にゃん酷なにゃんこのテーゼ
今日は2月22日、「2」が3つ並んで「にゃんにゃんにゃん」となることで「猫の日」となっています。
今日はそんな「猫の日」にふさわしい曲を一曲。それが「にゃん酷なにゃんこのテーゼ」。
タイトルを聞いて見当が付くとは思いますが、オリジナルは「残酷な天使のテーゼ」。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌でしたね。これを、同じく高橋洋子さんが歌うのがこの曲です。で、何が違うのというと、
歌詞が「にゃあ」しかない
です。
全詞「にゃあ」だけで綴られているんですね。でも、ちゃんと曲になってるんですよ。特に間奏の「ラーラーラーラー」は「にゃあにゃあにゃあにゃあ」となるので、音的には無茶苦茶はまっており、世界観が全く変わっています。別な意味で名曲(「迷曲」?)です。
先日、Spotifyで聴いていたら、プレイリストに入ってたんですよね。で、聞いてみたら、高橋洋子さんが「にゃあにゃあ」と歌ってるんですよ。これには思わず笑っちゃいました。
しかし、なんでこんなのがと思っていたら、ジャケットアートが「にゃんこ大戦争」っぽい。で、調べてみたら、「エヴァンゲリオン」と「にゃんこ大戦争」がコラボをしていて、それで制作されてたんですね。しかし、高橋さんも、よくこんな企画に乗ったなと。
高橋洋子さんと言えば、やはり「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」とエヴァの(曲の)イメージが強いですが、本来はジャズがメインの歌手なんですよね。とは言え、Spotifyを覗いてみると、色々と企画アルバムを出されているんですね。中には「何故この曲を?」という選曲もあったりします。
例えば、2015年に発表された「20th century Boys & Girls Ⅱ」というアルバムには「カリキュラマシーンのテーマ」が収録されています。50代以上の人にとっては「懐かしい」と思える曲だと思います。これがジャズっぽいアレンジにされていまして、全く感じが変わっています。このアルバムには他にも「真っ赤なスカーフ」(「宇宙戦艦ヤマト」ED)、「ははうえさま」(「一休さん」ED)、「ふしぎなメルモ」(「ふしぎなメルモ」テーマ)といった昭和のアニメソングが収録されています(平成になりますが、「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」も収録されています)。他には「あなた」(小坂明子さんの名曲)や「夜明けのマイウェイ」(パルのヒット曲)、「愛のバラード」(「犬神家の一族」(1976年版)テーマ)が収録されています。
遡って2010年には「20th century Boys & Girls」が発表されており、こちらには「コブラ」(「スペースコブラ」OP)、「君をのせて」(「天空の城ラピュタ」テーマ)、「愛はブーメラン」(「うる星やつらビューティフルドリーマー」テーマ)、「炎のたからもの」(「ルパンⅢ世カリオストロの城」テーマ)、「光の天使」(「幻魔大戦」テーマ)、「キャンティのうた」(「アンデルセン物語」ED)と言ったアニメソングや「Goodbye Day」(来生たかおさんの代表曲。実はドラマ「愛のホットライン」の主題歌だったりします)、「人間の証明のテーマ」(映画「人間の証明」のテーマ)が収録されています。こちらの方が中身が濃い気がしますね。
また、2003年に発表された「L'ange de metamorphose」には「伝説巨人イデオン」のエンディングテーマであった「コスモスに君と」が収録されています(オリジナルは戸田恵子さんなんですよね)。
もっと掘り下げると、色々と出てくるかもしれませんね。
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