シルバーウィーク
「大河原邦男展」も「機動戦士ガンダム展」もどちらも前々から見に行きたいと思っていまして、「行くならこの連休中だな」と思い、連休の初日と最終日に行ってきました。
#開催期間もどちらも9/27までなので
幸い、どちらも混雑しておらず、ゆっくりと見ることができました。
「大河原邦男展」、その名の通り、メカニックデザイナーの大河原邦男氏の足跡をたどる展示会。大河原氏といえば、「機動戦士ガンダム」シリーズを始めとして、「太陽の牙ダグラム」、「装甲騎兵ボトムズ」、「蒼き流星SPTレイズナー」と言った、サンライズのリアルロボット作品のデザインが有名ですが、他にも「ヤッターマン」等の「タイムボカンシリーズ」や「科学忍者隊ガッチャマン」と言ったタツノコプロ作品、アニメ以外にも「グリコのおまけ」や工業製品等と幅広い分野でのデザインをされていることがよく分かる展示会でした。
また、イラストレーションの様子を記録したムービーも上映されておりまして、緻密な作業の上で作品を仕上げていく様子が映し出されていました。今では、コンピュータを使った、通称「デジ絵」が主流となっていると思いますが、大河原氏は「手描き」。下絵から原画を起こし、彩色に至るまでが全て「手作業」で行なう様子が映し出されていました。それだけに、イラストの一つ一つが力の籠もったものとなっていると感じました。
お仕事集としては様々な作品の設定画が展示されており、中には決定に至るまでに出されたデザイン案なども出品されていました。決定に至るまでに色々な修正が加えられている過程がよく分かるようになっています。
#そう言えば、出展の中に、「機甲戦記ドラグナー」や
#「機甲界ガリアン」が無かったような気がする。
#「ドラグナー」の「D-3」なんて、レドームが頭部となる
#珍しいデザインなのに。
「機動戦士ガンダム展」は最初の作品である「機動戦士ガンダム」を主とした「ガンダム」シリーズの展示会(一応、終盤に「Gのレコンギスタ」と次回作「鉄血のオルフェンズ」があったりしましたよ)。
「機動戦士ガンダム」という作品を制作サイドから見た内容となっており、裏側を余すことなく出している展示会ですね。特に圧巻なのは、ストーリーに沿って展開された原画集の展示。「機動戦士ガンダム」という作品を作る上で、キャラクターデザイナーであり、アニメーションディレクターであった安彦良和氏が現場への指示のために描き上げた原画集が展示されていました。「原画」なので、ほぼアニメで表される「絵」なんですよね。これを書き上げた安彦良和氏の凄さを感じられずに入られなかったです。
他にも、1/30000スケールのスペースコロニーの模型や、「損壊したガンダムヘッド」等の3Dの展示物もあり、より深く「機動戦士ガンダム」の世界を感じることができる展示会でした。
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