ドコモ、「おくすり手帳Link」を3月から提供
NTTドコモは、薬局が電子お薬手帳を手軽に導入し、ユーザーに応じた服薬指導を実施できる電子お薬手帳サービス「おくすり手帳Link」を発表しました。薬局向けシステムとユーザー用のAndroid/iOS向けアプリで構成され、3月から提供予定としています。
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NTTドコモは、2012年4月にアインホールディングスと共同開発した電子お薬手帳や、クオールに各社の薬局で利用可能な電子お薬手帳を開発・提供してきており、これらは全国約1300店舗で導入されているそうです。今回はより汎用的で手軽に導入できる電子お薬手帳サービスとして「おくすり手帳Link」を新たに提供する運びとなりました。
前述した通り、薬局側で使用されるシステムとユーザー側で使用するアプリと2つの構成になっており、薬局側のシステムはWindows 7以降を搭載したパソコン、Android 4.3以上、iOS 9.0以降のスマートフォン、Google Chrome対応のタブレットに対応となっております。システム導入において、1店舗ごとに、初期設定費用として5000円(税別、以下同)、月額利用料3000円がかかるようになっています。一方、ユーザー側はAndroid 4.3以上、iOS 8.0以降のアプリが用意されますが、こちらは無料となります。
「おくすり手帳Link」を利用することで、薬局側は対応アプリユーザーから共有された過去の調剤情報やアレルギー歴といった服薬情報を確認できるようになります。また、ユーザーが撮影した処方箋画像を、来局前に受け取ることも可能。さらには、薬局利用者が公益社団法人日本薬剤師会が構築中の「リンク付けサーバー」対応の電子お薬手帳を利用していても、「おくすり手帳Link」と連携し、服薬情報を一元的にチェックできる機能も備えるそうです。
一方、ユーザー側は「おくすり手帳Link」のアプリでは、調剤明細書に印字されたQRコードや一般用医薬品のバーコードを読み取り、アプリ上に薬の情報を登録することが可能。薬の効能や用法・用量などの確認や、服薬状況や体調変化などのメモも行えるようになるとのこと。また、先にも書きましたが、処方箋画像を薬局に送り、事前に調剤準備を依頼しておける機能も搭載されるとのこと。
「お薬手帳」の電子化は前から行われていましたが、まだ実験的で地域内、もしくは薬局グループ内で閉じているものでした。今回、NTTドコモが基盤を提供することで、より広範囲に、また薬局グループの枠を超えた運用が実現されるというわけですね。
私はこの電子化については、結構、期待しているんですよね。お薬手帳、あるといいし、一緒に薬局に持って行くべきとは思うのですが、面倒なんですよね。普段、持ち歩かないものですし。
手帳を別途持ち歩く必要がなくなるというのはかなりの利点になります。
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