Microsoft、UbuntuなどLinuxディストリビューションを「ストア」配信へ
米Microsoftは10日にMicrosoftストアでLinuxディストリビューションの1つである「Ubuntu」をリリースしました。現在のところ、「Windows Insider Preview」のBuild 16215以降の環境で、無償で導入することが可能となっており、秋にリリースされる「Windows 10 Fall Creators Update」で正式にサポートされる予定。
#元記事はこちら。
Windows 10では「bash on Ubuntu on Windows」の形ですでに利用可能ですが、導入までに幾つかのステップを踏む必要があります。今回、Microsoftストアからの導入という新たなパスによって、その負担をいくらか軽減することができます。
また、今回の「Ubuntu」の他にも、「SUSE」や「Fedora」と言ったディストリビューションもリリース予定で、またそれぞれの環境を共存させることも可能となるそうです。この時、それぞれのLinux環境は独立して動作するので、同時に起動させることも可能になるとのこと。
なお、ストアからインストールする際は、あらかじめ「Windows の機能の有効化または無効化」から“Windows Subsystem for Linux(WSL)”を有効化しておく必要があります。そして、再起動後にストアからインストールするという手順を踏む必要があります。また、今回ストアから配布される「Ubuntu」は従来からのUbuntu」(レガシーディストリビューション。多分、「bash on Ubuntu on Windows」のこと)と同じシステムで同居させることもできるそうです。
これは結構画期的じゃないですかね。これまでだと、
- 別PCを用意してそこにインストールする
- Windowsとのデュアルブート環境にする
- Virtual Boxのような仮想PCソフトを導入して、仮想PCを作成してからそこにインストール
といった環境構築が必要だったLinux環境の構築ですが、ストアからのインストールだけで済ませることができるというのは、かなり労力を省力化できるようになると思います。
後はサーバープロセス(WebサーバーやDBサーバなど)が動かせるようになれば、文句なしと言ったところでしょうか。
(先の「Creators Update」で更新された「bash on Ubuntu on Windows」では動かせるようになったという話をチラッとは聞きましたが、公式にはしていなかったはず)
いずれにせよ、ソフトウェア開発(主にWeb系)をする人には朗報でしょうね。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 「Officeスクリプト」によるExcel操作記録機能、デスクトップ版に(2023.06.09)
- 集英社、「AIグラビア」販売終了(2023.06.07)
- IFTTT、無料ユーザーへのTwitter連携機能の提供を終了へ(2023.05.19)
- Google、2年以上利用が無いアカウントを削除へ(2023.05.17)
- BANDAI SPIRITS、「装甲騎兵ボトムズ」HGモデル化(2023.05.10)
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「Officeスクリプト」によるExcel操作記録機能、デスクトップ版に(2023.06.09)
- 集英社、「AIグラビア」販売終了(2023.06.07)
- IFTTT、無料ユーザーへのTwitter連携機能の提供を終了へ(2023.05.19)
- Google、2年以上利用が無いアカウントを削除へ(2023.05.17)
- LINE、「LINE Out」を5/31にサービス終了(2023.03.22)
コメント