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2020年2月 3日 (月)

「としまえん」、閉園の方向へ

23区内にある遊園地の中では、大規模な遊園地である「としまえん」。そのとしまえんが段階的に閉園する方向に向かっているそうです。
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2011年の東日本大震災を機に、東京都が西武グループに対し、土地の売却を要請していたそうで、これに応じるような形になるようです。土地の大半は東京都が買収。防災機能のある公園として整備する予定だそうです。そして残りの土地ですが、こちらはまだ決まった話ではないようですが、ワーナーブラザーズに貸与し、そこでハリーポッターのテーマパークを作る計画としているそうです。

しかし、としまえんって、かなり歴史のある遊園地だったんですね。開業はなんと、1926年。94年の歴史を持つ遊園地だったんですね。それだったら、後6年待って、100年を迎えてからでもよかったような気もします(日本の遊園地で1世紀の歴史を持つところはないでしょうし)。
しかも、23区内でこれだけ大規模なところも他にはないですし(多分、後楽園だってとしまえん程の規模には至らないでしょうし)。東京都の言い分も分からないでもないですが、こうした「遊園地」は残して欲しい思いもありますね。比較的、都市部に近いところに「よみうりランド」がありますが、交通の便はあまりいいと思わないですし、「東京サマーランド」に至っては、多摩地区の山の中ですからね。そういった意味でも、「遊びに行きやすい遊園地」なわけですよ。それを考えると、ちょっと寂しいですね。

それに、今更「ハリーポッター」関連のアトラクションを作るというのもねぇ。いくら、ユニバーサルスタジオジャパンがハリーポッターでV字回復したとはいえ、それを東京にも作る必要性が感じられないんですよね。ファンだったら、何処にあっても行きますし。逆にこんな風に分散しては、経済的な面でも広範囲に回らなくなると思うんですよね。
それと、何故外国作品に頼るのかというのもあります。日本にだって、世界に誇れるようなコンテンツがあるわけですよ。なぜ、それを主体としたものを作らない、自国の作品に自信を持てないのかが、不思議でなりません。実は、としまえんがある練馬区はアニメーション制作スタジオが集中している地域でして、区としても「アニメの街」を標榜して、まちづくりに力を入れてるんですよ。そうしたところに、力を入れるべきではないんでしょうかね。

とはいえ、としまえんが無くなるのはやっぱり寂しいですね。としまえんといえば、「ビジュアルクィーン撮影会」。名だたるグラビアアイドルを一堂に会して開催される、大規模な撮影会です。去年、私もようやく行ったのですが(この記事にまとめてます)、天気が良ければ、かなり楽しめる撮影会だったかなと。「段階的閉鎖」がどのように行われていくかが気になるところですが、としまえんが無くなったら(というか、あのプールが無くなったら)、もう開催されないんだろうなと。
実は、こうした大型のプールを持った施設の規約が年々厳しくなっているそうで、屋外で撮影会が開ける場所も年々減ってるんですよね。まあ、水着でなければ、まだまだやれるところはありますけど。でも、夏の眩しい日差しの下で撮るのは、屋内で撮るのとはまるで違いますからね。そういった意味でも、何かしらの形で残ってほしいなと、思います。

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