「異種族レビュアーズ」、TOKYO MXでの放送が中止に
この1月から地上波やBS11で放送が開始された深夜アニメーション「異種族レビュアーズ」ですが、東京ローカルの地上波局「TOKYO MX」での放送が中止となりました。
TOKYO MXからは「編成の都合上」という説明が出ているのですが、視聴者からクレームが入ったようです。
私も第一話は見たのですが、「よく放送にこぎつけたな」というのが率直な感想の作品。「深夜枠だからいいかぁ。子供は見ないだろうし」的なところもあったんでしょうね。とは言え、あまりにもストレート過ぎた!正直、これはクレーム入るだろうなとは思ってはいました。
ともあれ、深夜アニメに新たな「黒歴史」が。
とは言え、PTAも過敏すぎるというか、よく見つけたなと。でも、過剰すぎる反応もどうかと思うんですよね。確かに、こうしたコンテンツが子供の目につきやすい状態にあることも問題ではあるかと思いますが、元を叩く前に「子供の周囲の環境を見直せ」と言いたいですね。色々なものが溢れかえっていますが、「まず、それ本当に必要?」というものが身近にあり過ぎる気がするんですよ。テレビも昔は「一家に一台」だったものが、「一部屋に一台」になってますよね。携帯のワンセグを入れれば「一人一台」になります(まあ、携帯のは「付加機能」なので、携帯本来の機能ではないですが)。ゲーム機だってそうですよね。まずは、この辺を整理すべきでしょう。
BPOの意見には「今ではネットで24時間見ることができる」というのもありました。実際、テレビ以上にインターネットにはこうしたコンテンツが溢れているのも事実。とは言え、今年から情報教育が義務教育に組み込まれるので、PCなどを使わせないわけにはいかないところ。しかし、PCやスマホ、ルーターには便利な機能がありまして、「ペアレンタルコントロール」と呼ばれる機能を使えば、ある程度は制限することができるんですよ。なので、こうした機能を活用して、子供の身近なところから遠ざけるようにして欲しいですね。これは「親としての仕事」だと思います。
それに、こういうのをガンガン規制し続けると、悪循環に陥るような気もする。「はけ口が無くなる」というか、別なところで不満が爆発するような気もする。
後、「アニメは子供のもの」という考えも改めるべきだろう。もはや「作品を表す手段」として定着しているし、どう考えても小学生以下をターゲットにしていない作品も多々ある。今では名作と呼ばれるほどになった「まどか☆マギカ」だって、初回放送時にクレームあったんだよね(第3話で)。「魔法少女」とあるからファンタジーものかと思って、子供に見せたら「アレ」だったらしい。しかし、これは親に責任があると思う。第一話からして「他とは違う」空気を出していたし、作品としての評価も高かったので、そうしたものに目を通しておくべきだった。親も「無条件に見せる」ことはやめて、きちんと吟味した上で見せるべきだろう。
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