イヤホンとヘッドホン、「耳にいい」のは?
携帯型プレーヤーやスマートフォンで音楽を聞く方もいらっしゃると思いますが、その場合、イヤホンやヘッドホンを使うと思います。果たしてこの2つ、「耳に与える影響」に違いはあるのでしょうか?こちらのサイトではこの2つの「使い方」による耳への影響をまとめています。
まずは共通しての問題、どちらも「大音量による鑑賞は難聴になるリスク」となります。聴覚に関する器官はいくつかありますが、この中の「蝸牛」(かぎゅう)という器官が重要で、この器官に負担がかかったり、傷ついたりすると難聴を引き起こすと言われています。
では、イヤホンとヘッドホンとでは、どのように耳へ影響を与えるのでしょうか?
まずはイヤホンの場合。イヤホンは耳の中に入れて音を流します。つまり、それだけ耳の器官に近いところに音を流すので、耳への影響は大きいといえます。大きな音量で音を流すのはもちろんのことですが、長時間着けたままで聴くことでも望ましい状況ではないそうです。
次にヘッドホン。何と、WHOの調査結果には12~35歳の若者のうち、半数近くが「ヘッドホン難聴」の危険にさらされている可能性があるとのこと。ヘッドフォンは外部にあまり音を漏らさずに聴くことができることから、多少大きめの音量で聴いてしまうという傾向があります。また、大音量で聴かなくとも、毎日のようにヘッドフォンで長時間音楽を聞いている場合、聞こえが悪くなったような気がする、他の人の話が聞き取りにくい、左右で聞こえ方が違う、と言った症状が出てきたりします。
結局、どちらにも大同小異こそあれ、同様な影響を耳に与えるということができると言えます。では、どうすれば難聴になりにくいかを紹介しましょう。
その1:音量に注意
人の耳は1日に100db(デシベル)以上の音を15分以上続けて聴くと、難聴になりやすいそうです。ちなみに100dbの音量とは、ガード下にいて、電車が通過している時くらいの音量だそうです。相当大きいですね。
では、どのくらいが適当な音量か。それはイヤホンやヘッドホンをしていても会話や電車内などのアナウンスが聞こえるくらいの音量だそうです。
その2:耳を休ませる
長時間耳に当てて聞くことも悪影響を及ぼします。特に高い周波数の音は耳にダメージを与えるそうです。高い音は空気中だと弱まりますが、ヘッドホンをしているとダイレクトに耳に入りますので、ダメージも大きくなるそうです。
そのため、耳を十分休ませることも重要になります。どのくらい休ませるかというと、イヤホンやヘッドホンで着けて聴いていた時間の3倍ほどの時間だそうです。例えば、15分間聴いていたとすると、45分は耳を休ませる時間に充てたほうがいいということです。
なお、疲れている時なども疲労やストレスなどの影響で難聴になりやすいそうです。体調が思わしくないなと思った時は、長時間聴かないようにした方がいいですね。
その3:異常を感じたら、耳鼻科を受診
ヘッドホン難聴は重症化すると完全に治るのが難しいそうです。そこで、耳に異常を感じたら、耳鼻科を受診しましょう。早期であれば完治することもあるそうです。症状が出て、1ヶ月経たない内に受診するようにしましょう。
以上、「聴く音量」や「聴く時間」のバランスをとって、音楽ライフを楽しみましょう。
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