LIVE UXきせかえ作成
ドコモのそれもAndroidスマートフォンだけになると思うのですが、ドコモが提供しているホームアプリに「LIVE UX」というのがあります。このホームアプリ、きせかえ機能(スキン機能)がありまして、好きなテーマのスキンに替えることができるんですね。公式サイトを含め、配布しているサイトが有るのですが、このきせかえテーマ、実は自分で作ることができるんですよ。
ドコモではこのきせかえテーマを作るためのツールを提供しておりまして、このツールを用いることできせかえテーマを作ることができます。前から作ってみたくて、ツールはダウンロードしていたのですが、ようやく、ついこの間作ってみました。ここでは、このツールを使ったきせかえテーマの作り方と、端末にインストールする手順をまとめておこうと思います。
まずはツールを手に入れましょう。作成ツール(とマニュアル、端末プロファイルデータファイル)はドコモのこちらのページから入手することができます(Windows版となります)。ダウンロードしたファイルを展開し、その中にあるインストールプログラムを実行してインストールします。
インストールするとデスクトップにショートカットが作成されますので、そのショートカットからプログラムを実行すると、早速作成ができます。
このツールで作成するのは
- 壁紙(最大7画面分)
- ドロワーアイコン
- マイマガジン(LIVE UXアプリに内蔵されているブックスタンド機能)アイコン
- ロックスクリーン画面
- テーマのサムネイル
となっています。スキンを作成するので、基本は画像ファイルを集めて、それできせかえテーマを構成することになります。壁紙も単純な一枚絵だけではなく、マスクデータを用意することで、レイヤー構成の壁紙を作ることもできます。また、時間によって切り替えるといったこともできますので、結構凝ったテーマを作ることができます。
作成したテーマはソフト上でエミュレーション表示することができ、ここで確認しながら仕上げることができます。
さて、作成したきせかえテーマを端末にインストールするのですが、インストールは
- USB接続でソフト経由でPCから転送する
- Webサーバー上にアップして、配布サイトから配布する
の2つのやり方が用意されています。一番簡単なのはUSB接続での転送なのですが、端末のモデルによってはできないこともあります。実は私が使っているシャープのSH-02HはUSBの転送ができないモデルでして、結果としてWebサイトからの配布という方法で入れることになりました。そこで、ここではWebサイトからの配布方法を紹介しようと思います。
まずはWebサーバーを用意します。これはレンタルするでも良いですし、自宅のPCにWebサーバーソフトをインストールして、自宅内で完結するように構築するでも良いです。今回、私は後者の方法を選択。
で、Webサーバーソフトですが、手っ取り早く済ませるために、IISを導入して今回はサーバーを構築しました(もちろん、IISでなくても、apacheやNginxでも構いません)。標準的な構成(早い話がデフォルト)でインストール。続けて、配布用のサイトを構築。とは言っても、自宅で自分だけが使うので、単純にファイルへのリンクが書かれたページを用意するだけです。マニュアルにもあるのですが、テーマファイルを端末に転送させるために、独自のスキーマを使用するので、ファイルへのリンクの書き方は間違えないように。
ページも用意したところで、端末からローカルの配布サイトにアクセス。しかし、ここで問題が発生。ページにはアクセスできるのですが、テーマファイルへのリンクをタップしてもファイルのダウンロードができない。パスの指定も間違えていないしファイル名も間違えていない。にも関わらず、「404(Not Found)」が返ってくる状態になるんですね(リンクをタップすると、LIVE UXアプリが作動し、ファイルをダウンロードしようとしているので、スキームに対して動かないということはないのは確認できました)。
色々と試しました。サイトのディレクトリ構成を替えたり、ディレクトリやファイルへのアクセス権を替えたりとしましたが、結果は変わらずでした。そこで、試しにリンク先をきせかえテーマファイルから単なる画像ファイルへと替えてみました(うっかりスキーマの指定を直すのを忘れたのですが)。すると、エラー内容が変わり、サポートしていないファイルの形式というエラーに変わりました。という事で、パスの指定を間違えていないことは確認できました。そこで、リターンコード「404」について調べ、結果として、きせかえテーマファイル(拡張子が.kin)に対するMIMEの種類を追加することで解決できました。
IISでのMIMEの種類の追加は、IISマネージャーを起動し、トップ画面から「MIMEの種類」を選択。すると、登録されているMIMEの種類のリストが表示されるので、
- リスト上で右クリックし、コンテキストメニューから「追加」を選択
- MIMEの種類追加用のダイアログが表示されるので、「ファイル名の拡張子」にきせかえテーマファイルの拡張子(.kin)を入力。
- 「MIMEの種類」に「binarystream/kin」を入力。
- OKを押して追加
として、きせかえテーマファイル用にMIMEの種類を追加します。これで、端末側できせかえテーマファイルをダウンロードすることができました。ダウンロードができたところで、LIVE UXのきせかえ選択画面からダウンロードしたテーマを選択、反映させることができました。
MIMEの種類を追加することで対応できるので、apacheやNginxでも同様にすることで対応できると思います。
いやぁ、配布で手こずりましたね。しかし、ソフトと一緒に配布しているマニュアルにもWebサーバーの設定については何も書かれていないんですよね。これって、マニュアルとしてはどうかなぁ。ツールを配布しているということは、個人で作成したテーマを個人で配布することができる(しかも、手順まで書かれている)のに、こうした設定について何も書かれていないというのは問題ではないかと。なので、レンタルサーバーなどを使う場合は、MIMEの種類を追加できるところでないとマズイですね。
色々と問題がありましたが、これで自作のきせかえテーマを端末に入れることができるようになりました。
LIVE UXきせかえテーマに興味を持たれた方はチャレンジしてみては。
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