放課後戦記
三連休の最終日である本日、とある舞台を観劇してきました。それが「放課後戦記」。
10/5~10/10の6日間、計10公演の舞台でした。
この作品、主演がダブルキャストとなっており、10/5~10/7がNMB48の市川美織、10/8~10/10がりりかの二人が主人公、門脇瀬名を演じました。
また、この作品、キャストが全員女の子という珍しい舞台。しかし、「戦記」とタイトルに付いている通り、キャピキャピっとしたものではなく、結構重厚なものとなっています。
作品のあらすじは公式サイトに載っているので、そちらを見てもらうとして、とりあえず感想を。
大筋の流れとしては「北斗の拳」や「バイオレンスジャック」のような感じ。突然、部活単位での食うか食われるかの「生き残りゲーム」が展開されます(舞台自体はゲームが開始されてから4日経過したところから始まります)。「ゲーム」のルールに従い、他の部を制圧するものと、ルールに抗い、脱出を試みるものと2極化しているところに、主人公である「門脇瀬名」が「反対組」に拾われるところからスタート。記憶がない状態で自分のことも周りのこともわからないままに「ゲーム」に巻き込まれてしまうという展開になります。そして、ゲームの中で自分が「何者」かを取り戻していく瀬名。そして最後は…、と見てる人間を世界観に引き込んでいきましたね。
オチはいわゆる「夢オチ」になるのかな?「ゲーム」に参加していた生徒たちは、実は全て「門脇瀬名」で、心が砕けた瀬名の分身だったというものでした。「ゲーム」の中で全ての自分を認め、受け容れることで「自分」を取り戻したところで目が覚め、「現実」に向かい合うことを誓うという締めくくりでした。
全体的にも面白い作品でした。また、各キャストのキャラクターもしっかり立っており、それぞれが「役」を演じきっていたと思います。中でもソフトボール部のメンバーがきっちりと役割を果たしていましたね。ソフトボール部のメンバー、その力で他の部を圧倒している存在。位置的には「中ボス」みたいな感じですね。それ故に、ストーリーの牽引役になっています。また、このソフトボール部は4人なのですが、実行部隊3人と参謀役一人と役割がはっきりしたチームであるため、戦略的に他の部を圧倒しているという空気を出していました。
一方の「反対組」もなかなかの個性派揃いで見ていてほっこりとしてしまう存在でした。瀬名を支えるという役割を持っているので、こうした「包容力」があるキャラたちがストーリーの主軸の殺伐さを軽減させていたかなと。その中でも、科学部部長、都解未明役を演じた片岡沙耶ちゃんの演技が光っていたかな。アドリブも効いていたし(役柄的にも結構重要な役でもありましたし)。
私が見てきたのは最終公演なのですが、ここでサプライズ。冒頭で紙袋を被せられて椅子に縛り付けられている子がいたのですが、これを舞台公演前半で主役を演じた市川美織が演じました。よって、最終公演(千秋楽の夜の部)は、何とオールスターキャストでの上演となっていたのです(昼の部では観客席から見ていたらしいですが)。よって、終演後も全員でのパフォーマンスとなり、拍手喝采となりました。最終公演ならではといったところでしょうか。
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