今年も最悪のパスワードは
セキュリティソフトウェア企業のSplashDataは、今年もまた、「最悪のパスワード」上位100のリストを公開しました。発表によると、ワースト1位のパスワードは「123456」、ワースト2位のパスワードは「password」で、この2つは今回で6年連続1,2フィニッシュを決めています。
その他、ワーストランクに入ったパスワードは単純な数字の羅列(「1234567」とか、「11111」とか)や簡単な英単語(「sunshine」など)、キーボードの配列をそのまま(「qwerty」)、簡単な英短文(「iloveyou」など)となっています。中には記号だけで構成される「!@#$%^&*」というのもありますが、これも単純なキーボードの配列の入力によるものです(日本人には馴染みがないかと思いますが、これらの記号、実は英字キーボードでシフトキーを押しながらフルキーの1~8を押した時に入力される記号です)。
中々に面白い調査なので、毎年気にはなっているのですが、6年連続してワースト1位と2位が変わっていないというのが、ある意味すごいなと。同じ人がってこともあるかもしれませんが、こんな単純なパスワードを使っていることに、未だ(世界的に)情報リテラシーが浸透していないのかなと思います。日本なんかだと、「aiueo」とかも入ってるかもしれないですね。
パッと入力しやすいように、覚えやすい簡単なものを選んでしまうと思うのですが、これでは「パスワードを設定していないのと同じ」になってしまいます。
「そうは言っても、推測されにくいパスワードを作るのも覚えるのも大変」という人もいるでしょう。そういった人は「パスワード生成ソフト」や「パスワード管理ソフト」を利用するのも手です。例えば、Windowsのソフトでも「窓の杜」にいくつか収録されていますし、スマホのアプリにも同様にたくさんあります。例えばAndroidでも「Play Store」を見れば、「パスワード生成」や「パスワード管理」で検索をかければ、たくさんのアプリが出てきます。
また、パスワードを作る際は、たくさんの文字種を使うよりも、文字数を多くする方が効果的という研究結果も出ています。例えば、英数字(36種)だけで作るにしても、6桁と8桁とでは、作ることができるパスワードの数もかなり違います。6桁ですと36の6乗で2,176,782,336通りのパスワードが作れますが、8桁にすると36の8乗で2,821,109,907,456通りで6桁の場合よりも遥かに多くのパターンのパスワードが作られます。こうした事も踏まえて、パスワードを作る時は桁数を多めにして作るようにしたほうが良いでしょう(最低でも8桁で)。
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