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2018年11月21日 (水)

「機動戦士ガンダム」40周年プロジェクト

1979年に第一作を発表してから、これまでに幅広い年代に影響を与え続ける作品、「機動戦士ガンダム」。その第一作発表から来年で40周年を迎えます。それを記念して、「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」を発足させました。
#公式サイトはこちら

色々と計画は挙がっております。まずは一番の目玉となるであろうイベント「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」。これは計画自体はすでに発表されているのですが、実物大18mのガンダムを「動かす」というもの。立像自体はすでに作られていますが、今度は「動かし」ます。現在のところ、横浜市と連携し、2020年の夏から1年間、横浜・山下ふ頭で「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」というタイトルのもと、プロジェクトを実施する計画を協議している最中とのこと。3~5m程のロボットが動くというのはありますが、18mもの巨体を動かすというのは前代未聞。否が応でも盛り上がりますね。

続いては映像作品が5つほど制作されます。1つ目は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN TVシリーズ」。キャラクターデザインを手がけた安彦良和氏による、ファーストガンダムを再構築した作品。これまでに劇場公開やOVAの形で展開されていましたが、今度はTVシリーズとして再構成されます。そして、放送は、意外にも、NHK総合での放送となります。放送時期は2019年4月からで、全13話を予定しています。
2つ目は「ガンダムビルド」シリーズの新作。ガンダムのプラモデル(通称、ガンプラ)でのバトルを中心に描いた「ガンダムビルド」シリーズ。今年放送された「ガンダム・ビルドダイバーズ」に続く新作の制作を予定しているとのこと。本編の「ガンダム」とは全く異なる世界観の作品ですが、ガンプラを題材にしているだけに、身近な世界観での物語として、こちらのシリーズも人気を博しております。次はどのような設定での話になりますかね。
3つ目は「SDガンダムワールド三国創傑伝(さんごくそうけつでん)」。こちらは2頭身キャラにデフォルメされたガンダム達が活躍する、小さなお子様を中心に人気の高いシリーズ。ここ何年かは「三国志」をモチーフにした展開をしていますが、タイトルからすると、三国志モチーフのストーリーが展開されるのではないかと思います。
4つ目は「Gのレコンギスタ 劇場版」。2014年に放映された「ガンダム Gのレコンギスタ」に数多くのカットを追加し、再構築して劇場版として公開します。こちらは2019年の公開を予定しています。
5つ目は、おそらく映像化のニュースの中では一番の目玉になるでしょう。1989年に富野由悠季監督の執筆により発表され、ファンからも映像化を長い間心待ちにされていた「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が劇場版として制作されます。しかも、3部作の長編として制作されます。キャスト等はまだ決まっておりませんが、「閃光のハサウェイ」の映像化はファンとしては歓喜ものでしょう。

さらに、アニメという媒体だけではなく、他の分野にも進出します。まずは舞台化。舞台化される作品は「機動戦士ガンダム00」。ガンダム作品の中では、一番スタイリッシュと思われる「ガンダム00」。この作品が「機動戦士ガンダム00 破壊による再生 Re:Build」と題して舞台化されます。公演スケジュールも決まっており、下記の予定となります。

会場上演期間開催場所
東京 2019/2/15~2019/2/18 日本青年館ホール
大阪 2019/2/23~2019/2/24 森ノ宮ピロティホール

舞台版の公式サイトはこちら

また、音楽イベントも多数開催予定。2019年夏にはフィルムコンサートを予定しており、これまでのガンダムの楽曲を集めた音楽イベントも、2019年秋頃に開催を予定。まあ、音楽イベントは10年前の30周年記念の時にも開催されていますが、それからもいくつか作品が作られていますからね、音楽イベントも楽しみなものです。

さて、40周年を記念するこのプロジェクト。全体を通して「BEYOND」というコンセプトの元、まとめられています。「~を越える」という意味を持つ「BEYOND」という単語。これを体現するかのようなキービジュアルも作成されています。「機動戦士ガンダム」と「機動戦士ガンダムUC」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」と「機動戦士ガンダム00」、「新機動戦記ガンダムW」と「機動戦士Zガンダム」、「ガンダム Gのレコンギスタ」と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」、と時代や設定を超えた2作品を1つの絵の中に閉じ込めたキービジュアルが作成されています。
そして、「BEYOND」のコンセプトの元、すべての作品、イベントを包括するテーマソングが制作されます。制作を担当するのはLUNA SEA/X JAPANのギタリスト、SUGIZO氏。また、同じく2019年に結成30周年を迎えるLUNA SEAが「機動戦士ガンダム THE ORIGIN TVシリーズ」のOPを担当します。こうしたビッグネームのバンドが「ガンダム」と関わるのは、「機動戦士ガンダム00」のL'arc~en~ciel以来ですかね(LUNA SEAとも同年代ですし)。そうした意味では、アニメと音楽の枠を超えた融合と言えるのではないでしょうか。

何にしても、40周年を迎えるガンダムはまだまだ熱いです。

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