色々とサービス終了が告げられる
8月に入った矢先、2つのサービスの終了が告知されました。
1つ目はアルバイト情報提供サービスの雄、「an」のサービス終了。2019年11月25日をもって、サービスを終了することが発表されました。
#元記事はこちら。
1969年に「日刊アルバイトニュース」として創刊され、1986年に「an」に改称。以来、「an」の名前で親しまれてきました(ちなみに、「an」という名前は元の「アルバイトニュース」から取ったもの)。2017年にはWeb媒体に一本化してアルバイト情報を提供してきました。
かつてはリクルート社の「From A」(現TOWNWORK)と共に学生向けに様々なアルバイト情報を提供していましたねぇ。確か、「From A」が中綴じ製本だったのに対し、「an」は平綴じ製本だったような記憶があります(「紙」もanの方が質の良い紙を使ってたような気がする)。
52年めを迎えた年にサービス終了。とは言え、半世紀にも渡ってアルバイト情報を提供していたんですね。これだけの期間、アルバイト情報を提供していたとなると、お世話になった方も多いはず(私は「From A」派でしたが)。
2つ目は今年、と言うか、先月最もホットな話題となった「7pay」。こちらも2019年9月30日にサービスを終了することが発表されました。
#元記事はこちら。
去年から乱立し始めた「〇〇pay」。その流れに乗ろうと、セブン&アイホールディングスが鳴り物入りで提供した、キャッシュレス決済方法です。今年の7月に入ってサービスを開始しましたが、7月3日に不正アクセスがあったことが発覚。サービスを開始してから3日ばかりで全サービスを休止、原因究明とシステムの改良に費やしました。そして、7月30日にサービスの基盤となる「7iD」のパスワードリセットを実施し、心機一転してサービス再開に臨みましたが、アクセス不正による被害は思ったよりも大きく、サービス再開したものの、(当面は)支払いのみしか使えず、ユーザーの不安も払拭できないことから、7payのサービス継続は困難という結論に至り、セブン&アイホールディングスの取締役会で、7payのサービス「廃止」が決定しました。
トラブル後の会見でセキュリティに対する認識があまりにも低いことが露呈し、世論から集中砲火を浴びましたね。
サービス廃止のニュースが出た時はあまり内容を読んでいなかったのですが、7月30日にパスワードリセットをして再開したものの、中途半端な再開だったんですね。これなら「休止」ではなく「廃止」を選んだのは正解だったかもしれません(まあ正直、それまでが「休止」状態でしたけど)。
サービス開始から3ヶ月(実質3日。いや2日か)という短命に終わった「7pay」。「an」の52年とは対象的な幕切れとなりましたね。
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