AIカメラで「未成年」を判別
業務システムのクラウドサービスを展開する「チャオ」は、2018年7月下旬~10月末に養老乃瀧が展開する居酒屋「一軒め酒場 新橋店」で実施した実証実験の結果を発表しました。その実験とは、「AI(人工知能)搭載カメラで、来店客が未成年かどうかを検知する」というもの。
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実験は何段階かを経て行われました。まず、実験の第1段階として、ディープラーニングを使った画像認識サービス「Amazon Rekognition Image」の顔認識機能を活用。AIがカメラ画像から人物の顔を識別し、年齢結果を推定。未成年と思われる場合は店員に通知するという仕組みにしていたそうです。入店する数秒の間に来店者の顔画像を複数枚撮影したが、画質や顔の角度で誤検知もあったそうで、この方式では検知率は90.7%にとどまったそうです。
次に、精度向上と通知までの時間を短縮するため、チャオは未成年かもしれない「要年齢確認者」を判別する独自の識別エンジンを構築。AIの判別結果を人間で精査し、AIに学習させることでモデルを作成。大量のデータをAIが学習し続けることで精度を改善し、96.1%の精度で未成年を検知できるようになったそうです。(判断)結果の検証には、身分証明書による年齢確認を行なったそうです。
結構面白い実験ですが、最初から90%の検知率というのは、かなり精度が高いのではと思います。解析エンジンが更に熟成して、検知率が高まれば、年齢制限がかけられるサービス(今回の居酒屋のようにアルコール類を提供するようなサービスとか、入店自体が抑止されるようなサービス)を提供するところにとっては、未成年者に起因するリスクを減らすことができるのではないでしょうか。
モデルの構築を変えれば、年齢以外のことを判断できるようになってもいいかもしれないですね。
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