鎧武：第２９話 オーバーロードの王

谷底へと落ちた貴虎。そこをオーバーロードの王、ロシュオに助けられる。ロシュオは貴虎に自分たちの文明の顛末を語り、人間たちが「知恵の実」を得るに足る存在かを問う。

一方、戦極陵馬は紘汰、戎斗、光実にシドの追跡を依頼する。こちらはこちらで、様々な思惑が交錯し…。

前回あたりから姿を表していたオーバーロードの王、ロシュオ。彼らもまたヘルヘイムの森の侵攻に対して、選ばれた民だけを残していた。それはユグドラシルが遂行しようとしているプロジェクトArkと同じ行動であった。そして、彼らの文明が行く着いた先は、選ばれた強者がそれを是として、猛威を振るい崩壊した世界であった。そしてロシュオは貴虎たち人類も同じ道を辿ると断言する。

一方、シド捜索のためにヘルヘイムの森に入った紘汰たち。戒斗はシドと遭遇し、戦闘状態に入る。光実は再び紘汰を葬るためにおびき出し、斬月・真となって鎧武と戦う。その戦いの最中、デェムシュが乱入してくる。さらに、光実からの呼びかけでシドと戒斗も加わり、戦いの場は乱れるばかり。そんな時、クラックが開き、デェムシュは森から飛び出してしまう。

策謀が入り乱れるといったところですね。
オーバーロードも、「ユグドラシルが採ろうとしている方針の末路」を示す存在となっています。