを忘れさせようとする。
夜のストリート。１人ブレークダンスをするJK。それを見て拍手を送る弦太朗。まじめに取り組んでみたらどうだと、こちらもライダー部のことを忘れさせようと励ましの言葉を贈る弦太朗。
JAXA。宇宙飛行士になることを改めて決心するユウキ。そのユウキに励ましの言葉を贈る弦太朗。それぞれに平和な暮らしを歩ませるために弦太朗なりの「さよなら」を告げたのであった。
ラビットハッチ、弦太朗一人でコズミック・ステイツになる方法を考える賢吾。が、その方法は見つからない。そんな賢吾を尻目に、タチバナの特訓を引き続きうけようとする弦太朗。相手はバルゴだとそれを止めようとする賢吾。が、ストームトッパーが回り続けている様を見て、流星は生きていると信じる弦太朗。だからタチバナも信じられると考える。

特訓の場にタチバナが現れるのを待つ弦太朗と賢吾。そこにタチバナが現れ舞い降りる。そして特訓を再開する。が、今度はタチバナとしてではなく、バルゴとしてその特訓の相手を務める。スイッチを駆使し、バルゴに対抗するフォーゼ。特訓の最中、「友情を捨て去れ」と詰め寄るバルゴ。そして、渾身の一撃を放つ。これに対し、フォーゼはコズミック・ステイツになることで耐え、「壷」を割ることに成功する。
フォーゼがコズミックになれたのを見て、友情を捨て非情になったのだなと解釈するバルゴ。が、やはり「絆の力」で変身できたと答えるフォーゼ。たとえ一緒にいなくても、それぞれがそれぞれの道を進んでいれば絆の力を信じられると答える。そこにユウキたちがやってくる。それぞれに課せられた恐怖を乗り越え、自分の信じた道から逃げずに進むことが大事であることに気付いたのだった。そんなユウキたちを見てなおも驚くバルゴ。そんな弦太朗たちを見て、「友情」の力を再び信じてみたくなったバルゴは、ダークネビュラからメテオと友子を返すのだった。
賢吾はゲートスイッチを渡した理由を、流星はメテオに選んだ理由をタチバナに問う。そして、友子の一言から、正体を明かす江本。ホロスコープスに対し裏切り者である自分はタチバナの仮面を被ることでそれを隠し、戦いを続けるしかなかったと明かす。そして、希望を弦太朗に託した時、背後から射抜かれて倒れてしまう。そこに現れたのは射手座、サジタリウス・ゾディアーツだった。バルゴ＝江本の裏切りを知り、始末に来たのだった。さらに、その場にいる全員を倒そうとするサジタリウス。バルゴは己の身を盾にして弦太朗たちを守る。サジタリウスに立ち向かうフォーゼとメテオ。バルゴはユウキたちを安全な場所へ避難させ、自分は賢吾と共にその場を去る。
場所を変えたバルゴは、かつて友情より力に屈した自分が賢吾の父、歌星緑郎を殺したことを明かす。そして更なる事を伝えようとした矢先、レオとリブラが現れる。再びバルゴになり、レオとリブラに対抗する江本。満身創痍の状態でレオとリブラを相手にするバルゴはホロスコープスの野望を潰える事を賢吾に託し、レオとリブラと共に場所を変える。最後の力を振り絞って抵抗するバルゴ。だが、レオにとどめを刺され、倒れてしまう。
一方、サジタリウスと戦うフォーゼとメテオ。だが、圧倒的な力の差になす術も無く、二人は倒されてしまう。

月面。亡くなってしまった江本を弔う流星、友子、賢吾、弦太朗。流星はメテオを続け、タチバナの遺志を継ぐことを決意する。弦太朗もまた、どんなことになっても友達を守りぬくことを約束する。

ということで、バルゴが退場となってしまいました。正体ばれした後が急展開だったからなぁ。しかし、タチバナ＝バルゴ＝江本という図式は思いもよらなかったですね。特にタチバナ＝バルゴは（普通は思い浮かばないわな。敵対勢力なわけだから）。
我望もバルゴ＝江本への信頼はやはり厚いものであり、失いたくはなかった存在だったのだなと思えましたね。