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2019年2月 4日 (月)

ユーロビートを聴きながらの運転は…

このブログを読まれている方に、車の運転をされる方がどれだけいるかわかりませんが、面白い研究結果が発表されたので。
イスラエル・ベングリオン大学のチームが「クルマの安全運転には適度なテンポの音楽が一番」という研究結果をまとめ、イギリスの科学雑誌『New Scientist』(ニューサイエンティスト)の最新号でこれを発表することになりました。
#元記事はこちら

その実験とは、被験者に「クルマの中で音楽を聴いている」というシチュエーションを与え、BPM60のバラードから、BPM140超のユーロビートまでの様々な音楽を聞きながら、ドライブシミュレータで運転体験をしてもらったというもの。この実験によって、次のような結果が得られました。

  1. テンポが速い(=BPMが多い)曲を聴いているときに信号無視や急発進、急ハンドルなどの動作が増える
  2. BPM140のユーロビートを聴いているときに起こす事故は、BPM60程度のバラードを聴いているときの倍近い数値になる

さらに、ユーロビートに大音量というファクターを追加した場合、その数値が上昇してしまうということもわかりました。

確かに、アップテンポの曲を聞いていると、車の運転ではなくとも、テンションが上ってしまいますよね。しかも、それを大音量で聞いたら、臨場感も加わって、さらにテンションが上ります。こうした高揚感でグングン前のめりになって、運転が荒くなったりするんでしょうね。
また、音楽を聴いているときと、聴いていないときでは、後者の方がより運転に集中できることも明らかになりました。安全運転をするには、音楽を聴かない方が良さそうですね。でも、「どうしても音楽を聞きたい」という場合は、ユーロビートのような高テンポの曲よりは、ゆったりとした曲調の曲を聴くと良いようです。人間が最もリラックスできるBPMは、心拍数と同じ72だそうで、運転の際にもこれに近いテンポの音楽を選択すれば、人体に与える影響を最小限にできるようです。データとしてはちょっと古いですが、こちらのサイトで紹介されている楽曲を参考にプレイリストを構築して、ドライブを楽しまれてはいかがでしょうか。

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