子供の靴をIoT化「MONKEY KID SENSOR」
小さいお子様を連れ立って人通りが多いところを歩く時、子供が迷子にならないかと心配になったりしますよね。ずっと手を繋いでいればそうでもないですが、繋ぎっぱなしというのも難しいですし、子供はどんどん離れてあっちこっち行きたがります。最近は服に括り付けるような「紐」もあったりしますが、これもちょっと取り回しにくことがあります。
そんな親御さんに朗報。アメリカのTwinTech社が開発した「MONKEY KID SENSOR」がそんな心配を軽減してくれるかもしれません。
元記事はこちら。
子どもの位置をトラッキングするアイテムにはGPSを搭載したものが主流ですが、
- 屋外と比べて屋内では正確な位置情報をタイムリーに得るのが難しい
- モバイル通信のためにSIMカードが必要で月々の利用料金がかかる
といったデメリットがあります。この「MONKEY KID SENSOR」はGPSの代わりにBluetoothを利用することで、このデメリットを解消しています。
さて使い方ですが、対応アプリ(現在iOS版のみ)をインストール。子どもが自分から離れたらアラートを出す距離を設定。設定レベルには「Loose」、「Tight」、「Manual」の3段階があり、以下のようになっています。
- Loose
- 大きな公園や大きい子ども向けに約50メートル離れたらアラートを出す設定
- Tight
- ショッピングセンターやテーマパークや人が多いところでの使用を想定し、約5メートルでアラートを出す設定
- Manual
- ユーザーの任意設定
そして、「MONKEY KID SENSOR」をお子さんの靴に装着(紐というか、ベルトを通す穴があるので、ちょっとやそっとじゃ外れないようになっています)。
どのようにモニタリングするかというと、モニタリングしている端末との距離が離れてくると、アプリ上でその端末が黄色に色づけされます。設定距離よりも離れると端末の色が赤になり、見失ってから何秒経過したかカウントを開始します。
2017年5月現在、アメリカ国内だけでしか販売されていませんが、イギリスやヨーロッパでの販売も予定しているほか、日本での販売も視野に入れ、販売に必要なTELEC認証(技適)を取得している最中とのことです。これは是非とも国内でも販売されてほしいですね。
GPSではなく、Bluetoothを使うことで、GPS利用でのデメリットを克服したと書きましたが、逆に感度(距離)が短くなって、それがデメリットになるのではと感じる人がいるかと思います。しかし、この商品が子供向けであることを考えると、数百メートル単位でのモニタリングよりは、数メートルから数十メートル、まさに「目の届く範囲」でのモニタリングの方が適しているのではないかと思います。
何にせよ、こうしたアイテムが出るのは小さなお子様を持つ親御さんにとっては嬉しい話でしょう。
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