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2017年4月 9日 (日)

Ubunttuのデスクトップ環境、次期リリースでGNOMEに

Linuxディストリビューションの1つであるUbuntuですが、次期リリース版となる「Ubuntu 18.04 LTS」版から、デスクトップ環境を独自のUnityからGNOMEデスクトップへ戻すそうです。
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開発元であるCanonicalでは、新しい会計年度を迎えるにあたり、このUnityの開発に関する投資を終了させ、次期のUbuntu 18.04 LTSではGNOME環境に戻すと発表しました。また、同時に、スマートフォンやタブレット向けのタッチに最適化したUbuntu Phoneへの投資も終了させ、事業をクラウドやIoTに集中させるとしているそうです。

UnityはUbuntuで独自に推進していたデスクトップ環境。縦に配置されたランチャー(アプリケーションスイッチャー)や、大きなアイコンのスタートメニューが特徴でした。このようなデザインになったのは、先に上がった、Ubuntu PhoneでのUIと統一しようとしていたためなのですが、その独特な操作感はデスクトップには向いていなかったと言えるでしょう。私も一度Ubuntuを仮想PCに入れて動かしたことがありましたが、デスクトップPCで使うには、かなりクセのあるUIだったと記憶しています。Windows 8/8.1でもそうでしたが、操作感の異なるデバイスでUIを統一するということに無理があったとしか言いようがないですね。結果として、Windowsは10になった時に、7以前のデスクトップ環境に戻しましたし、今回のUbuntuも結果としては、Windowsと同じ道を歩むことになるということですね。

Linuxディストリビューションとしては人気のあるUbuntuですが、実は私、あまり好きじゃないんですよね。すごい中途半端なんですよ。
UbuntuはWindowsからデスクトップOSトップの座を奪おうと、デスクトップ向けに調整した経緯があるのですが、結局、Windowsには勝てないままになったんですよね。で、Linuxなので、サーバ用途に活路を見出そうとしているようですが、そうした経緯から、その辺も役不足にしか見えないんですよ。

去年、マイクロソフトがWindows 10向けに「bash on Ubuntu on Windows」を発表/リリースしてUbuntuとの共生を打ち出しましたが、これも消化不良のような状況に留まってますね。

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