仮想PC環境を作る(導入編)
以前、とあるプログラミング系の質問掲示板に「仮想PCを使った開発環境の構築の仕方がわからない」という質問がありました。昨今、機械学習などが流行りだしてきて、それに乗っかってやってみようとする人が出てきているのですが、そうした人たちが参考にするサイトというのは、本題部分だけが細かに書かれており、それ以前の処(つまり、環境構築など)については、あまり触れてはいません(まあ、当然といえば当然ですが)。環境構築についても述べているところはあるのですが、初心者がそういったところに辿り着くのはなかなか難しいようです(大体、どういったキーワードで検索すればいいかがわからないからですが)。
そこで、とりあえずは仮想PC環境の構築方法から記事にしていこうかなと思います。
さて、仮想PCとは何かというところから、まずは始めますか。仮想PCとは、その名の通り、「仮想のPC(パーソナルコンピュータ)」です。コンピュータの中に仮想のコンピュータを作ります。ここで言う「仮想のコンピュータ」はハードウェアから部分から仮想化したものを指します。とは言っても、実PCと全く違うハードウェア構成(例えば、CPUが違うとか、実PC以上のメモリがあるとか)のものは作れず、実PCに準じた構成のPCを作り出します。仮想PC環境は、この仮想のコンピュータにOSやらミドルウェアなどをインストールして構築していきます。
仮想PCを作り出すソフトはいくつかあります。名の知れたものでは、
- VMware
- VirtualBox
- Virtual PC
まずは何はともあれ、VirtualBoxの入手から。VirtualBoxは本家サイトから入手することが可能である(「窓の杜」にも収録されているが、リンク先は本家サイトである)。
ここでダウンロードができるファイルへのリンクとして、「Windows hosts」やら「OS X hosts」と言った表現がなされている。ここで言う「host」とは、VirtualBoxをインストールするOSである。言い換えれば、実PCで稼働しているOSのことである。なので、自分の実PCに合ったファイル(Windowsなら「Windows hosts」から)をダウンロードする。
VirtualBoxのインストーラーファイルをダウンロードしたら、インストーラーを実行してVirtualBoxのインストールを実行する。途中、インストールのオプションを指定するダイアログが表示されるが、特にこだわりが無ければ、デフォルトのまま先に進めてもよい。
インストーラーが正常に終了すると、「Oracle VM VirtualBox マネージャー」が起動する。これで仮想PCを作るツールとなる、VirtualBoxのインストールが完了し、仮想PCを作ることができるようになる。
まずはVirtualBoxのインストールまでをまとめました。次回は仮想PCの作成についてまとめようと思います。
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