経産省、キャッシュレス還元加盟店一覧公表
10月から消費税率が上がりますが、それによる消費の冷え込みをなるべく抑えるためか、キャッシュレス決済の普及に加速をつけるためか、キャッシュレス・ポイント還元事業というものを行なっています。一応、審査があり、これを通った企業は加盟店として扱われます。
で、この加盟店一覧を経産省がPDFファイルとして公表しています。加盟店の申請は9/5時点で577,885店。内、9/2までに加盟店として審査を通ったのは、約28万件だそうです(大体半分が通っているようですね)。そのPDFファイルですが、ファイルサイズにして30.3MBと結構大きめなのですが、さらに驚くのがそのページ数。なんと、6,360ページにもなります。北は北海道から南は沖縄までの実店舗と、楽天やYahoo!ショッピングと言ったECサイト加盟店までを網羅しています。
しかし、このPDFは使い勝手が悪いです。一応、しおり機能は使っているのですが、大雑把にしか設定されておらず、例えば実店舗の場合は都道府県毎にしおりを設定すると思うのですが、それがありません。また、テキスト検索も使えず、ページ繰りをしていかないと目的の情報にたどり着けないという始末。
しかし、ページ数がこれだけ膨れ上がったら、普通「分冊化」を考えるよね。そういったことには頭がまわらないというのが「お役所」と言ったところでしょうか。
なお、9月の中下旬には地図上で対象店舗を表示するウェブ機能やアプリを公表する予定だそうです。
(まあ、早いところ実装してもらいたいものですね。期待はしていませんが)
さて、そんな「手の遅い」お役所を尻目に、家計簿アプリで有名なzaimが、この加盟店情報を検索できるサイトを公開しました。
情報の元ネタは、経産省が公表したPDFファイル。ここから情報を起こして、サイトに反映しているそうです。ただ、前述の通り、PDFファイルがこうしたデータ利用を考慮した作りではないので、多少の間違いはあるかも知れないとのこと。とは言え、おそらく経産省もこう考えているであろう、サービスを早々に形にしているところが「お役所」とは違うところですね。
テキスト検索もできますが、都道府県レベルであれば、トップページにある地図から選び出すこともできます。各都道府県を選んだ後は、市区町村名のリストが並び、各市区町村にある加盟店の情報を表示することができます。もう、これがあれば経産省のものはいらないと思います。
(ってことで、経産省、作らなくていいよ。無駄に税金を使わないでくれ。ってか、zaimに開発費を払ってやってくれ)
しかし、経産省も、よくもあんな粗大ごみとも言えるファイルを作ったよな。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 「機動戦士ガンダム」45周年UT(2025.02.11)
- 国会図書館、PDFで複写物を受け取り可能に(2025.02.07)
- ソニー、BDやMDの生産終了へ(2025.01.23)
- Microsoft、Windows10に「新しい」Outlookを強制インストールへ(2025.01.15)
- Amazon、「ふるさと納税」を開始(2024.12.19)
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 国会図書館、PDFで複写物を受け取り可能に(2025.02.07)
- Microsoft、Windows10に「新しい」Outlookを強制インストールへ(2025.01.15)
- Amazon、「ふるさと納税」を開始(2024.12.19)
- X、「Grok2」を無料開放(2024.12.10)
- 今年のBLACK FRIDAYで買ったもの(2024.12.07)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- Amazon、「ふるさと納税」を開始(2024.12.19)
- Amazonブラックフライデー、今年は11/29から8日間(2024.11.15)
- 「VMware Workstation」、「VMware Fusion」が完全無償化(2024.11.13)
- ノジマ、VAIO株式会社を111億円で買収(2024.11.11)
- みずほ銀行、2025年1月14日より振込手数料変更(2024.09.26)
コメント